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仕事を辞める

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はじめまして。
この度、派遣社員として一か月勤めましたが体調を崩してしまいここ数日休んでいます。
初日から仕事内容が合わないのと、焦りや不安から自分で自分を追い詰めてしまい毎朝吐き気がありました。
それまではとりあえず頑張ろうと出社していたのですが、休日も仕事のことばかり、睡眠も浅くなり眠っているけど起きているような感覚、食欲もなくなり、涙することも増えました。
数日前、吐き気がひどくなりフラフラするので早退してから、そこから何かプツリと切れてしまいました。
こんな状態で続けれないと思い迷惑承知の上で派遣会社には思いを伝えました。
後任が来るまで来て欲しいと言われましたが、体調はそれどころではありません。
今までの職場では、いろいろありましたが長く勤めてこれたので自分自身にもショックです。
職場環境も良い方なので、なおさら自分でここまでになる訳が分かりません。
責任を持って契約期間働くべきですし、引継ぎもするべきですが、本当に身体が無理なのです。
誠意を持って謝罪するつもりですが、これからの人生に不安を感じます。
ただの甘い考えなのも分かりますが、どうすれば前向きに自分を追い詰めることない人生を歩めるでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

私にとっての適性とは。無理をしないようにしましょう。

こんにちは。亀山純史と申します。

ご相談の文面からして、太陽さんはとても責任感がある人ですね。責任感があるからこそのご相談だと思いました。

さて、どんな人にも、自分に向いている仕事、向いていない仕事があります。学生が就職前にインターンシップ(就業体験)をして、自分の仕事への適性を見るのも、人には仕事上の向き不向きがあるからです。そして、いったん就職しても、すぐに離職してしまう場合も、自分とその仕事における適性のミスマッチが原因の場合が多いようです。
話は宗教に逸れてしまいますが、宗教(仏教)においてもそうですね。宗教と言っても、実に様々な宗教、そして宗派があります。この状況は、人の宗教に対しての適性は様々であるからでしょう。仏教という一つの宗教を見てもそうですね。禅宗系の仏教もあれば、私が所属している浄土系の仏教もあります。そのような中で、私たちはどの宗派が客観的に優れているか、ということで自分の宗派を決めているのではなく、「“私にとって”どの宗派を人生の拠り所にしていきたいか」という価値観によって、自分の宗派を決めているわけです。(もちろん、どの宗派を、と考えたとき、自分の家の宗派を最大のご縁とすることにはなりますが...)
話を仕事のことに戻しましょう。どの仕事でもそうですが、健康な状態であっての仕事です。時には体に無理を強いて仕事をする場合もあるかもしれませんが、それが日常化してはダメですね。仕事を休んでしまう、あるいは仕事を辞める、仕事を替えるということは、確かに自己嫌悪になる要素ではありますが、自分の適性に合わなかった仕事だとして、「自分の適性は何か」「なぜ、今回、仕事が続かなかったのか」と、自分自身を顧みて、方向転換しては(別な仕事を探しては)どうでしょうか。

以上が私からのアドバイスです。少しでも、太陽さんのご相談のお役に立てれば幸いです。

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