捉え方、受け止め方について
はじめまして。
ふうと申します。
初めてご質問させていただきます。
わたしは、今仕事をしていますが、
持病のため休みがちになっています。
持病の話は、職場の上司に打ちあけ、その上で受け入れていただきました。
無理なく仕事をしていけば良いとおっしゃっていただいているのに、毎月のように休んで、いただいている仕事もはかどらず、申し訳なく思っています。
ブランクを経て、やっと少しでも続いている仕事なのに、このままではさすがに辞めてほしいと言われるのではないか、職場の方々にはどう思われているのだろうか…など、そのような考えが巡って、思うように職場にも顔出せません。先月も、一週間以上休んだけど、なんとか復帰できました。今も休んでしまって、明日も行けるのか不安です。できないものはできないと割り切れれば良いのですが。
職場の方々に認められたい、見捨てられたくない気持ちが強いのだと思います。
この気持ちは、どのように扱えば良いのでしょうか。
何がよいお知恵、アドバイス、よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
実物をみていくこと 思いを捨てていくこと
明日不安でしょうがない。
それは思いを観ているからです。
実際に不安に思っている事は起きてもいないし、その時にもなってもいない。
あなたは人生の中で最も最悪の事態を経験された。
それにまさる不幸などもうこれ以上は存在しません。
あとは、心に打ち克つことあるのみです。
「また不運が起こるのではないだろうか」という防衛反応とマイナス意識が合わさった自分の中の心情を打ち破るのです。
その為には、実際を生きること。
その為には、現場を生きること。
その為には、不安は実際の失敗が起きるまでは起きていないのだから考えない事。
失敗や不運が起きても、それを責めても心が苦しくなるだけだから、いたずらにリプレイしない事。
私はあなたには遠く及ばないにしても、今日は今日を生きています。
思索に生きないのです。思惑に生きないのです。思念に生きないのです。思量に生きないのです。
思いに生きていないのです。
考えごと、悪く考えることこそが自分を苦しめるものだと知ったからです。
今は今の事実がある。
あの時の不運はもう終わっている。
「終わっていない」と思うのは、思いの中でリプレイしていることです。
経験者でないお前に何がわかると思われるかもしれませんが、不幸に比較はできませんし、競い合うものでもありません。ただ不幸なる心から抜け出す為にこそ仏教はあるのです。
今、あなたの目の前は今のことがあるのみです。
そこには、まだよいも悪いも評価されていない世界がある。
仮に誰かが悪く評価したとしても、私はそこに生きない。常に変わりゆく事実の方を生きていく事で心が迷わない、苦しまないことを知っているからです。
「ただそのことのみありて、一切の苦しみを忘れていたことを成仏という」了叡
大丈夫
本当に、頑張ってお見えです。
上司も分かって下さっておみえです。
でも、心配になりますよね、大丈夫です、ふうさんは職場にとって大切な人材なのですよ。
大丈夫、絶対に大丈夫です。
頑張るのと、無理をすることは違います。
絶対に無理してはダメですよ。
見守っています
あれだけの事が起きたのです。
よく復帰できたと思います。
あなたは一人ではありません。
仏様もご先祖様もいます。
お亡くなりになった身内の方も極楽浄土から、あなたをずっと見守っています。
私が昔新入社員で会社に入った時は、新入社員が会社の役に立つまでは10年掛かると言われました。
まだまだ、あなたは研修期間です。
そのつもりで気を楽にいきましょう。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
負のスパイラルにハマってしまうと、自責感で苛まれます。
仕事については、今まではこのような対応をしていただいたことがなく、今回の職場では、本当にありがたい限りなのです。だからこそ、がんばりたいと思ってしまうので、空回りしてしまうのですが…
大切な人材だと考えたことがありませんでした。少しでも自分で自分を認めてあげたいと思いました。
心があったかくなりました、ありがとうございました。
聖章さま
ありがとうございます。
極楽浄土に、もうたどり着いているのでしょうか。ずっと気がかりでした。
そばにいてくれますかね…
最近、やっと写真を取り出して写真立てに飾れるようになりました。
1人じゃないことを再確認し、パートでも、できることをやって、次に繋げたいと心を新たにしました。ありがとうございました。
丹下 覚元さま
ありがとうございます。
今まで生きて来た中でも、ずっとこの考え方に縛られてきました。
カラを破るのが分かりませんでした。
今日、実は1歩踏み出せました!
まる1日、職場にいれたのです。
起こりもしていないことで気をやむのは心がもっと疲れてしまうなぁと実感致しました。
明日からも、今このときを生きようと思います。
ドン底以上のドン底はありませんよね。
ありがとうございました。
チカラをいただきました。