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ほとけ

回答数回答 4
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お坊さんって儲かるのですか?
儲からないなら、お坊さんという存在はどのようにして成り立っているのですか?
なくなってしまいそうです。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

貯金残高60万

そんな儲かりません。
ウチは貧乏です。お金あるお寺はうらやましいです。
僧侶の世界は経済的に恵まれるお寺はものすごく恵まれて、ウチのお寺のように檀家さんも墓地もないお寺は全然お金はたまって行きません。
ウチは貧乏です。貧困山金欠寺と改めようかと。
今月も貯金が少なくて保険料が引き落とせなかったとの通知が来ました。
家にあるお金を全部入れて60万でした。
ガチです。マジです。むしろご支援頂きたいほどです。
回答沢山してるから儲かってるんじゃねーかって思っている人もいるでしょうが、ぶっちゃけウチ、貧乏です。
お葬式とか法事が沢山入るお寺さんは経済的に潤っていると思います。
何かとお金のかかる時代です。
僧侶の生活はお布施で成り立っているものでして、いよいよ危うくなったら人によったら他の仕事やるしかないのです。
お金がガッポリ入るお寺はむしろ回答しないんじゃ無いでしょうか。
仮に儲かっていても「儲かってますよ」とかいうわけないですって。
哀れな坊主に活動支援のお恵みを。
いや、ホンットに無いっす。
あるところはホンットにあるんスよ。
立地条件とか、人の集まる場にお寺があるとかで金銭的格差が生じます。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

おはようございます。

 まずお坊さんは「職業」じゃないんだ。仏教の教えに即して生活している人の事をいうんだ。それを檀家さんや信者さんにお布施などの形で支援していただいているという形なんだ。お布施はお経の代金じゃない。だから儲かる/儲からない という視点はもってない。「少欲知足」という言葉がある。欲を少なくして今あるもので足りているという考え方だ。だから私は今の状態で満足だ。

 とはいっても私たちも食べて行かなくちゃならない。光熱費もかかるし、税金も払わなくちゃならない。子供の学費の事もある。この現代日本の枠組みの中では、きれい事だけじゃ生きていけないって事だ。だからね、ここだけの話、私は他の仕事をしている。ただし内職的な仕事ね。急な法事もあるし、外では働けないんだ。

 私はこれからの日本は少子高齢化となり、お坊さんは、淘汰されていくと思う。お金儲け目的のお坊さんは減り、ホンモノのお坊さんが残ると考えている。お坊さん自体は減るかもしれないけど、逆に正しい方向に向かうと想像します。
 あなたも、日本からお坊さんがいなくなってしまわないように応援してください。私も精進します。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

【乞食行】必要な時に必要な分だけ

”お坊さんって儲かるのですか?”
少なくとも私はまったく儲かっていません。

”儲からないなら、お坊さんという存在はどのようにして”
よくわかりません。
ただ、はっきりしているのは、今日まで生き延びてくるために必要だった最低限の、否、つつがない日々を送らせていただけるだけの「お与え」はちゃんとあったという事実。

”なくなってしまいそうです”
ホントですね。シャレなりません。
でも、なぜか一応、成り立っているんですよね。
不思議なものです。

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個別相談可能
【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談してください。 でも、悪い事とやりたくないことはやりません。 https://www.facebook.com/rental.monk rental_monk hasunoha.tenrakuin@gmail.com
平日は夜間のみ対応可能。

ブラックです

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お坊さんは、お寺から給与を頂くカタチとなりますが、お寺に収入が無ければ、兼業で働かなければなりません。このご時世、お寺だけで成り立っているお坊さんは、半分もいないのではないだろうかと思います・・そのため教員や公務員など兼業されているお坊さんも多くいらっしゃいます。

またお寺から給与を頂くとしても、当然に、所得税、社会保険料、住民税と引かれることになります・・更に、普通の会社であればあるような、色々な手当・福利厚生までの余裕がないお寺がほとんどで、ブラックはブラックです・・

そんな中でも何とかやれているのは、普通の仕事と違って、尊く有り難い仏教、仏法を扱うことでの使命感や志(菩提心)によるところが大であるからではないだろうかと存じます。

川口英俊 合掌

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