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許したいけれど。葛藤とはどう向き合えば?

回答数回答 4
有り難し有り難し 48

優しかった夫と義父母は、結婚後に豹変しました。義父母から金銭要求をされたり暴言を吐かれたりと辛い同居生活を強いられ、毎日自殺を考えるほどでした。夫は途中まで味方でいてくれましたが、私が出産のため里帰りし離れている間に義父母に説得され態度が一変しました。
一方的に連絡を絶たれるとと同時に私が悪いからだと罵られるようになり、結果的に一度もまともに話し合いもしてもらえないまま弁護士を通して離婚することになりました。

色々な事情を省いているので分かりづらいかと思いますが、二つとても心に引っ掛かることがあります。

1つは息子に対してです。もし無理して義父母のもとへ帰っていれば、私と同様に激しく苛められていたことが容易に想像できますので(妊娠時からお金がかかるからいらないと言われていた)、そのような場所で育つよりは今の実家の方が間違いなく皆に愛されていて幸せだと思っています。私なりに息子の幸せを一番に考えた結果でしたが、一人よがりなのでしょうか。父親のいない状況は本当は彼のためではないのかといつも自問自答し苦しいです。いなくても頑張ってその分以上の愛情を注ごう!とは思うのですが。

二つ目は元夫に対してです。離れるまでは本当に優しく自慢のいい主人だったのに、といまだにどこかで信じられないところがあります。離れたあとの数少ないメールの文や電話での会話を思い出すと離婚も納得なのですが。本当に好きだったし大切にしてもらっていたと思っているので、【幸せになってほしい】と思います。ですが、職場の同僚に嘘の離婚理由を好き勝手に流し全責任を私に転嫁したり、弁護士を通した書類のなかで付き合っている(幸せだと感じていた期間)のことまで私を罵り否定してくるようになり、素直に幸せになってほしいと思えなくなったり、その反対のことまで頭をよぎってしまったりして、自己嫌悪します。
また、自分でそういったことを言う人ではなかったので義父母の差し金だなと感じ、怒りを覚えてしまいます。

こういった心の葛藤とはどう向き合えばいいのでしょうか。時間が解決してくれるのでしょうか。
許す心が大切だと思ってもまだ苦しい時があります。どうぞ教えてください。 


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前を向く

息子さんを片親にしたことについて。
息子さんはやがてあなたの強い味方となります。信じてください。
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元夫への思いについて。
離婚という結果が出ているのです。
息子さんとあなた、二人の幸せに不必要な思いは今ここに、全部置いていきなさい。
僕が残らず預かります。

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「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れ...
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彼の能力が低かった。

善悪の問題も、みもふたもない言い方をすると、「能力があるかないか」なのです。
彼があなたとお子さんにやったことは、悪いことだったと思います。
しかし、それが彼の能力の限界だったのです。
つまり、頭も心も余裕がなくテンパっていた、その程度の容量しかなかったのです。
悪い奴だから恨む、とかではないのです。
彼の心には、その程度の能力しかなかったのです。
もっと知恵が働く人だったら、何とか工夫して義父母からあなたやお子さんを守れたはず。
もっと心に余裕があれば、義父母に何を言われても口笛ふきながら普通に妻子と笑えたはず。
もっと経済力があれば、義父母に充分に小遣いをあげて、妻子も普通に守れたはず。
彼だってそうしたかったはずです。
好きになって結婚した相手と自分の子供なんだから、助けられるものなら助けるでしょう。
しかし、そんな能力がない男だったのです。
やる気や根性の問題でもなく、圧倒的に実力不足だったのです。
彼は彼なりに必死でもがいて生きているのですが、能力がなかったために妻子を幸せにできなかった、憐れなおバカさんなのです。
もしも彼に子供を慈しむ気持ちがあるなら、わずかでも養育費をもらいましょう。
子供は、養育費をもらうことで、両親は離婚しても父との絆はつながっている、と感じることができます。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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それは相手の問題ではなく、相手を問題にするあなたの問題。

人のことが気になってしょうがない。
その問題の本質は、こちらが悪しざまに言われていることがイヤだ、苦しいということです。
自分の事を悪しざまに言われて「何かがすり減っているかのように感じる」ことですが、実際には何も減っていませんのでご安心ください。
「あの人が私のことをこう思っているに違いない」
「あの人が私を攻撃し続けている」
「あの人が私を軽んじている、無きものにしようとしている、けなしている」
【…のではないか(-_-;)…。】
↑ のではないか という不安な思いこそがその煩悩の正体です。
つまり、自分と相手の真実相が観えなくなってしまっている状態なだけです。
「今」その相手は、口を大きく開いてたった今もあなたへのスピーカーから100wの悪口音声が出ているでしょうか?町内放送のように今もあなたの悪口を言いふらしているでしょうか?いいえ(^<^)
その音声が鳴り響いている場所はたった一ヶ所。
あなたのアタマの中でのみ。
確かに、相手がそういう言動があったにせよ、何度も繰り返しているREPLAY機能を作動させているのは、あなた自身。
そこに気づいてみましょう。
もう一度、アナタ自身から自らへ質問してみましょう。
「今も、その悪口がそこで実際の事として鳴り響いているだろうか?」「いいえ」
物事は正しく見て、自分の思いから解放されるのです。
正しく見るとは、【アタマの中ではなく、今本当に現実現場でリアルタイムでそれが起こっているかどうか】を見極めることです。それによってあなたは今後、悪口や心の葛藤にも屈さなくなります。

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今は許せない時なのだと思いますよ。

はちさん

結婚生活においては
“義父母から金銭要求をされたり暴言を吐かれたりと辛い同居生活を強いられ、毎日自殺を考えるほどで”、

離婚した後も
父親がいないことが
息子に対してよかったのかと自問自答し、

元夫に対しても
幸せになってほしいと思えない自分自身に対して
自己嫌悪されている。

本当に苦しい経験をされましたね。

文章を読んだ限り
はちさんの誠実な人柄と
自分自身を冷静に振り返っておられるように思います。

息子さんに対してですが
仮に、
「父親がいた方が、息子のためにいいと思ったので
辛い環境に我慢し、息子にも我慢させています。」
と言った方が独りよがりではないかと思います。

はちさんは息子さんのためにも
離婚せざるを得なかったのでしょう。
独りよがりでしょうかと問いを立てる人に
身勝手な人はあまりいないと思います。

元夫に対して
【幸せになってほしい】と思えなくなってしまったことに
自己嫌悪しているとのことですが

はちさんが
元夫に幸せになってほしいと思っていた気持ちは
元夫が優しく、大切にされていたから思っていたのでしょう。
責任転換をされたり、罵り否定されたら
思えなくなって当然ではないかと思います。

今は許せない時なのだと思いますよ。
許せる時に許せばいいのではないでしょうか。

教えの言葉に以下のようなものがあります。

「よきこころのおこるも、宿善(しゅくぜん)のもよおすゆえなり。悪事(あしきこと)のおもわれせらるるも、悪業(あくごう)のはからうゆえなり。」

現代語訳 善(よ)い行いをしようという思いも、善を促す無数の背景や条件から起こってくるものであり、悪い行いが心に浮かぶのも、思いを超えた無数の背景や条件がそうさせるのである。

“仏かねてしろしめして、煩悩具足の凡夫とおおせられたることなれば、他力の悲願は、かくのごときのわれらがためなりけりとしられて、いよいよたのもしくおぼゆるなり。”

現代語訳 仏さまは昔から私たちを見通されて『縁に振り回されている愚か者よ』とおっしゃっているのですから、仏さまの願いは、このような私たちのためなのだと受け止められて、いよいよ頼もしく感じられるのです。

本当は何をすべきなのだろうか
(仏様は自分に何を願われているのだろうか)
と思いを馳せてみて下さい。

参考 親鸞仏教センター

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
心が軽くなります。

養育費も支払いたくない、支払えないと言われているので、自分の子供にすら愛情がないのかなあと不思議に思います。そんな人だったのですね。

息子と、そして支えてくれる家族に感謝して頑張ります。
お優しい言葉、ありがとうございました。絶対に忘れません。

ありがとうございます。
なるほどその通りですね。負のスパイラルを作っているのは自分ですね。
自分に負けないようにも、ちゃんとした真実と現実を見るよう頑張ります。

ありがとうございます。仏様は何を願われているのか、しっかり自身に問うてみます。
ありがたいお言葉を教えていただいてありがとうございます。

許せるときに許せばいいとのお言葉に何だか肩の力が抜けました。今すぐしなきゃと何故か焦っていました。自分の心を良くしておきたいと思う心にも隙がたくさんあるのですね。もっと余裕と見渡せる目を持てるよう努めたいと思います。

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