hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

義理親が原因で夫婦関係に溝

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

今年に結婚式を挙げました。そのときに義母が私の従妹に対して「花嫁さんより綺麗ね。息子(主人の弟)の嫁に丁度いいわ。結婚式に来て一番の収穫だった。」と言っていました。
一番幸せな日になるはずの結婚式をその一言で台無しにされました。

私は義理の両親とも仲良くしたいと思っていて、古希のお祝い旅行を企画したり、手料理を作ったり、離れたとこに住んでいるため毎月電話で体調を伺ったりと、できる限りのことはしてきたつもりです。
それもいつしか当たり前のように思われ、息子の世話をしてくれる家政婦のように思われているような気がして、悔しさが増してきました。

義母に対して不満を抱くようになってから、主人への愛情も持てなくなってしまいました。
結婚してまだ半年ですが、早く子供がほしいため、病院に通い不妊治療をしています。

数ヶ月前より、子供はほしいけど、義母の遺伝子を継いだ主人との子供は愛せないような気がして怖い気持ちになりました。

そんなこと主人には話せず、排卵日には違う男性と関係を持つようになってしまいました。
主人との離婚も考えましたが、主人は優しく収入も良いため、二人だけの生活には不満は全くありません。

このまま他の男性の子供を妊娠して、そのまま今の主人の子供として育てることになったら、私も主人も子供も不幸になると分かってはいます。

関係を持っている男性は私が既婚者であることを知っています。別れて結婚してほしいと言われています。

主人と別れて、彼と結婚して子作りをしたほうが良いのか、子供は諦めて主人と二人の生活をしたほうが良いのか、本当の幸せが分からなく結論を出せないまま数ヶ月が経ってしまいました。

最近はひどいことをしている自分が嫌になり、死んでしまいたいとさえ思うようになりました。

私が一番悪いのは分かっています。
この状況から抜け出すにはどうしたら、良いでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

一言物申しましょう

ご相談拝読しました。

一生に一度の大切な日に心無い言葉を耳にしてしまいお辛いですね。たしかにお義母様の一言はあまりにもデリカシーのないものであると思います。

それによってあなたが混乱し自暴自棄に突っ走ってしまっているようにお見受けします。少し落ち着いて。何よりもまず今のままでご主人以外の男性と関係を持つことをやめましょう。

結局あなたの中でお義母様の一言が昇華されないと他のものを持ってきて埋めようとしてもそれは臭いものにフタをするようなもので、フタのしたで臭いはくすぶりつづけるままです。
怖いでしょうがこの件についてきちんとお義母様と直接対峙しないことには根本的解決は難しいように思います。

あなたが義両親と良い関係を築こうと配慮して行動してきたのは大変立派なことだと思います。
ですがここで一旦たちどまって考えてほしいのは「良い関係」って一体何だろう?ということです。

けしてポイント稼ぎをして可愛がってもらうことや認めてもらうことが良い関係ではないはずです。それは対等な関係ではなくいつまでも下からゴマをすり様子を伺う様なものでしょう。ましてや今回のように思いがけない言葉をかけられたら「こんなはずじゃ」ということになってしまいます。

そもそも他人は思い通りにならないのです。

ならばその他人との「良い関係」とは「思いがけないことが起きないような関係」ではなく「思いがけないことが起きた時にきちんと対応していける関係」のはずです。
表面上だけ仲良しこよしする関係よりも、たとえ表面的にはそれほど親しい関係でなくとも、きちんとお互いに言うべきことはいい、そしてそこから考えていけるような関係が望ましいと思います。

他人が思い通りにならない以上は何をしてもけして期待通りにリアクションをもらえるわけではありませんが、「あの言葉で私は傷つき悲しかった」ということはあなた自身の問題として伝えてもよいのではないかと感じます。相手どうこうよりも、あなたがそのように言い返せたという事実があなたを支えていくのではないでしょうか。

あれもこれも思い通りになりように条件の良いものを揃えようとしても思い通りにならない事実の前に虚しく崩れるだけです。

夫婦関係も、どんな関係もぶつかりながらまた築き直していくものです。ここは踏ん張りどころではないでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ