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仏教での死後の世界

回答数回答 2
有り難し有り難し 32

自分は以前から死後の世界&生まれ変わりについて興味がありました。

宗派によって死後の世界&生まれ変わりは違うと思います。

死後の世界はどんな所ですか?やはり天国、地獄と分けられているのでしょうか?

また、生まれ変わりはあると思いますか?あるとしたら人は人として生まれ変わるのですか?それとも人以外として生まれ変わるのでしょうか?

ほかの動物や虫たちも生まれ変わる時は同じものに生まれ変わるか、それ以外(例えば人など)に生まれ変わりますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝読させていただきました。

仏教や他宗教などでも、少し触れると「輪廻転生」と見聞する機会もあることから、気になってしまうことがあることと存じます。

仏教では、生れ方により4つの生まれ方を説いてもいます。

1、胎生
母胎中で体を形成して生れてくる。
2、卵生
卵の形で生れてくる。
3、湿生
湿気のある場所から生れてくる。
4、化生
過去からの業の力によって生れた生き物で,天人などをいいます。

こればかりは、科学・医学・哲学などももっても未だ解明できておりません。しかし、宗教観での仏教では、来世はあるものです。無になり何もなくなるといったことはないです。
しかし、いつ輪廻転生されるかは分からないものです。かの仏教の開祖でありますお釈迦様は何十回も転生し、前世の記憶を覚えていると経典にも記しています。

私たち、人間に生まれてくることは、とてつもなく有り難く、とてつもなく難しいことであり、目の見えない亀が100年に一度、太平洋の浮かんでいる一本の大木の穴から、顔をだすくらい人間として生まれてくることは難しく有難いことだと、お釈迦さまは弟子に説いています。このことを仏教では「盲亀浮木」といいます。

未来は勝手にやってきます。また過去は過ぎ去り戻ってきません。今をしっかり良い一日にすることが、未来を作り、来世へも人間として生まれてくる要素を築くこととも思います。

この質問に関しては、答えはでませんので、言い切ることはできませんので、ご了承くださいませ。

合掌

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「死後の世界」も生き物の世界

輪廻転生の考え方は、死んでもまた違う生き物に生まれ変わるのです。
だから、「死後の世界」ではなく、生き物の世界から生き物の世界に、連続して生きるのです。
人間が死んで、ミミズに生まれかわるかもしれません。
地獄(罪の報いに苦しむ生き物)や、天(神様)に生まれかわるかもしれません。
で、どうせ生まれ変わるなら、良い環境に生まれ変わりたいですよね。
浄土宗では、南無阿弥陀仏と念仏を称(とな)えれば、阿弥陀仏が造った極楽浄土という素晴らしい環境に往生できると考えます。
極楽浄土の住人(もちろん生きている)に生まれ変わるのです。
極楽浄土は修行しやすく悟りやすい環境が整えられていて、
悩み苦しみの原因である煩悩を消しやすい、悟りやすい、仏に成りやすい場所なのです。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答ありがとうございます。

なんと仏教では4つの生まれ方があるんですね。

やはり人として生まれる事はとんでもなく難しいのですね。私たちはその難しい狭き門を通って生を受けているのだと身に沁みました。

1日1日善を積むことは来世にも影響があるのですね。

自分も一日一善徳を積むことを精進します。

回答ありがとうございます。

浄土宗では、死後すぐに別の生き物として生まれ変わるのですね。

生まれ変わるならやはり一番は人間として生まれたいと願う人は多そうですね。

やはり自分の行いによって次の転生も決まるとってくると善徳を積むことはとても大事な事だと考えました。

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