入仏法要について
浄土真宗に限ったことになってしまい申し訳ありませんが…
祖父が先月23日に亡くなり、5月中旬手前ごろに七七忌を行います。
それよりも前になってしまいますが、すでに仏壇を購入し、5月3日に入仏法要の予定です。
お坊さんの視点で教えていただきたいのですが、この際のお布施の表書き、金額はどういった感じになりますでしょうか??
また、無知で申し訳ないのですが、ほかの宗派でもこういったことはあるのでしょうか?
(興味があります。)
よろしくお願いします。
他人がチヤホヤされていると、あたしなんて…となってしまいます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
南無阿弥陀仏 【補足追記あり】
祖父様のご命終に哀悼の意を表します。
南無阿弥陀仏
封筒の表書きは「御布施」あるいは「入仏法要御布施」でよいと思います。金額については地域柄や、それぞれの経済状況等ありますので何とも申し上げられません。「お気持ちで」ということになります。
どうしても不安でしたらご近所さんや親族に相談してみてはいかがでしょうか。けして無理して多く包む必要もありません。いくらであっても有り難く頂戴いたします。無理して多く包む必要もありません
御布施というのはお布施する側にとっても執着を手放すという行(ぎょう)でありますし、世間での大事なものであるお金という価値観を超えて、本当に大切なものである仏道に出会った喜びから、それまで大事であったと思っていた価値観(お金)を喜んで手放すという「喜捨(きしゃ)」という意味合いもあります。
さて、他の宗派でもお仏壇・ご本尊、あるいはお墓などをを設置・お迎えされた際には「開眼供養」、「入魂式」、「魂入れ」などという名称で同様の法要を営むと思います。
なお、浄土真宗では仏壇やご本尊に「魂を入れる」という考え方はしませんのでお仏壇を入れられたという「入仏法要」という名称になることと思います。
もちろんここで大事なのはモノとしての「仏壇」を入れるということでなく、ご本尊(私の生活の中心)としての阿弥陀様とその世界(浄土)の荘厳を模した仏壇を「お内仏」として迎え、そのお給仕をとおして私が仏道に入らせていただくということかと存じます。
また、七七忌(49日)についても「四十九日」、「満中陰」、「尽七日」などといった名称で多宗派でも法要を営むと思いますよ。
祖父様の供養が良いご仏縁となることを念じております。
「お布施」は「おもてなし」
表書きは「お布施」が良いでしょう。
地域によると思いますが、1~3万円というところでしょうか。
たとえ30分や1時間で終わる法要であったとしても、そのために、まる1日のスケジュールを空けたり変更したりしなければならない場合があります。
そういう意味では、最低でも「日給」くらいの金額は礼儀だと、私は考えます。
年忌法要などでは、「御車代」として別に5千円くらいを包む場合があります。
たしかにお布施は「お気持ち」ですが、ご住職のスケジュール調整などまで配慮した上での「お気持ち」で布施するのが、単なる「サービス料金」ではない、人と人との暖かいお付き合いではないでしょうか。
お布施は、「おもてなし」と言い替えることもできるかもしれませんね。
「おもてなし」ということは、「来ていただいた」(もしかしたら来てもらえなったかもしれない)という気持ちが大事でしょうね。
「それが坊さんの仕事なんだから来て当たり前」、ではなく。
一方、お坊さん側としては、私は、「お布施なんかもらえなくても、お坊さんを必要としてもらえること、呼んでもらえること自体がうれしい」という気持ちを忘れないようにしたいです。
お悔やみを申し上げます。
表書き・金額については吉武師と同です。お寺さんにお渡しするものは、お経の対価ではないので、「御布施」と書き「○○料」や「○○代」という書き方は避けましょう。
私は曹洞宗ですが、仏壇や仏壇のほとけさまを新しく迎える時に魂をいれる式をおこないます。呼び方が「仏壇開眼(かいげん)法要」となります。
またお仏壇は「位牌箱」ではなく、ご家庭にある小さなお寺です。仏壇には必ずご本尊さま(浄土真宗でしたら阿弥陀如来かな)をお迎え入れましょう。
質問者からのお礼
お答えいただきましたお坊さん方、本当にありがとうございました。
いただきました皆さんの意見も取り入れ、先日滞りなく入仏法要をすませることができました。
また、興味深いお話もいただけて、しっかり記憶にとどめておきたいと思いました。
またお世話になるかと思いますが、よろしくお願いします…!