仏教はインドではなぜほぼ無くなったの?
仏教はお釈迦様の活躍した国インド(生まれたのはネパールと聞いていますが)で生まれましたが、14世紀にはなくなってしまったと何かで読みました。それはなぜでしょうか?現在はあとから周辺国から逆輸入した仏教がアンタッチャブル中心に布教活動した結果残っているだけとのことですが、ヒンズー教の国ですよね。ヒンズー教とはバラモン教の後継ですか?教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏教衰退の経緯
こんにちは、はじめまして。
ご存じかもしれませんが簡単に申し上げます。
第一に、イスラーム勢力の侵入により経典や寺院の破壊があったことです。偶像崇拝を嫌い、他宗教への排除が行われた結果です。
第二に、仏教がヒンドゥー教に吸収されたからです。多神教のヒンドゥー教において、釈尊もその神々の中のお一人として位置づけられました。
簡単には、以上のような理由です。
なお、バラモン教という民族宗教が、時代の流れと地域の広がりの中で多民族と共生したインド教とも言うべき、ヒンドゥー教となりました。
こんにちは。
インド社会は、古来より生まれや血統を重んじるカースト社会でした。それに対して仏教は生まれや血統ではなく、行為主義(ブッダの言葉に『生まれによって賤しい人となるのではない 生まれによって聖者となるのではない 行為によって賤しい人ともなり 行為によって聖者ともなる』とある)を重んじる宗教です。
お釈迦さまは、カースト社会どっぷりの中で反カーストを唱えたわけです。例えれば、貨幣経済の中で、物々交換を主張しているようなものです。
インドの社会と仏教は価値観が全くちがったものであり、受け入れにくい教えだったのだと思います。
質問者からのお礼
簡潔にありがとうございます。イスラム教が入ってきたからなのですね。初めて知りました。では、なぜインドはイスラム教の国にはならなかったのでしょう?土着の民族宗教であるヒンズー教(もともとのバラモン教)が強かったからですかね。インド周辺部であった今のアフガニスタン(タリバンの大仏破壊やガンダーラ仏はこの辺なはず。)及びパキスタン(インドと仲が悪いですね。)は、イスラム教なのはそういう背景があるのですか?あと東南アジアにもイスラム教の国がある(マレーシアとか)というのもそういう背景ですか?仏教の質問でなくてすみません。