hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

就職について

回答数回答 2
有り難し有り難し 15

はじめまして
以前テレビでこちらのサイトを拝見し、初めて利用させていただきます

私は高校でイラストの勉強をしたのですが、中学校の頃から合わせて6年間で一度も絵で賞というものを取れませんでした
私の通っていた高校はイラストの専門的な知識を勉強する高校だったので、周りの人も当然絵が上手い人ばかりでみんな私より絵が上手でした

高校を卒業する前に、『私の実力では絵を商売にして食べていくことは無理だ』と思い、絵を自分の職業にするのを諦めました

そうなると就職ということになるのですが、在学中はなかなか自分の条件にあう求人が見つからず、卒業後、就職についてサポートしてくれる場所に通いながら、求人を探してきました

いいなと思った求人を見つけても次の日になると、『本当に自分にできるんだろうか』とか『ちゃんと勤められるのだろうか』と変に深く悩んでしまいなかなか応募までたどり着きません
時々、『ちゃんとできるのか』という不安よりも『この仕事をしてみたい』という気持ちが勝る時があり応募したりもしたのですが、なかなか採用してもらえませんでした

母からは卒業後から1年という期限を提示されていて、今月で1年たってしまいます

さらに通っていたサポートしてくれる場所の期限も1年で、来月で通い初めてから1年たってしまい、昨日、その場所の職員の方に『厚労省から働きたいという意思の強い人だけに絞って相談にのってくれと言われた(その場所は厚労省に委託された場所です)。あなたはもうすぐで1年になるし、具体的な動きがないので、このままだとあなたをサポートできなくなる』と言われてしまいました

応募前にうじうじ考えて勝手に不安がっているばかりでなかなか応募できなかった自分が悪いですし、できるかどうかなんてやってみないと分からないというのは分かっているのですが、どうしても考えてしまいます

両親は家庭内別居をしていて、光熱費などは父と母が半分ずつ出しているのですが私と弟の食費などはほとんど母が払っています
母はパートで食品工場で働いており、忙しい時だと夜中まで帰ってこないこともあります

母は弟が高校に入学する頃には3人で家を出たいと言っています

その為にも私ははやく働き始めなければなりません

余計な事を考えず、いいなと思った求人に応募するにはどうすればいいでしょうか?

こんな質問ですみません


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去にやってきたことと今やりたいことは違う

過去にやってきたことと今やりたいことは違ってよいのです。
必ずしも絵をやってきたからと言って絵をやらなければいけないわけではありません。
五感の働きは五感の働き。やっているのはこの身心の活動に他なりません
過去に絵をやっていたお坊さんが、今あるお寺に入って私の心をお話しするたびに花を描いてくれています。
アートとは一つ究めれば、それが仮に描くというアートでも、そこから響かせる。香らせる、暖かさを添える、やさしい働きに転ずるということができるのです。
私はエレキギターを弾きます。
ここでの今の回答も私にとっては、アート活動、演奏、アクション、観音千手のワンハンドの一つでもあります。
名画は世界の一瞬の美しさを捉えますが、その描かれる世界はいつも変化しています。
その心を悟れば、今日の世界で今日のアートがペイント、プレイ、アート、表現されるばかりで仕事もそれにたがうことではないはずです。
自己のやること、自己の活動に限りは無く、無限の働きをなせるものです。
観音経にはこうあります。
「自己は無我なれば33(無限)身に身を転じて、様々な形で現れ、その働きをなす。」
「無垢清浄の光は常に現前にありて、これよく智慧の働きをなし迷い苦しみの炎を滅除す。」
観音、観自在とは、自己が無我なる様子です。
坐禅・禅定によって自己の本来の無我なるハタラキを用いえれば、どこに居ても何をしていても、自己の活動でないものはありません。
「為せば成る」とは世俗的な意味では、やれば効果があらわれる、結果が現れるというものですが、自身の心が凝り固まった「わたし」「わたしの」というところが無くなった活動は無限の働きをなすものです。
千手観音は何故、手が千本、目が千もあるのか。
これをテーマに無我、自在の行を行じてみてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

まずはやってみる。

ミャーコさん、こんにちは。

イラストをやっているのですね。私もラクガキレベルで楽しんでいます(pixivで見てね)。

ビジネスとしてやるのなら賞もとるレベルも必要だけど、自分の表現をするのであれば余り関係ないですね。さらにいえば賞を取るレベル、上手いからといって仕事になるものでもありません。仕事にできるのは、本当に1%もありません。ほとんどが関連業務です。アートで成功するのは本当に奇跡なのですよ(笑)

だからミャーコさんもアートは続けてください。そして公開しているうちに仕事にもなるかも知れませんぐらいの軽いレベルで頑張りましょう。

仕事ですが、自分のあった仕事なんてそうそう見つかるものではありません。ある程度の条件があれば、まずはやってみるということです。そして合わずに苦しくて続けられなくなったら辞めて、またあらたな仕事を探せばいいんですよ。そのぐらいの軽い気持ちで、チャレンジしてみてください。

がんばって!アート仲間としても応援しますよ。いつでもご相談を!合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ