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自分自身の問題ですが。

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我慢することを減らしたいのですが、どうしたらいいかわからないのです。

幼少期に虐待されたのが原因だと思いますが、我慢しすぎて自分自身が保たれなくなります。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

責任感を捨てることから

拝読させていただきました。

我慢することはとても辛いことです。
ストレスの貯金をしても、なんの徳にもなりません。

1、我慢とは「我」が「傲慢」とも書いて、我慢ともなります。
我慢とは思わず、辛抱・修行なんだと襲いかかる試練に言い聞かせていくこと。

2、嫌いな自分とサヨナラをしていく。人により怒るスイッチや我慢の大きさも異なるものです。内観の法と仏教ではありますが、自分を心の中をしっかりと再確認し、自分がなんであるのか?なぜストレスを溜めてしまう性質なのか?どこでいつもストレスが蓄積されてしまっているのか?を分析し、用紙に書き出すことで、今まで我慢に対して気づかなかったことに気づくことがあります。そして、緩和されていきます。

3、我慢する境界線に気付くことができるのでしたら、その我慢にならない環境を作らないように努力することが大切です。

4、年齢を積み重ねると、皆我慢が増えていくものでもあります。皆言えない年齢になっていっているだけなのです。一人だけではない。皆そうなんだと思う心で少し楽になることも。

5、趣味に没頭し、我慢の観念から離脱させることも大切です。

6、言いたいことは中々言えないものです。言いたいことを言えば我慢も無いものですが、そう簡単にはできないことです。しかし、大切なのは言えなくとも自己の心には、好きなものは好きと言える心の余裕を作っておくことです。

我慢がどういった経緯、どういった内容で起こりうるか明確でないことかは、1〜6であげさせていただきました。

諸行無常である世の常。
諸法無我である我が心。
時間薬が特効薬に。しかし、待てない時間薬の前に、自己を処方するには、我慢となる環境の縁を作らないことです。

一日もはやく我慢からの解放をご祈念いたします。

合掌

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質問者からのお礼

諸行無常である世の常。
諸法無我である我が心。

ほんとに、有り難い言葉と感じました。

ほんとに、ありがとうございました。

これから、心して生きていきます。

感謝。

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