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自分の過去のトラウマについて

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

はじめまして、にゃんこ大好きと言います。
初めての質問どう書けばいいか正直悩んでいます。

悩みというか聞いて欲しいというか、どうして今日こちらに投稿したかというと…過去のトラウマがふと蘇り苦しんでいるからです。

私は生まれて5歳ぐらいの物心ついた時から、父と信じて慕ってた人(小学校くらいの時の母子手帳を見て血縁関係がないと知りました。)そして父の父、私から見て祖父にあたる人にずっと性的虐待を受けていました。自分は小さい頃にそれはいけないことで人には言えないことと、既に諦めていて、表には出さずずっと家族(兄2人と母)にはバレないようずっと家族を演じてきていました。そうして、演じて生活した中で長男にも性的虐待をされるようになり、高校卒業とともに地元を去りました。
正直自分では、慣れていた。吹っ切れたというか、もう過去の事と区切りをつけたつもりでした。しかし、最近の性的虐待のニュース、長男の結婚での顔合わせの約束など…正直昔を思い出すような出来事が重なり…更には夫婦関係でも思い出すような出来事が有り…最近思い出してしまい…情緒不安定になってしまいました。正直上手く寝れないし…主人の事は愛しています…でも、暗闇の中寝る時怖いのです。重ねてしまいそうで…自分の弱さが悔しいというか…信じきれない自分に嫌悪感を抱きます。
主人には結婚する時に、私の過去の事は話しました…でも主人がどこまで信じてくれたのか…理解してくれたのか、それは結局は他人なので知りえません。だからこそ…話しづらいし、話したら傷つくのではと不安です。

自分の気持ち次第なのはわかります。そしてこの傷や性的虐待を止められなかった自分の甘さの罪は一生消えないし背負っていくしかないと自覚しています。でも正直時々蘇ってくるこの辛さの対処方が分からず辛いです。
場違いな質問かもしれません…でも、ここでしか相談ができないと思い…投稿しました。
すみませんが、よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いくら身内でも会わなくていい。あなたの心を優先させたらいい。

そう、、、話すことも、こうして文字にすることも、また苦しいね。
辛い記憶は何かの拍子に蘇り、トラウマはずっと苦しめる。それだけ大きな精神的ショックと恐怖をあなたは受けたのだもの。
性的虐待を止められなかった、、、いいえ、あなたのせいではない。あなたは、何も悪くなどないのよ。
声にすら出せず、どんなに嫌で気持ち悪くて、恐怖だったことか。
気持ち次第でも、それは深くまで、あなたの心や身体を傷つけた。気持ちの持ちようなんて、簡単にはいかないわよね。

どんな思いで、同じようなニュースを見てきたのか。そんな あなたを想うと、もう苦しまなくていいんだよ、二度と同じことは起きはしない、あなたをこれ以上 汚させはしないと、あなたが安心するまで抱きしめて伝えてあげたいわ。

加害者には、いくら身内でも、会わなくていいのよ。あなたの心を優先させて。
あなたの平安が何より大事よ。

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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自分を責めるのはやめてください。

にゃんこ大好き様 相談ありがとうございます。

トラウマを解消する方法は、沢山あってどれが最適かは、私には良く解りません。

私が気になるのは、
「自分の気持ち次第なのはわかります。そしてこの傷や性的虐待を止められなかった自分の甘さの罪は一生消えないし背負っていくしかないと自覚しています。」
です。
幼いあなたが、虐待を止められないのは当たり前です。
自分の甘さ・・・人に責められて、自分が甘いなんてないです。
罪は、虐待した側にあってあなたには無いです。
なので罪を一生背負っていくと思わないでください。

あなたは耐えてきたのです。
辛い悲しい体験だったのでしょう
似たような話がニュースに成ったり、聴いたりすると、蘇るのも解ります。
でも、それは全て、あなたのせいではないのです。
外的に受けた体験から来てしまったものなのです。

あなたの内的な、本来の要求は、ご主人を愛し、お子様を愛し
暖かい笑顔あるれる家庭で、安らぎを得て過ごすことではないですか。
あなたはそのために、今も、その安らぎ、暖かさを築こうとしているのではないですか。

自分の罪と思わなくていい、あなたのせいではない。
本来の安らぎを求める。暖かい家庭。
そこに、心をフォーカスしてみてください。
心をそこに自分で向けようと思って、お子さんと、ご主人と、
ハグすることから始めては如何でしょうか?
ハグして、愛すべき人の温もりを感じて、それを繰り返して、続けていけば
優しく、逞しく前に向いて行けるのでは、と思います。

参考までに
お読みいただきありがとうございました。
一礼

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