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不安との向き合い方を教えて頂きたいです。

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

私は、現在学生をしているものです。
私は数年前から突然、心の方を患い、小さな不安が頭から離れなくなることが多々あります。
その昔、ストレスで肌が荒れ、それからというもの肌が荒れるのが怖くなり、鏡で自分の肌を見る事を繰り返すのがやめられなくなっています。
その為、誰といても何をしていてもその不安がついて回ってきます。
勿論、薬物を投与するという方法も知っていますが、できれば自分の力で克服したいと思いご相談させて頂いた次第です。

私は如何にして不安と向き合い、前向きに日々を送っていけるのでしょうか?
今より前向きに生きていく為の心構えというものを教えて頂けたら幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

僕も肌荒れで悩んでいました

僕はアトピー性皮膚炎があるので、肌に悩みを抱えています。が、皮膚科のお医者さんとしっかり相談しすべき処置や投薬をしていただいたのと、食生活を見直して、人の目に触れないところだけは抑えるように意識しています。
アレルギーや喘息もあるので、根本治療は難しいといわれ、一生付き合っていかなければならないとも言われました。
しかし、完璧には治せなくても、人に見えないところだけを綺麗にしていれば、自分に自信がついてきます。

心の荒れも同じだと思います。心に不安があっても、人前に見せないようにして、極端に言えば「演技」するんです。
真言宗では修行方法の中心に「三密修行」というものがあります。これは、身体と言葉と心を「仏さまの真似」することによって仏に近づけるというものです。

不安もあるでしょう、迷いもあるでしょう。しかし、自分が憧れている、羨ましいと思う人を「真似」してみてください。その人の役を演じるつもりで。
真似をするということは、近づくことです。
必ず心に変化が生まれます。自ずと、身体にも変化が出てくるでしょう。
隠した不安は、一人の時に吐き出しましょう。泣ける映画を見て思いっきり泣くもよし、本を読むもよし、音楽を聴くも良しです。
本当の自分は自分一人だけの時間に隠して、人前では精一杯明るくしてみましょう。
少しづつ、変化を楽しんでみてください。

それでも辛い時は、また相談してください。いつでもお待ちしています。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

とても丁寧なご回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
「演じる」ということを今日から実践していきたいと思います。
文章では気持ちは伝わり辛いと思いますが、少しだけ肩の力が抜けました。
本当にありがとうございました。

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