考えすぎ、心配しすぎる癖
私はもともと人から心配性だなと言われるのですが、ちょっとしたことで考えすぎて心配してしまいます。
例えば何か不幸なニュースを知った時に「自分や家族、友達や恋人にこんなことが起こったらどうしよう…」と思いすぎたり、ネットでそのニュースについて言及している人のいろんな意見に左右されて不安が大きくなったりもします。ひどい時は夜も眠れなくなったり、足が震えたり、好きなことをしても気分が晴れません。
心配のしすぎは体によくないよ、と言われますし私自身も苦しいので少しでもこれを改善したいです。どうすればいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「妄想」をストップ
ニュースを見たときに恐怖を感じたりする感性は、社会に出て仕事するときにも役立つはずです。
他人の失敗をバカにする人より、他人の失敗を自分に置き換えて恐怖できる人のほうが良いのです。
しかし、ニュースのことを夜に寝るときに繰り返し考える必要はありません。
同じことを何度も考えてしまい、特に新しいアイデアが浮かぶわけでもなく、嫌な感情だけが増幅してしまうような場合、そのような思考の堂々巡りに対しては、「妄想」だと気づいてください。
心の中で「妄想」とラベルをペッタン貼って、そのことを考えるのは停止し、別のことを考えたり、別のことをやりましょう。
また、妄想してしまう原因の一つに、「わからない」ことがあります。
突然ですがクイズです。日本の首都は?答えは東京ですね。
答えがわかっている場合、何度も「日本の首都は?」を考える必要はないので、妄想しません。
わからないことについては、色々妄想してしまう。
なので、社会のことを勉強なさって、「わからない」を減らすのも良いですね。
それでもわかりっこないこと、確かめようのないこと、また、今は考える必要のないことには、「妄想」ラベルをペッタンで。
実物以外相手にしなければいい
思いばかり相手にしていませんか?
実物は決して心配させません。
傷つけません。
目玉は実物を見ても減りもしないし増えもしません。
ところが、その直後、2nd時点で思いをオプション的に付随させ、そっちの方で苦しんでいることを自覚してください。
そうすれば、その思いに染まらない様に気を付けるようになりましょう。
そうすれば、実物以外相手にしなくなりますから、当の本人、気にしている出来事と、リアルタイムで現場で出くわすまでは絶対に出会わないという事がわかるはずです。
それによって、苦しみから解き放たれる事でしょう。
質問者からのお礼
ありがとうございました。今までは何か意識することもないまま苦しんでいたので、思いを相手に苦しまない、実物以外相手にしないこと、妄想ラベルを貼ること、意識して気をつけます。砂糖の入った甘いものも日頃よく食べているのでそれもやめてみようと思います。