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人が嫌い 自分も嫌い

回答数回答 2
有り難し有り難し 55

子供の頃から、親は勿論(借金三昧で私が一部返済しました)、人が嫌いです

よく自分を好きにならないと、人の事も好きになれない等と言いますが、いまだにその意味が分かりません

優しい夫と、やはり優しい子供2人に恵まれ
ありがたいのですが、私の事は呆れかえって
我慢しているのではないかと思います

生きるのが苦しく、子供の頃から何度も
死んで楽になりたいと思ってきました

考え方をどう改めたら、人を受け入れ優しくなれるのでしょうか?

この歳で、いまだにこんなザマで、自分にうんざりです
どうかよろしくお願いいたさします


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お坊さんも人、あなたに届くといいなぁ。仏の子、大事ないのち。

「嫌い」にも、いろいろあると思うのです。
例えば、相性が悪い、信用できない、関わるのが面倒、、、
まぁ〜誰にだって「嫌い」はあるものですけれどね。

家族の優しさを感じながら、甘えられない自分がいるのかしら?
呆れているだろうと思うのは、その優しさに応えられない自分がいるからなのかな。

人はね、何かを通してでしか 自分の価値を測れないものだから、なんでこんなにダメなんだと思ってしまうけれど。そもそも、なんの基準も無いものですよ。

生きてきた経験の中で、出会った人を見て、人を嫌いになった経緯もあるのかもしれませんね。
あなたは、自分というものを定めてしまっているけれど、そんな あなたであっても否定しないのが仏様のお心。
せめて、仏様には甘えて。

ここに相談されたお坊さんも、人ですけれど、
あなたに届くといいなぁ。
好きになれないものは、無理に好きにならなきゃと思う必要もないし。
あなたの中での距離を保てばいいのですよ。
誰かの優しさに応えなきゃと、がんばらなくてもいいです。

でもこうやって、気持ちを話せたり、誰かと繋がることで、気持ちが軽くなればいいなと、そんな感じで、ボチボチいけばいいのですよ。
(﹡´◡`﹡ )
それも、あなた。
仏様の子、大事ないのち。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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分かるー。

 「自分を好きにならないと、人のことも好きになれない」。はい、私もよく分かりません。私は、自身が好きか?なんて、あまり考えたこともないのです。
 でも、まゆれお さんは、少なくともご自身のことが嫌いなのですね?
 よく、「顔を体も性格も、何一つ気にくわない!」という言葉を使う人がいますが、それって随分乱暴な話だな、と思うのです。
 「気に食わないなら、取り外して捨てちゃいますか?」ということですよ。そうしたら生きるのに困るでしょう?そんな覚悟もないくせに「嫌いだ」とか、笑わせますよ。ですよね。
 ですから、あなたも「自分のここが嫌いだ。家族も、私のここを見て呆れ返っているのだろう」と、「ここ」が必ずあるはずです。それ、言葉にできますか?指摘できますか?
 問題は、具体的な方が解決しやすいのです。「私が嫌い」なら「私を消そう」も理屈として成り立ちますが、「私のここが嫌い」であれば、「ここを消そう・あるいは受け止めよう」とすることで、解決に近づくのです(本当です)。
 ただ、この作業は辛いです。具体的に自分の悪いところを直視するのですから。ダメダメなところを、テレビドラマの出演者ではなくて自分の身の上として見るのですから。
 ということで、「自分のどこが嫌いか」を明確化することをオススメします。
 あとはね、「人のことが嫌いです」とか言いながら旦那さんと一緒にいるのは可笑しくないですか?「人」というのも、上記と同じく「こんな人は嫌だ」という、具体的な特徴なり経験にくっついているはずです。嫌う対象のスケールを間違えているというか。
 さて、「考えをどう改めたら」とのお尋ねですが、そんな一瞬で変わるような方法をお望みですか?これは、行動の積み重ねによってしか有りえないことなのですよ。具体的には「一日に10回はありがとう、と言おう」とかの改めがいいですね。寝る前に思い出せる回数で。レジで係の人に「ありがとう」というのもカウントに入れて構いません。行動を変えればよいです。行動の伴わない「考え」なんて、紙切れ一枚の重さしかありません。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

時間を割いて回答していただき、感謝いたしております
いずれ、お二人のおっしゃる事が身に染みる時が来るのだろうと思います

夫と子供たちを大切に思い、生きるのが大事なのだと思いました

ありがとうございました

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