過去の過ち 償い方・自己嫌悪について
こんばんは。
過去に人を傷つけ後悔と罪悪感で一杯です。
償い方と、強い自己嫌悪に対する考え方を教えていただきたいです。宜しくお願いいたします。
小学生の頃に、相手が傷つく方法をわざと選んで同級生を責めました。怖い思いをさせました。
他にもわざと傷つけた事、仲間外れや悪口、傷つけるつもりではなかったけど傷つける言動をした経験があります。いじめです。
私も人の悪意に辛い思いをすることも多々あり、傷つくのが一時的ではないことや、悩みが対人関係だけとは限らず家庭やその他にもあることも気付きました。
少しずつの積み重ねで、人が怖いと思う時期もありました。
大人になって時間が経った後、自分のした事の大きさに気付きました。
できれば会ってしっかりと謝罪したいです。ですが、許されたいからという気持ちや、相手の方にとっても悩みを増やしたり嫌なことを思い出させるだけと考え、自分の中にしまっておくことにしました。時間も経ちすぎました。
何度も思い出しては悔やみ、当時の自分の考えや発言が恥ずかしいです。
せめて、これから先を変えていきたいと思っています。
できるだけ人に良い対応をし、自分の勝手な判断で人を傷つけないよう行動しています。
そして、少しずつでも周りの人にも伝えていけたらと考えています。
でもやった事は消えなければ、相手の方の傷も消えないです。申し訳ない気持ちで一杯で、自分のことも嫌いです。
対人関係が苦手で、自分を見失っていたと感じる期間が長い分、後悔も多いです。
少しでも前向きになりたいですが、酷いことをした自分が前向きになってはいけないと制限をかけてしまいます。お恥ずかしい話ですが、幸せになりたいという気持ちもあります。
その度に感じる心苦しさも、償いだと思います。
上にもありますが、償い方と自己嫌悪への考え方を教えていただきたいです。
長い文を読んで下さりありがとうございます。
宜しくお願いします。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「良い行いをしよう」と思い立った時、もう到達している。
こんにちは。
日本で一番有名なお経に般若心経があります。
短いながらも仏教の本質を説いたお経として多くの人々に親しまれていますが、特に最後の「呪」(真言)の部分が、特に大切である、と真言宗を開いた弘法大師空海さまはおっしゃっています。
その詳しい解説は1000文字に書き尽くせないのですが、ココではその意味だけ知っていただければと思います。
「羯帝羯帝波羅羯帝 波羅僧羯帝菩提僧莎訶(ぎゃーてーぎゃーてーはーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてー ぼーじーそわか)」という部分。
あえて中国語訳もされず、古代インドの言葉でそのままお唱えされていますが、あえて日本語訳にすると
「往けるものよ、往けるものよ、彼岸に往かんとするものよ、そのものこそが悟りそのものである。」
つまり、「仏さまになりたい」と思った瞬間、もうあなたは仏さまなんですよ、と、仏さまが私たちに語りかけてくださっているのです。
前置きが長くなりましたが・・・
プロフィールを見ていただくとわかると思いますが、私も昨年、僧侶としてあるまじき発言である方々を傷つけてしまいました。そしてそのことを1年間深く考えて、毎日この般若心経を唱えていて、気づきました。
愚かなことをしてしまった、誰かを傷つけてしまったその事実は消せない。
しかし、その過ちを、自分で深く反省し、その経験を生かして誰かを救うことこそが大切なのではないかということです。
誰もが私のように誰かを傷つけないように、誰かに傷つけられた人が、救われるように・・・
あなたは、「せめて、これから先を変えていきたいと思っています。
できるだけ人に良い対応をし、自分の勝手な判断で人を傷つけないよう行動しています。そして、少しずつでも周りの人にも伝えていけたらと考えています。」とおっしゃいました。
まさに、「良いことをしよう」と思った時点で、あなたは仏さまなのです。
仏さまの世界へ行こうと思い立ったその瞬間に、仏さまになっているように、あなたは善を行おうとした瞬間、善人なのではないでしょうか。
その思いは、あなたが過ちを犯したからこそ初めて気づけたものです。
過ちは決して消えませんが、あなたが良い行いを心がけるようになった時点で、決して無駄ではありません。
あなたが傷つけてしまった以上の幸せを、誰かに与えてあげてください。
合唱
質問者からのお礼
安田 空源 様
回答いただきまして、ありがとうございます。
本当に愚かでした。後悔してもしきれないです。
お教えいただいた通り経験は決して無駄にしないよう、傷つけた数より人に良くした数が増えていくように努力します。
傷つけたことはこれからも、心の中でですが謝罪し反省をしていきたいです。
ありがとうございます。