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きょうだい児の恋愛事情

回答数回答 1
有り難し有り難し 30

前回は大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。

さて本題なのですが、

最近とある男性(20代半ば、会社員)と何回かデートをしてます。(まだお付き合いはしていません。)

その男性は人柄が良く、正直なところその彼と付き合いたいし、ゆくゆくは結婚できたらいいなと少し思っています。

また自分で言うことではないと思うのですが、そのお相手からデートに誘ってきたので、私のことを悪く思ってはないみたいです。

そこで大分気が早いのですがご相談です。

私には3歳年上の知的障害者の姉がいます。

この姉のことをいつカミングアウトすべきなのでしょうか?

付き合う前?

結婚を意識したとき?

それとも病気の姉がいることだけを付き合う前に告げて、結婚を意識するようになったらその姉が知的障害者であることを伝えるべきか?

いつが、何がベストなのでしょうか?

世間的に身体障害者はまだしも、知的障害者の理解なんてほとんどないため、今まで高校、大学、会社などほとんどの人たちには「自分は一人っ子だ」と言って姉の存在を隠してきました。

正直カミングアウトなんて怖いことをしたくないですが、誠実な彼を騙すのは悪いし、もし姉の存在を受け入れてくれるとしたらその優しい彼しかいないんじゃないかなと思っている部分もあるのです。

しかし、結婚を意識してないのに無闇に私がきょうだい児であるという事実を知った人間を増やすのも気が引けます。

何より彼に否定されるのが怖いです。

そもそもきょうだい児は結婚できるのでしょうか・・・?

好きな人が出来る度に姉の存在が脳裏に浮かび、夜毎「今回も報われない恋だ」と涙が止まりません。(ちなみに姉のことは嫌いではありません。ましてや消えてしまえなど思ったことはありません。)

長くなってしまいましたが、

・きょうだい児は結婚できるのか?
・好きな人にカミングアウトするのはいつ、どのようにするのがベストなのか?

以上2点についてご回答お願い致します。

どうか私をお救いください・・・。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

必ず受け止めてくれる人はいますよ!

質問読ませていただきました。

ご家族に病気や障害を持たれてる方がいると、どうしても周りに話したくなくて隠したくなる方は、実は結構いらっしゃいます。そして、それは若い人にほど多いような気がいたします。
それが良いか悪いかはさておき、ありあさんもそのことで色んな思いを持たれていると思います。心中お察しいたします。

さて、私の経験からお話しさせていただきます。
私がお付き合いした方で、お姉さんがダウン症の方がいらっしゃいました。まだお付き合いする前はそんなことは一切聞いたこともなかったのですが、付き合う段になってそのことを話してくれました。
相手は大学生でしたが、そんなお姉さんの介護をするために、「普段は午後7時くらいには家に帰らなくてはならないんだけど、それでもいい?」とのことでした。
私がその話を聞いたときに思ったことは「遊びたい盛りなのになんて優しいんだ」ということと「正直に話してくれて、大切に思ってくれるんだ」ということでした。

実際のところ、全ての人が同じような感想を抱くとは思いませんが、本当に相手のことを大切に思っているのであれば「受け止めたい」と思うのではないでしょうか。
それにたとえ隠したとしても、お付き合いして関係が深まれば深まるほど、何かの拍子に相手が気付く可能性は高まるでしょう。もしくは、結婚すれば必ず相手は知ることとなります。
そのときに相手はどう思うでしょうか。
でしたら、まず付き合い初めるときにきっちりと状況を説明し、ありあさんの家庭の状況を受け止めてくれる方を見つけてみて下さい。
私が受け止めようとしたように、心配せずともそんな方は必ずいらっしゃいますよ。
あまり否定的に考えすぎず、勇気を出して前向きに進んでみて下さい。

またありあさんは、大切な家族であるお姉さんを隠してしまう自分にも、何か負い目のようなモノを感じているのではないでしょうか?
ありあさんの状況を受け入れてくれる方を見つけたとき、きっとその負い目からも解放されますよ。そして、それがお姉さんへの今までのわだかまりのようなものを溶かしてくれるでしょう。
自分のためにもお姉さんのためにも、勇気を出して進むことを怖れないで下さいね。

何か少しでも参考にしてみてくださいね!

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質問者からのお礼

ご無沙汰しております。
ご回答ありがとうございました。
結局その彼とは進展がなかったですが、「自分に否定的にならない」というお言葉、響きました。
今後ともよろしくお願い致します。

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