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部下の自死にどう向き合ったら良いのか?

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若い部下が自殺しました。
仕事が良く出来、性格も良く、今後を期待していました。仕事も忙しかったですが、死ぬほど苦しみを抱えているようには感じられませんでした。

ご遺族は職場の人間関係に問題があったのではないかと考えているようですが、私には全くそのように思えません。

遺書もなく、衝動的な死に方にも思いますが、死について自分の中で納得できず、何かに取り憑かれてしまっていたのか、自分に知り得なかった何か原因を抱えていたのか、わかるはずもない理由を求め続けてしまっています。ただ、死ぬほど苦しかったんだろうということだけを理解しようと自分に言い聞かせている状態です。

自責の念もあり、素直に笑うこともできず苦しい毎日を過ごしていますが、部下が暗闇に漂うことなく、成仏してくれていることを願うばかりです。

今後、私は部下の死にどう向き合って仕事を続けていけば良いのでしょう。部下の死を防げなかった者が、今後も組織で仕事を続けていく資格があるのでしょうか。また、同じことが起きないか、まさかの自体が、普段の生活で起きてしまうのではないか、心の苦しさから脱せずにいます。時の流れに任せて忘れたい気持ち、自分中心に考える気持ちから離れたい反面、ご遺族のためにも本人のためにも向き合わなければならないと感じてしまう部分もあり、相反する気持ちに苦しんでいます。
今は、部下が安らかに眠ってくれるよう手を合わすことだけが、自分にできることです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死は時に突発的に

あなたのおっしゃる文面を見るに、正直、あなたの部下が自死を選んだ理由はわかりません...
文面を見るだけで快活で、意欲あふれる若者だったとは思うのですが。
しかし、人というのは思いもよらぬ悩みを抱えていて、それがあたかも頭に銃口を据えているような心理状況になっていることがままあります。
その悩みは、他人には測り得ません。他人からすればくだらない悩みも、本人からすれば命に関わる悩みだったりします。
常に頭に銃口を据えている若者にとって、職場の何気ない言葉が引き金を引いた最後のきっかけになった可能性はあります。

しかし、それはあなたの責任ではありません。
冷たい言い方をするなら、自死の責任はどこまでいっても、その人本人なんです。
周りの状況がどうであれ、いかに虐げられても、自ら死を選ぶのは本人なんです。

あなたの文面を察するに、あなたは亡くなった部下を買っていたのでしょう。部下の自死はあなたにとっても苦痛なはずです。
どうか自分を責めないでください。
あなたが部下の死を悼む気持ちそのものが供養になります。
あなた自身の苦労は関係ありません。
ただ、死した部下のため、このまま祈り続けてください。

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自殺者の9割は「うつ」?

自殺した人の心理を分析してみると、自殺者の9割は「うつ」だと思われた、という専門家もいます。
自殺の9割は病死みたいなものだと受け入れましょう。
風邪をひくと鼻水やせきが症状として出るように、「うつ」になると自殺願望が症状として出る場合があるのです。
病気のなりやすさは個人差があります。
同じように仕事していても、内臓の病気になる部下も、腰痛や肩凝りになる部下も、うつ(脳・神経の不調)になる部下もいます。

その部下が、極端な残業やパワハラやいじめをされていて、あなたがそれを故意に放置していたのなら、あなたにも責任の一端があるでしょう。
しかし、そうではないなら、個人差の範囲、たまたま脳・神経が病気になりやすいタイプの部下だったのだ、ということです。
残念ですが、人の命や健康も無常。
いつかは皆死ぬのです。
夏は暑い、梅干しは酸っぱい、人は死ぬ。
それが現実です。
あまり悩むと、あなたまで「うつ」になりますよ。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

すぐにお返事くださりありがとうございました。事実として受け止め、祈り続ける事が供養につながるという事ですね。自死だけに今後のご遺族への接し方は慎重にせざるを得ないことも辛いところです。私としては、部下の思い出話を色々としたいのですが。

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