おじいちゃんを阿弥陀様に救い上げてもらう方法
おじいちゃんはいま病院で脳出血とがんで大変な状態です。
意思疎通もほぼできません。
おじいちゃんが必ず極楽浄土に行けるようにしたいのですが、自分には何ができますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたが成仏する事。
たった3行の質問文から、あなたの大変お優しい気持ちがしっかりと伝わってきました。
おじいちゃんが極楽浄土へ行けるようにとの事ですが、おじいちゃんはおじいちゃんのこれまでの業(行い)に応じて行くべきところが決まっていくでしょう。ですから万が一おじいちゃんが極楽浄土へ行けないとなった場合、他人がちょちょいのちょいと何か操作する事で行先を変えることは残念ながらできません。
あなたの優しさや思いやりは、ものを憐れみ、愛おしみ、育むことはできるけど、あなたもか弱きひとりの人間である以上、肉親とはいえ最後の最期まで助け遂げる事はまず不可能でしょう。だから、他ならぬあなたこそが仏になって思う存分おじいちゃんを助けてあげていただきたいと思います。
別にお坊さんになりなさいと言うつもりはありませんが、大切なおじいちゃんを救う為にも、どうか他ならぬあなた自身がすぐにでも仏道を歩みはじめてくださる事を願うばかりです。
南無阿弥陀仏 拝
悪人こそ救われる
阿弥陀如来様は選り好みしませんので、どのような人でも救うと思います。極楽浄土に行けるかどうかは見たことがないのでわかりませんが、今、あなたに出来る事をしてください。あなたの祖父さんは返事はしなくても意識はありますので、あなたがその純粋な気持ちでいつも話しかけて看取りをすれば病気の痛みも和らぎ安心して生きて涅槃されることでしょう。
臨終行儀
浄土宗では、臨終行儀という看取りの方法があります。
病人のそばに阿弥陀仏像を安置し、仏像と病人の手を五色のひもでつなぎます。
そして、病人のそばで「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえるのです。
本来は病人自身が念仏するのがよいですが、それができない場合は、周囲の人が念仏して、本人に聞かせるのです。
意識がないように見えても、耳から入った音は心に届いている可能性があります。
仏像までは用意しなくてもいいので、おじいさんに念仏を聞かせ、必ず極楽浄土にいけますよと言い聞かせてあげましょう。
臨終行儀の注意点としては、家族やこの世に未練を抱かせるようなことを避ける方がよいです。
家族が「死なないで」と泣き叫んだりするのは、NGとされます。
質問者からのお礼
みなさんありがとうございます。
そばにいたいと思います。
どうもありがとうございました。