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母を許せません

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タイトルのような感情が生まれたきっかけは、31歳で産んだ第一子が重い障害を持ち生まれたことです。
もう12年も前ですが、私は当時夫の仕事で遠方におり、近くに身内や友人がいない孤独の中で娘の障害を受け入れられず、死ぬことばかり考える日々でした。
世間体を気にする両親に子の障害のことを話せず、生まれた孫は健常児と信じる両親にしばらく隠していました。

心療内科でもらった薬を飲み、なんとか気持ちを上げて育児をこなしていて、イライラして子供に手を上げたこともあります。今思い返しても地獄の日々でした。

そして1〜2年経ち、すこし心も落ちついて、両親にも子の障害のことを話しました。表面上は受け入れてくれましたが、帰省した時に母が言った一言がきっかけで母を憎むよになりました。
母もよく知る私の幼馴染みに、障害のこと話してないよね?と言われたのです。「話さないでおいて。誰かにしゃべったら他に広まるから。」と…。
母のその言葉で、やはりこの人は世間体を何より大事する人で、娘の私がこんなに苦しんで、でも受け入れて頑張っていこうとしているのに、心から支えてはくれないのだ、しかも私の娘に対してとても失礼だ、と煮えくりかえるような怒りを覚えました。

それをきっかけに、今までの不満が一気に蘇りました。娘が生まれて私が一番苦しんでいる時に、母親のくせに助けにも来ず、まめに電話してくることもなかった。帰省した時も、私が辛くて泣いていると、「薬(安定剤)飲んだの?」と、ひとこと。そうじゃなくて、寄り添って話を聞いてほしかった。もっとマメに連絡くれたり、心配して欲しかった。娘を受け入れて、心から応援して欲しかった。
うわべでなく、心から娘を受け入れ、可愛がって欲しかった。
更にその後、第二子、第三子が健常で生まれたので、そちらの方ばかり可愛がるように見えました。

数年前、今まで溜まってきた母親への憎しみを全て電話で伝え、あなたを一生許さないと言いました。
心から私に謝れとも。言葉では謝っていましたが、私は母は何が悪かったのか理解していないと感じています。
今は私の電話には意図的に出ないです。父に電話を取らせています。
そんな状態なので、私も憎しみが消えません。母は77歳なので、いつ他界してしまうかわからないと思うと、どうしたら良いかわからないです。
心の持ちようをご指南いただきたいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お母さんにも慈悲を

育ってきた時代が違うので、仕方ない面もあります。
しかし、知識は上書きできます。
お母さんには、これから考え方を改めてもらえる可能性があります。
いずれにせよ、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は悩み苦しみの原因になります。
お母さんにもあなたにも、欲・怒り・怠け・プライドの煩悩がある。
だから「お互いさま」と思って、お母さんに対して慈悲の心を向けてあげましょう。
恨んでも、誰もハッピーにはならないでしょう。
お坊さんの戒律では、「謝っている相手は許さないといけない」というルールもあります。
怒りやプライドの煩悩を手放し、笑顔で暮らせる方が良い。
これが、仏様の考え方です。
煩悩まみれの私達人間にはなかなか難しい修行ですが、謝っている人を許してあげた方が悩み苦しみは減るというのが、仏様の教えです。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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子どもの障がいを理解できるのは親だけ

SORAさん、はじめまして。質問を拝読しました。

SORAさんの第一子が重い障害を持って生まれてこられたのですね。ご両親に話すことができず、SORAさんも心療内科に通いながら子育てをしてこられたにもかかわらず、お母さまの一言が許せないのですね。

私も知的障害児の親ですが、本当に子どものことを理解できるのは親しかいないというのが私の結論です。

心配してくださる方はいても、残念ながら子どもの障がいを理解してもらうには至りません。

結局は親しか子どもを守れないのです。

「迷いを断てば世界は変わる」と空海は説きました。親を恨んでも理解してもらうことはできません。そのエネルギーは子どもに向けてあげてください。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。許すことかま難しく、苦しんでいますかま、そこに固執し過ぎても良いことはなさそうですね。
なるべく心をそこから離すよう、努力してみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ