先輩の説教に心の中で逆ギレしてしまいます。
私は社会人2年目になったばかりの者です。
私は仕事でのミスがかなり多いです。
ただ、そこで素直に反省出来ればきっと良いのでしょうが、私は心の中で逆ギレしてしまいます。
「普段は教えてくれない先輩なのに、説教の時だけ先輩面してムカつく」「そんな事教えてもらってないのに分からない」など心の中でふて腐れて、結局また別の所でミスして、同じようなことの繰り返しです。
また、そんな風に考える癖にミスをするとかなり凹むので、もういい加減先輩に呆れられて見放されるんじゃないか、と思って先輩に壁を作ってしまいます。
それで結果分からない事を聞けずミスをして怒られて~の無限ループばかりです。
後輩も入ってきてみっともない姿を見せるのも嫌だし、こういった考え方を辞めたいと思うのですが、なかなか素直に説教を受け入れられない自分がいます。
よろしければこんな自分にアドバイスを頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
目標を遠くに置いてみては
結論から先に言いますと、その先輩に教えてもらわないと先に進めないのですから、その先輩との関係を浴していかないかぎり、その職場でのあなたの未来はない、分からないことは尋ねて教えてもらう以外にブレークスルーする方法はないわけです。腹が立つとか逆ギレとか言っていても仕方ないです。
文面からすると、先輩は特別に悪い性格じゃなさそうです(違うかもしれませんが)。荒廃らしく素直に尋ねて教えを請えば何とかなるようにお尋ねの文を拝読した限りでは判断できます。
とはいえ、なかなかうまくいかないと思いますから、目の置き所を変えてみませんか。それが表題に記した「目標を遠くに置く」ということです。といっても、社長になって……、ということではなく、寸年後くらいでいいわけです。自分が先輩として指導する立場になる、給料を貯金して何かを買いたい、旅行にいきたい、結婚して家のローンを組んで子どもを育てて、くらいの遠い目標です。
そして、その目標に達するために、今は「聞くは一時の恥」と思って先輩に教えを乞う。目標が定まれば、目先のことへの対処法がみえてくるかもしれません。
私が感じているように、先輩が特別なモンスターではないなら、きっとブレークスルーですましよ。
プライドの煩悩があるから
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は、悩み苦しみの原因になります。
プライドの煩悩は誰にでもあります。
中学生に親が「勉強しなさい」と言ったら、中学生は「うるさいな、今やろうと思ってたんだ」と逆ギレします。
中学生は、自分でも勉強した方がよいと理解している。親が言ってることが正しいと頭では理解している。
しかし、プライドの煩悩があるから、勉強をしていない自分を否定されると、「うるさいな」と、プライドから怒りの煩悩が誘発されるのです。
あるいは、怠けの煩悩がある場合も、頭では勉強すべきと理解しているのに、怠け(面倒くさい)が勝って「うるさいな」となります。
あなたは、このような心のしくみを理解してください。
むかかついたときは、心の中で「欲・怒り・怠け・プライド」と念じて、自分で自分の煩悩(ストレスの原因)をスキャンする癖をつけましょう。
これを毎日続けたら、あなたは素晴らしい人格者に成長できるかもしれません。