僧侶ではなく
アドバイスお願いいたします。
勉強をしていく中でお大師さまに関わる、お寺に関わることに仕事として携われないだろうかと思うようになりました。僧侶ではなくともお寺に携わる仕事はどのようなものがあるのでしょうか。
家庭の事情によりこの先数年は実家住まいで今の仕事は辞められませんが50歳以降でも就ける仕事はあるでしょうか?またあるとすればどのように探したら良いのでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
僧侶として生きるのがよいのでは?
僧侶っていうのは僧的な生き方を進める人たちのことであって、僧侶になると色々大変です。
菩提心をもって利他の精神や悟りを求める気持ちがあって、戒律を重んじたり、六波羅蜜、八大人覚などを普段の生活で実践すればどこにあっても、僧侶的な生き方になります。
信者としてお寺に貢献しては?
正直、職業としてお寺で勤めるチャンスは少ないと思います。
観光客がたくさん来るような大寺院であれば、受付や事務の職員を雇っているお寺もあると思いますが、中途採用で、そのような求人は少ないと思います。
お寺の掃除などで人を雇っているところもあるかもしれませんが。
職業としてではなく、檀信徒としてお寺に貢献するのはどうでしょうか。
ボランティアで境内の掃除をさせていただいたり、お花やお供え物を持参されたり。
あと、修行僧の袈裟代を寄付するというのも素晴らしい布施行だと思います。
袈裟代の寄付を募っている宗派はあります。
浄土宗では、修行僧が身につける袈裟に、亡くなった方(寄付した信徒が供養したい対象)の戒名がたくさん書かれています。
たくさんの方々の寄付(布施)で作られた袈裟だからです。
私も、20年以上前にいただいたその袈裟を、今でも使っています。
ボランティアとして
そらまめさん、はじめまして。質問を拝読しました。
そらまめさんはお寺に関わることができないかと探しておられるのですね。
「お大師さま」と書き込んでおられるのでピンと来て回答いたします。
寺院によりますが、月に一度ぐらいのペースで何らかの行事をしていることがあります。
参加者の接待など寺方として人手があるとうれしいことがあります。
また、年に一度ぐらいは小さな行事が、数年に一度は大きな行事の当番が回ってくることがあります。このときにも人手があるとうれしいものです。
たいていは人手が必要なときは檀家さんなり、普段から寺に出入りしている人に声をかけて手伝ってもらうことになります。
そらまめさんも、寺院の行事などにボランティアとして参加できないか聞いてみるのもいいと思います。できれば寺院で行っている行事(写経など)に参加して、普段から寺方と面識があるようにしておくとよりスムーズだと思います。
お大師さまが出家した理由は「仏教ですべての人を救いたいから」でした。
誰かの助けになることはお大師さまの誓願にかなうことです。ボランティアとして関わる方法を模索してみてください。良い御縁があることを祈念しております。
質問者からのお礼
願誉浄史 様
アドバイスありがとうございます。なかなかそのような道は難しいのですね。職としたいという気持ちがそもそも欲なのでしょうね。今の自分にできる範囲で寄付というのはしておりますが、袈裟の寄付は存じませんでした。勉強をこれからも続けてご縁を授かれるよう精進いたします。
丹下覚元 様
ありがとうございました。僧侶として、職としての僧侶を志しているのではありませんが心持ち次第で僧侶のように生きることはあり得るのかもしれません。まだまだ私は欲深いようで自分の気持ちばかりで質問いたしました。さらに学び精進いたします。
中村太釈 様
ありがとうございます。勉強を始め東京別院にお参りするようになり四年目となります。阿字月並御影供に仕事の都合がつく時には参詣しており何か私にもお手伝いが出来ないかと思いながらまだまだ新参者である上、性格もあり口に出せません。でもアドバイスを拝読し、お大師さまのお気持ちにハッといたしました。誰かの助けになれるよう勇気を持ち言葉にして模索していこうと思います。大慈大悲を胸に精進いたします。
大変申し訳ありません。字が抜けてしまいました。阿字→阿字観、でございます。