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自分のしたいこと

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

初めて質問させて頂きます。

私は大学生です。しかし、遅刻や早退を繰り返した末、今はほとんど学校に行けていない状態です。
行かないといけないと分かっているのですが、体が動きません。

そこで、病院に行って話を聞いて頂いたところ、社会不安の傾向があると言われました。
私は、昔から人の評価が気にしすぎるところがあります。嫌われてないだろうか、傷つけてないだろうかと。

また、ちょっとでも悪口を言われたりすると、相手が軽い気持ちで言ったとしても、真剣に受け止めてしまいます。

気にしすぎるせいで、人との関わりが怖くなり、視線を合わせることさえもしんどくなってしまいました。

学校に行かなくなった理由は、はっきりとは分からないのですが、このように人間関係を築くのが難しいからというのが大きいのではないかなと思います。

学校に行かず、家にいるときはぼーっとしていることが多いのですが、このままでは本当にだめだと思っています。
学校に在籍するのにも多額のお金がいるし、それに奨学金を借りているので、学校に行けないのならば、将来の為にも中退するべきだと考えています。

しかし、今は自分がどうしたいのか、どうするべきなのかが全く分かりません。

最近、何も考えたくなくなり、一人で出かけたい思うようになりました。
何ヵ月もではなく、一人で何日か出掛けるようなものです。
家にいるだけでは、周りの世界が全然見えないので、だんだん暗くなってしまいます。
外に出掛けることで、こんなことしたい、こういう道を歩きたいと少しは思えたらいいなと。

学校に行きたい気持ちはあります。
しかし、行けない自分が情けないです。
自分でも、どうするべきか分からないのですが、自分探しの為にも、少し家を離れて出掛けたいです。

この考えはあまりよくないですか。

長々とすみません。
宜しければ、アドバイスを頂けると嬉しいです。
読んで頂き、ありがとうございました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

僕はそれで四国遍路にいきました。歩くことは「動く瞑想」です。

少しだけ僕の話を。

僕は、中学一年生の秋くらいまでは快活な少年だったと自負していましたが、その年の冬くらいにかるいハブを受け、クラス替えまでのたった3か月ほどでしたが、常に周りの視線が気になり、誰かのこそこそ話が全て自分への悪口なんじゃないかという疑心暗鬼のなかでとても辛い日々を過ごしました。
中学二年からはそんなこともなくなり、さらに高校からお坊さんの世界に入ってからはそんなこと全く気にしなくなりました。
しかし、高校卒業間際、僕がお坊さんをやめたいと思うくらいの挫折がありました。そのあとは、中学時代のトラウマがフラッシュバックし、すべてのお坊さん、周りの友人、先輩たちが心のどこかでは自分のことを嫌い、蔑んでいるのではないかという、中学生の時のような疑心暗鬼にとりつかれてしまいました。
しかも、中学校のように自然と忘れてしまえるようなものではなく、家からも出られず、消えてしまいたいと思う日々が続きました。

ただ、救いだったのが、僕がお坊さんだったことです。実家にあった「娘巡礼記」という、大正時代の女性の四国遍路記に出会い、親からも「なにもすることがないなら金は出してやるから四国にいってこい」と背中を押されたのもあり、四国へ旅立つことにしました。
そのすぐ前に祖父が亡くなったのもあり、その供養と、自身の懺悔としての四国遍路が始まりました。

ここでは割愛しますが、結論として四国遍路はとても素晴らしい出会いの連続でした。
歩くだけで町の人が声をかけてくれますし、遍路同士の出会いもあります。
野宿をしたり、嵐の日にたまたま声をかけてくれた人が家に泊めてくれたりもしました。
人と話すのがあれだけ怖かったのに、気づけば周りは知らない人だらけで、すぐ仲良しになれたのです。

そしてなにより、一人でらだひたすらに歩くと、様々なことを考えます。
歩きながら、今までのこと、自分のこと、周りのひとのこと、これからのこと。
本当に多くのことを考え、自分の中で解決することができました。
88番目の結願の時は、悩みから救ってくれた弘法大師と泣き祖父に手を合わせ、嗚咽するほど涙しました。本当に、四国に救われたのです。

人間、歩きながら考えたほうが記憶力や発想力が活発化するそうです(デューク更家談。笑)
まさに、歩くことは「動く瞑想」ともいえるでしょう。
一つの策として、ご一考を。

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