hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

嫌なことの忘れ方

回答数回答 2
有り難し有り難し 81

酷いことを言われて傷ついたことが何回かあるのですが、その時の状況が忘れられません。

どうやったら忘れられますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

腹をくくれば迷いは消える

他人の意見を間に受けてしまうことで、人は心に深く傷がつきます。
しかし、真面目に相手の言葉を受け止めることはとても素晴らしいお心構えをしておられます。

時間薬という言葉があります。ときの流れとともに薄れていくことを待つしかないときもあります。

また、別の見方をするようにすることです。例えば、幼稚園児に罵声を浴びさせられたとしても、間に受けずに流せる心があると思います。

嫌なことを感じるということは同じ目線に立っているということなのです。嫌な人と同じ立場に立つのではなく、自身は遥かに優れているから可愛そうな方なのだと、見てあげる慈悲の心を発心する意識が大切ですね。

さよならできる相手なら、放ったらかしにすれば済むこともできます。しかし、向き合っていかなければいけない相手なら、嫌な思いをしないために知恵を働かせ、苦難が生じないように立ち回る策を考えてみてはどうでしょう。

世の中で無駄なことは無しと言葉がありますように、また類似する環境が遭遇しないようにも、成長の糧と信じていきましょう。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
このお坊さんを応援する

忘れることはなかなかできませんが、思い出しそうになったらその都度他のことに意識を向けるのがいいと思いますよ。
例えば、思い出しそうになったら、目の前の景色を見て、何が見えるか、形は?、色は?、右には何が見える?、左には何が見える?、というふうに目の前のリアルな現実を見るのです。
その瞬間、頭の中の嫌な記憶が一瞬で消えます。
でも、また思い出そうとするでしょう。
そうしたらまた目の前のものをしっかり見るのです。
そのように他のことに意識を向けて、思い出さないようにしてみてくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

三宅さま
優しいご回答ありがとうございます。

辛い思い出が脳裏に浮かんだときは違うものに目を向けることが大切ですね。

コメント読んだ瞬間に元気が出ました。
ありがとうございます。

法源さま
素晴らしいご回答ありがとうございます。

確かに酷いことを言ってきた人と同じ位置にいたので「ルールを破ってばかりいるあの人に軽く注意しただけなのにあんなに罵られるなんて腹が立つ」

とか
「学生時代に私と関わったことがないのに私のことを嫌ってる人に好かれたいから嫌がらせしてきたあの人、いつまでたっても忘れられない」
とかずっとその酷い人が脳裏に残ってその残像と戦ってきました。

これからは自分が明らかに間違っていないと自信を持ってる場合は、「自分よりも劣った人が言ったことにいちいち腹を立てるのはやめよう。それだけ未熟な人なんだ」って言い聞かせられます。

すごく心がスッとしました。
自分が間違ったことをしてないのに「自分がやったことが相手の行動になってる」って自己啓発本を読んだことがあってずっとそれを引きずっていたので、やっとその思い込みから解放されました。

ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ