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仏教徒になるには?

回答数回答 3
有り難し有り難し 109

最近とあるきっかけで曹洞宗のお坊さんの書籍を拝読させていただいたきました。
自分の中で仏教の考え方や生活がとても腑に落ちて仏教徒になりたいと思うようになりました。
ただ自分なりに調べてみたところ、キリスト教徒のように教会に通うだけのような感じではなく、仏教徒になるには仏教に通ずる大学を出たり、出家をしなくてはなれないと伺いました。
現在は会社勤めをしているので出家も現実的ではないし、高校時代に仏教に出会えなかったことを後悔しています。

まだ年齢的には遅くはないと思うのでこれから深く関わっていきたいと思っているのですが、具体的にどう行動に移していくのが良いですか?

大学に通い直したり、出家をして修行することにも興味はありますが、会社勤めなので会社をやめると収入がなくなり生活が厳しいです。
何か良いアドバイスをお願いいたします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏教に通ずる大学を出たら仏教学士です。
出家をしたら僧侶です。
仏教徒とは、仏教の教えを心の支えとする人の事をいいます。ここに質問を書いてくれたあなたはもう立派な仏教徒です。

まずはこのhasunohaの問答をよくお読みになるところからはじめてはいかがでしょうか。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

素晴らしいですね

拝読させて頂きました。
あなたが仏教徒になりたいと思われることは素晴らしいと思いました。
こうしなきゃいけないとか、ああしなきゃいけないというよりも様々な書籍を読んだり、様々なお寺さんにお参りなさってみていろいろなご仏縁に巡り会ってみて下さいね。
知らず知らずにあなたはそのご縁に引き寄せられていくでしょうからね。
仏教には沢山の教えや道がありますから自分にとっていいと思う教えや道が必ずありますからね。
どうかこれから仏教徒として共に学んでいきましょうね。どうぞよろしくお願い申し上げます。合掌

もう一つ、できればあなたが素晴らしいと思う先生つまり師を持つことも近道ですね。

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おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

「三宝帰依」と「菩提心」

いはゆう様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仏教徒、仏教信徒は、おおよそ二つのことがあれば、そのように呼ぶことができるのではないだろうかと存じております。

一つは、「三宝(仏様、仏様の教え・法、仏道を歩む上師方)への帰依」と、悟りへ向けて自分も仏教を学び修して、仏道を歩みたいという心である「菩提心」、この二つが大切となります。

その目指す悟りも、自分だけが救われるための悟りではなくて、全ての皆、一切衆生が救われるための悟りを求めたいとしての決意であることが重要となります。

別に僧侶にならなければ仏道を歩めないというわけではありません。

僧俗を問わず、堅固なる三宝帰依と菩提心を持ち、それぞれに求められる律義(五戒や沙弥戒、別解脱戒、菩薩戒、三昧耶戒など)に努めて、仏教を修習していくものが、仏道を歩む者となります。

そのため、できれば正師より受戒を頂くことも大切となります。

僧侶にならなくても、在家五戒・十戒や菩薩戒、三昧耶戒は求めに応じて頂けるものであります。

これから仏教を学び修していかれる中で、この方から戒を頂きたいとして、機が熟しましたら、いずれ正式に受戒されますことをご検討下さいませ。

川口英俊 合掌

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