今の自分が優しさをもらっていいのか
今までの私の過ちのご相談をさせていただきました。そんな私ですが、主人もちろんですが、周りの何も知らない人達が本当に私に優しく良くしてくれます。それが苦しいです…過去の私のした事を知ったら許してもらえないだろうと。
今の職場の人達なのですが、あまり笑わなくなった私を気遣ってくれます。仕事は適当にこなしなよ!とアドバイスくれたり、社長の奥様も要望があれば遠慮なくね!とメールくれたり、社長も息抜きしながら働けよと言ってくれます。それが申し訳ないと思い、普通にしなきゃと思うのですが、自分のした事を考えると自分で許せなくて周りの人に申し訳ないと思ってしまうのです。
他の人の何気ない話を聞いては何で私は道を踏み外してしまったのだろう…とみんなをうらやましく思い落ち込んで職場を暗くしてしまいそうです。普通に…普通に…が出来ずにいます。
私はいつまでたっても自己中なのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
たこ(他己)
他己という言葉があります。
「たこ」さんだけに。あなたは「他己」に苦しめられているのです。
「他己」とは、他を想う己の中の働き。つまり他人さまを想う自分の中の思いです。
他者と言ったって、そこに存在していても自分の中で意識した時だけしか現れません。
大通りを歩いてそこに人がうじゃうじゃいた時、他人の一人一人を認識できませんでしょう。
誰かの一人一人を意識するのが私たちの働きです。
あなたがあなたの中に現われる不倫相手やご主人や会社の社長や同僚、家族、知人。
それが「あなたの中の他者意識」=他己なのです。
あなたが相手にしているのは、実物ではない。
あの人はきっとこう思っているだろう、ああ、私は何故こんなことをしてしまったのだ、という自己意識でしょう?その自己意識がすべて問題の根源です。
他をあれこれ思う自己意識で苦しんでいる。
自分をあれこれ責める自己意識で苦しんでいる。
そのおのれの意識を見つめて、自分が自分の思いに苦しんでいることを見抜く他ありません。
あなたが相手にしているのはあなたの思いでしかない。
あなたが相手にしているのは自分の中の「他人さま」意識でしかない。
いまだ本当のご主人に出会っていない。
後ろめたい気持ちが先立って子供たちにも向き合っていない。
全部自分の中でやっている。
「他己」に振り回されているのです。
しっかりせんかいこのタコ!と言いたいところですが、またしてもぐずぐずいいそうですから止めておきます。
この回答を受けた後に私に対してもアレコレ思い、自責する。それがイカンと言ってるのですから、それをやめることです。愚痴をこぼすのは反省ではありません。自分を責めるのも反省ではありません。
しっかり子育てとご主人に尽くすこと。それが誠意です。
自分が不倫という非(火)を起こしていながら、まだ悲劇の「ヒロインぶる」のはおカド違い。
無駄に自分を責めて無益な事をするのも、もう今日限りでやめにしてください。以上を踏まえて本人様たちだけを相手にすれば素直にやさしさを受け止めるでしょう。罪は罪ですが、もう終わったことです。責められることが起こったらそこで素直に受け止めればいい。今はもう誰も責めていない。だったら、今を素直に受け止めるのです。
唯仏当承知
唯、まさに仏のみ承知す
いっそバツを受けた方がすっきりします。
しかし誰にも言う必要はありません。
仏様だけがすべてご存知。でも仏様は誰に対しても絶対にバチは当てません。
あなたが後悔しているならばその罪滅ぼしをすればいいのです。
正しく生きる、明るく生きる。それが辛いというならそれこそが罪の償いになるはずです。
今は素直に優しさを受け入れましょう。
普通にしようとするのではない
そのままでいいのです。何かしようとするからうまくいかない。思いを優先し、自分を責めることも、何かをしようとすること。新しいことをしてどうにかならないものかと考えるのではなく、
目の前に居る人を大切にしていけばいいのでしょう。優しくされたら感謝をすればいいだけ。旦那さまやお子さんが目の前にいれば、その家族にたくさんの愛を注げばいいのです。他に何にもする必要ないでしょう。
質問者からのお礼
四次元様、ありがとうございます。
正しく生きる。明るく生きる。
私は
正しく生きたい。
明るく生きたいです。
素直に受け入れたいです。
丹下様
後ろめたさから子供と主人に向き合えていないのも事実です。おっしゃる通り見えているのでしょうか…目の前の人をしっかり見て優しさを素直に受け取ります。
このタコ!
久しぶりに心がほっこりしました。変ですね…枯れたと思っていた涙も出ました。
春にはご縁があれば子供が埼玉です。
ずっと死にたい消えたいと逃げ出したかった私も少し変われたらお寺に行かせていただきたいと望みが出てきました。
邦元様
そのまま感謝する、素直に受け取る、家族に愛を注ぐ…見失っていました。
ありがとうございます。
皆様からいただいたもの。
何度も読み返していきます。
ありがとうございます。