hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

仏教徒になるには?

回答数回答 3
有り難し有り難し 107

最近とあるきっかけで曹洞宗のお坊さんの書籍を拝読させていただいたきました。
自分の中で仏教の考え方や生活がとても腑に落ちて仏教徒になりたいと思うようになりました。
ただ自分なりに調べてみたところ、キリスト教徒のように教会に通うだけのような感じではなく、仏教徒になるには仏教に通ずる大学を出たり、出家をしなくてはなれないと伺いました。
現在は会社勤めをしているので出家も現実的ではないし、高校時代に仏教に出会えなかったことを後悔しています。

まだ年齢的には遅くはないと思うのでこれから深く関わっていきたいと思っているのですが、具体的にどう行動に移していくのが良いですか?

大学に通い直したり、出家をして修行することにも興味はありますが、会社勤めなので会社をやめると収入がなくなり生活が厳しいです。
何か良いアドバイスをお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏教に通ずる大学を出たら仏教学士です。
出家をしたら僧侶です。
仏教徒とは、仏教の教えを心の支えとする人の事をいいます。ここに質問を書いてくれたあなたはもう立派な仏教徒です。

まずはこのhasunohaの問答をよくお読みになるところからはじめてはいかがでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
このお坊さんを応援する

素晴らしいですね

拝読させて頂きました。
あなたが仏教徒になりたいと思われることは素晴らしいと思いました。
こうしなきゃいけないとか、ああしなきゃいけないというよりも様々な書籍を読んだり、様々なお寺さんにお参りなさってみていろいろなご仏縁に巡り会ってみて下さいね。
知らず知らずにあなたはそのご縁に引き寄せられていくでしょうからね。
仏教には沢山の教えや道がありますから自分にとっていいと思う教えや道が必ずありますからね。
どうかこれから仏教徒として共に学んでいきましょうね。どうぞよろしくお願い申し上げます。合掌

もう一つ、できればあなたが素晴らしいと思う先生つまり師を持つことも近道ですね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

「三宝帰依」と「菩提心」

いはゆう様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仏教徒、仏教信徒は、おおよそ二つのことがあれば、そのように呼ぶことができるのではないだろうかと存じております。

一つは、「三宝(仏様、仏様の教え・法、仏道を歩む上師方)への帰依」と、悟りへ向けて自分も仏教を学び修して、仏道を歩みたいという心である「菩提心」、この二つが大切となります。

その目指す悟りも、自分だけが救われるための悟りではなくて、全ての皆、一切衆生が救われるための悟りを求めたいとしての決意であることが重要となります。

別に僧侶にならなければ仏道を歩めないというわけではありません。

僧俗を問わず、堅固なる三宝帰依と菩提心を持ち、それぞれに求められる律義(五戒や沙弥戒、別解脱戒、菩薩戒、三昧耶戒など)に努めて、仏教を修習していくものが、仏道を歩む者となります。

そのため、できれば正師より受戒を頂くことも大切となります。

僧侶にならなくても、在家五戒・十戒や菩薩戒、三昧耶戒は求めに応じて頂けるものであります。

これから仏教を学び修していかれる中で、この方から戒を頂きたいとして、機が熟しましたら、いずれ正式に受戒されますことをご検討下さいませ。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ