死ぬのが怖いです
高校生です
私は中学生の頃からずっと死ぬのが怖いです
私はこれまでの短い人生の中でも色々と悪いことをしてきました。嘘もつきましたし、人を傷つけたこともあります
また、幼い頃(幼稚園生頃)にお店で量り売りとして売っていたチョコレートを一粒こっそり食べてしまったことがあります。あの事をずっと後悔しています
沢山悪いことをしてきたと思います
私はきっと、死んだら地獄に落ちてしまうことでしょう。祖母は「絶対天国に行けるからね」と言ってくれますが、それでも確証がありません
いえ、地獄に落ちるかもしれない、それ以上に怖いことがあります
それは、死んだら“私”が無くなってしまうのではないかということです
私は、私がこれまで積み上げてきた物を失うことが、自我が無くなってしまうことが怖いです
今、こうして悩み、悲しみ、笑い、怒り。そんな感情を抱いている私が消滅するかもしれないということが、本当に怖くてたまりません
この恐怖は一年に五回程度湧き上がってきては私を悩ませます。怖くて怖くて、死後のことを思うと私は涙が止まらなくなります
ですが、周りの大人は私のこの悩みを「くだらない」「大人になればそんな悩み薄れる」と言ってまともに取り合ってくれません。私は“今”の対策が知りたいのです。大人になってから、なんて待てません
死ぬのが怖いと言いながら、不老不死になりたいかと聞かれると困ります。永遠の命なんて寂しいですから
この悩みの解決策がわからないままです
今も苦しみを堪えながらこの文をうっています
誰か、私を助けてください
カテゴリー等、間違えていたら申し訳ありません
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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道を行け
ふむ…ワシはhasunohaにはびこる九相坊主・マスターヨーガじゃ。久々の登場である。フォースと共にあらんことを。
生を明らかにし、死を明らかにすることはブディズムの一大事じゃ。ふむ…まわりの大人はまともに取り合わんか。困ったものじゃな、核家族化で親から子へ、子から孫へと語り継げなくなってきたからの。ジェダイの戦士もいよいよ減ってしもうた。それも時代じゃ。
若きウバイ(女性仏教徒)よ、よくよく心得よ。
死は怖くていいのじゃ。死の恐れは人の進化の結果じゃ。生命の証じゃ。
過ちも後悔していいのじゃ。後悔はそれが間違っていたと気付いた証じゃ。後悔もできぬ者は暗黒面に堕ちておる。若きウバイよ、それが大人になるということじゃ。それが善の芽生えじゃ。
マスターブッダは教えたもうた。
>信(まこと)により また
戒(いましめ)と精進(はげみ)により
また 禅思(しずけさ)と
法(よきこと)の決断(とりきめ)により
智と行(ぎょう)をかね
こころにつつしみあり
かかるひと
この世の大なる
くるしみに打ちかたん
(友松円諦訳『発句経』144)
信とは神の存在や奇跡を信じることではない。教えを実行することじゃ。
悪いことをせず(戒)、身にも心にも善い行いを習慣にし(精進)、
坐禅(禅思)によって、真理の現れであるこの身心を知り(法の決断)、
正しい心の在り方と正しい生き方をせよ。
そうすれば、きっとその苦に決着がつくじゃろう…と。
残念じゃが、パッと読んでパッとやって生死に決着がつくなら、誰もわざわざ修行などせぬ。じゃが、これだけは忘れるな。恐れを嫌い、叩きのめしてやろうと憎むから、暗黒面に取り憑かれるのじゃ。怖くていいのじゃ。
そして間違うな、カルト団体は自分に都合の良い言葉ばかり選ぶ者を暗黒面に引きずり込む。
怖さを認めつつ、きちんとしたお寺の法話を聴きに行って仏法を聴聞し、坐禅会や何かしらの講に行って善き友を得、共に精進するがよい。それは大人にならなくとも出来る。フォースと共にあらんことを。
「死に際しては歓喜が生じますように」
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
死に対して不安・恐怖が生じるのは、死とは何かということが分からないから、ということが最も大きな面があるのではないだろうかと存じます。
拙生も数年前まではそうでした。
しかし、密教の無上瑜伽タントラの修習を進めていく内に、死とはどういうものなのか、死んだらどこへ行くのか、死の過程とはどんなものなのか・・など、その詳細を学ぶにつれて、死を修行に利用するための方法論も説かれてあるなどし(三身修道)、今では死が一つの楽しみにもなってきております。
「死に際しては歓喜が生じますように」(三身修道への合言葉です)
こいつ狂ってるのとちゃうか、と思われたかもしれませんが。。
宜しければ、下記の書物からでも、少しずつ「死」について学ばれて下さいましたら、有り難くに存じます。
「チベットの生と死の書」ソギャル・リンポチェ師著・講談社文庫
「ゲルク派版 チベット死者の書」ロサン・ガンワン師、平岡宏一先生著、学研文庫
川口英俊 合掌