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仏教では・・・

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有り難し有り難し 19

こんにちは。
ご教授ください。

仏教では、死は穢れと見做していないというのが私の認識でした。
ところが、とあるセミナーで土地に関するデリケートな問題を扱った場面があり、"仏教あるいは神道において、生死や血液を穢れと見做しており・・・云々"とテキストに記載されておりました。

死や血液を穢れと見做しているのは神道ではないでしょうか?

講師の方曰く、お葬式の際、清め塩で穢れを払うように、
仏教で死は穢れなんですよねと説明されていましたが、私はそのような話を存じ上げません。

そのように説いておられる宗派があるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝読させて頂きました。
光禪 師のおっしゃる通り仏教では死はけがれではありません。
あなたの認識が正しいです。
けがれの意識は土着の民族意識や宗教に由来します。

ちなみに私はお通夜やお葬式でお塩は一切使いません。人が亡くなることにけがれはないですからね。

仏様に導かれていかれる清い方ですからけがれもないですし祓ったり清める必要はないですからね。

ただ神道や土着の習俗や習慣としてやっていらっしゃるのを無理に止めはしません。けがれはないとご説明させて頂くまでです。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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あなたの認識で正しいです

セミナーの先生の認識が間違えています。あなたのおっしゃる通り、仏教で死や血液を穢れとする考えは一切ありません。お葬式の時、塩を使うのは、多くの日本人が仏教と神道をあわせて信仰しているため(明治以前は神仏習合でそのへんごっちゃだった)、神道の考えにのっとり使用しているものと考えます。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

回答くださいましてありがとうございました。

仏様とご縁が結ばれる事に対して穢れと発言され、疑問と抵抗がありましたが、仏教ではやはり死は穢れではないとのことで、安心致しました。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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