亡き父の嫌なところばかり思い出そうとしてしまいます
先日父が亡くなりました。
お酒が大好きな父で、私が子供の頃は酔った勢いでの怒号も多く嫌な思い出もたくさんありました。
それでも仕事を真面目にやってきた父は私や兄を学校にも行かせてくれましたし、孫(私の子)も可愛がってくれ、私にとってとても尊敬できる大好きな父でした。
癌で亡くなりましたので、死ぬことは分かってはいたんです。ですが、亡くなったときの喪失感というかなんともいえないダメージが大きく毎日辛いです。
その辛さを消したくて、生前の父の酒豪だったりなど父の嫌なところばかり思い出そうとしてしまいます。父の死を納得したくて。
もちろん父に失礼だと思いますし、そんな風に思ってしまう自分にも嫌悪感です。
どうしたらこの雑念を取りはらえるでしょうか。
厳しいお言葉でもかまいません。ご教授いただきたいです。
親のマイナス面ばかり気にしてしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
無理に悲しみから目をそむけないで
表題を拝読したとき、もっと違うお尋ねかと思いました。酒乱で暴れたお父様に受けた心の傷にずっと苦しめられている人は多いからです。でも、そういうことではないようですね。実は私の父は基本的に技術屋でしたが、営業みたいな部署にいたとき、よくさけを飲んで帰ってきて似たようなことをしていました。配置替えになるまでの数年だけでしたので、たいしたことはなかったけど、あれがずっとだったら大変だったと思います。
さて、結論を申しますと、悲しい時には悲しまれては如何でしょう。無理に押し殺す必要はありません。というよりよくないこととされています。悲しい時にたくさん悲しむことがグリーフワークの基本であると専門家はいいます。感情に正直になさってください。
お酒のことは、前述の通り私にも経験がありますが、嫌なことは水に流せばよいのだと思います。お父さんへの思いや感謝の気持ちを大切にしてください。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
嫌な思い出は水に流して良いのですね。うまく流せるかわかりませんが、流せるようになりたいです。
父の酒乱には本当に悩まされました。いなくなってくれたらよいと思ったこともありました。それでも大好きな父でした。生きてさえくれてたら、と亡くなってから心底思いました。感謝も沢山あります。父はやり残したことが沢山あったでのでしょう。それを思うとやり切れなさもあります。
まずは父が亡くなったことへの思いを否定せず悲しみたいと思います。
ご回答いただき、誠にありがとうございました。