長生きしたいですか?
お世話になります。
先日、職場で健康診断があり
その結果を受け取りました。
驚くほど健康でした(笑)
昨年の健康診断では、悪い所が多く私は、
この分だと以外と早く娘の元へいけそうだと、ちょっと安心していました。
なので、まだまだ長生きしてしまいそうな、自分の身体に驚いています。
暴食も相変わらずなんですけどね…。
この世で生きるのは辛い。
だからといって、自死を推奨するなど、絶対にできない。
お坊様は、極楽浄土を信じておられますよね。
うちの娘も穏やかに過ごせていると。
お坊様は、早く極楽浄土に行きたいですか?
それとも、どれだけ生きにくい世の中であっても、この世で長く生きたいと思われますか?
長く生きたい理由、ありますか?
私もどうやら長生きしそうです。
せっかくなので、生きてるうちに
何かしておくことがないか
長生き希望の理由をお聞きしたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死にたくないです。
浄土真宗では
阿弥陀如来に救われて
お浄土に往くと説かれていますが、
いくら素晴らしい場だと信じていても
すぐ死んでお浄土に往生したいとは
全く思いません。
死ぬのが怖いですし、
親族知友とも別れたくないというのもあります。
「死にたい…」「消えてしまいたい…」
と思わないでいる状況というのは
有難いことなんだと思います。
素敵なご質問ですね(^^♪
みのりさんこんばんは。素敵な質問をありがとうございます。沢山のお坊さんの回答を読んでみたいなと思うご質問でした。
そして驚くほど健康なのですね(笑) 羨ましいです。私はどうも消化器系が弱くて…。
さて、長生きしたいかどうか?したいならその理由をということですが、正直に答えるとパッとは私はこうだな~という考えは浮かびませんでした。
もちろん今すぐ死にたいとは思いません、でも長生きしたいかというとそうでもありません。
私は仏教をある程度勉強した時、「あ、もう死ぬのなんて怖いくないな」と思った時がありました。
しかしそれは間違いでした。今はある意味でどんどん死が怖くなっています。
私が克服した気になったのは「死後」の問題であり、いうならばそれは観念的(頭の中だけのようなもの)な「死」であって「リアルな死」ではありませんでした。
死は老・病を伴います。事故の場合もあるでしょう。
様々な痛みや苦しみや辛い思いも伴うでしょう。そういったものをリアルに感じる歳になってきたり、様々な方の境遇に触れさせていただいた時に私の前に横たわっていた「リアルな死」はとても怖いものでした。
私自身は浄土真宗ですが死後の理想的な転生先としての浄土(極楽世界)というものは信じていません。(現時点の信仰としては)
しかし、全ての川が大海にいきつくように、誰もが等しく迎えるその状態-それがどんなものなのかは全く分からないけれども―を浄土と呼ぶのであれば、その浄土は信じる信じないに関わらず私たちの事実です。そこには遅かれ早かれ往くことになるので急ぐことはないですね。
私には生きている以上はやりたいことがあります。
それは多くの皆さんと一緒に救われるということです。大乗仏教の救いは私個人のものではなく、私とあなたが共に救われなければ真の救いではないというものです。
そして大乗仏教の中の浄土真宗において救主は私ではなく阿弥陀仏です。私はどこまでいっても救われる側なのです。
だから私は多くの方と一緒に釈尊の教えを請い、阿弥陀仏の救いに共に預かることができれば幸いです。
みのりさんとも、みのりさんの娘さんとも一緒に私は救われたいのです。
長生きしたいですね~。
みのりさん、こんにちは。
私も長生き長生きしたいですね~。まだまだ学びたい、やりたいことがたくさんあります。坊さんになってもっともっと世界を知って、もっとやりたいことがたくさんできました。でもいつなくなるかわからないのも事実。同級生の訃報が入るたびに自分もいつ死んでも悔いのないように全力投球しようとがんばっています。
私も53歳ですが、長生きするためには。この50代の心身の鍛え方によって60代以降の健康状況が変わるということなので、食生活と運動を調整しながらがんばっています。
お互いがんばりましょう。そして未来の日本・世界を見届けて極楽に行きましょう(笑)合掌
ご縁次第
みのり様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
健康診断の前になると、急にダイエットを始めたり、栄養補助食品を飲みだす始末の拙生であります(笑)
年々、指摘項目が増えるにつれて、歳、老病死を実感していくのでもあります・・
寿命というのも縁なるものにて、どうしてもままならぬこともございます。
ただ、今世から、来世、来来世と続くものの確信を得られたのであれば、また違ってくるところもあるのではないだろうかと存じます。
その確信の一つは、拙生の場合、何より仏縁でございます。
来世、来来世以降も続いてゆく仏縁。その確かなものがあれば、例え地獄へ赴こうとも地獄で安心に過ごせると存じております。
まあ、拙生は、次生は地獄行きは確定しています。(無上瑜伽タントラの三昧耶戒違背により)
むしろ、地獄の衆生たちを、もしかすれば多少なりにもお救いできる機縁も得られるかもしれません。
とにかく、何よりも、必ず仏縁により、紆余曲折、回り道があろうとも、仏道を歩められるであろうという安心がございます。
そして、また仏縁の下でご縁のあった皆さまとも更にご縁があり得るところとなることでしょう。
皆が悟りへと至れるその日まで、とにかく一歩一歩であります。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
染川様、ご回答ありがとうございました。
>未来の日本、世界を見届けてーー
なんだか壮大過ぎる気もしますが、
見届けたくなるような世界になればいいですよね。そしたら、自死する人もいなくなるかもしれませんね。
食生活と運動、大事なのはわかっていても
ついつい食べ過ぎてしまいますが、気をつけますね。
和田様、ご回答ありがとうございました。
お坊様でも死ぬのは怖いですか?
死ねば極楽浄土に行けるのに、不思議ですね。
誰でも必ず死にます。
死なずに何百年も生きる方が怖いです(笑)
何が起こるかわからない世界でも
生きていたいと思えるのは
本当に幸せなことなのでしょうね。
吉武様、ご回答ありがとうございました。
以前の私は「死」というものが怖かったのですが、人(生きもの)なら最後は行き着く当たり前のことと思えるようになりました。
魂がお浄土にいき、そこが穏やかな場所であるなら、早くそこにいきたいと願いそうなのに
なぜこの世で長く生きたいと思うのか。
今の私は模索中です。
それを見つけたら、長生きするのが楽しみになるかもしれませんね。
川口様、ご回答ありがとうございました。
>地獄で安心に過ごせる
信仰とはすごいものですねえ。
極楽にいくつもりでしたが、
私も地獄いきかも。
それでも、自分の気持ち次第で
地獄でも極楽のように穏やかに過ごせるかもしれません。
・・・ってことは、気持ち次第で
この世でも穏やかに過ごすことができるのかもしれませんね。
私も一歩一歩でいきますね。