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父は自分が死んだ事に気付いていますか

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はじめまして。
2020年の4月半ば、ガンで父が亡くなりました。
1月の終わり頃に首にしこりがあると言っていて、そのタイミングで私も父に関する嫌な夢を見てしまったので気がかりだったのですが、病気に行きなよ、程度で終わってしまい、3月の半ばには酷くなり即入院。
ですがもう手遅れで先は長くない。覚悟しておいて下さいと言われ絶望していました。
そんな父が入院して1ヶ月で、食事もとれなくガリガリに痩せ、血圧が下がりそのまま亡くなってしまいました。朝早く病院から呼び出され母と病院に行った時にはもう息を引き取っていました。
私はなぜあの時に無理矢理でも病院に連れて行かなかったのか後悔していました。亡くなってすぐの父の手は暖かくて、お見舞いに行った時に手を握って意外と力余ってるねと笑っていたのを思い出し涙が止まりませんでした。

葬式などを終えひと段落し、霊感がある母と喋っていると、父の気配も何も感じない、死んだ事に気付いていないのでは、と言っていました。
確かに血圧が下がり、眠るように意識が遠のきそのまま亡くなったのでもしかしたらまだ魂は病院を彷徨っているのではと不安になりました。自分の死に気付かない等あるのでしょうか?父は生前、人は死んだら何処へ行くのか、魂の話や心の話をよくしてくれました。
そういった事を理解していても、いざ自分が亡くなったら分からないものなのでしょうか?
また、父は入院する前私が買ってくるのを楽しみにしていたプリンを食べられずに入院してしまいました。ガマンしていたお酒もタバコも、好きなお菓子も、食べたかったプリンも、お供えしたら食べて貰えますか?亡くなったらゆっくり休んで病気で食べれなかったプリンもタバコもお酒も楽しめているんでしょうか?
父は病気の苦しみから解放されて、今苦しまないでゆっくり休めているんでしょうか?
質問責めですみません。
ご回答よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しがらみや苦しみ・・全てから解き放たれています。

初めまして、お早う御座います。

死とは怖いものでもなく、終わりでもありません。新たなストーリーに向けて歩み出す事なのです。亡くなった霊魂は・・生前に愛していた家族や人の中に入って、命の時間を共に過ごします。一緒に泣いて想い出等に寄り添い共感をして・・そしてそれぞれが、もう大丈夫というタイミングで新たなストーリーに踏み出して行く時を今、過ごされているのです。

お父様は、しがらみも苦しみも、辛さも・・全てから解き放たれて、本来の姿に戻っているのです。姿や形が見えなくても・・時を一緒に過ごしているのです。今、自分らしさをそれぞれが見失いかけている時に・・・現れてしまうと、より混乱をしてしまうから・・・お父様は現れないのです。誰も恨んだり憎んだりしていないよ。逆に悲しませてしまった事にごめんね・・と誤っているのです。もう、苦しくも辛くもない!私は大丈夫だから・・責めたりせずに、ゆっくり大好きだった笑顔を取り戻して、自分自身を見失わずにいつものように毎日を過ごして欲しいんだよと思っていらっしゃいます。

大好物の食べ物などをお供えしてくれてありがとう!おいしく食べてるよ!とも言っておられます。ゆっくり、焦らないで一つずつ・・一歩ずつ立ち止まりながら、お父さんが望んでいらっしゃる事を、成就していく事が託された事です。徐々に笑顔を取り戻して、過去でもない、未来でもない、この瞬間を自分らしくお過ごしになられる事こそが、何よりもの願いです。それぞれのストーリーを歩まれても、祈った瞬間に側に現れてその姿に微笑んで応えてくれます。お仏壇は此岸と彼岸との電話と一緒です。例えお仏壇がなくても・・祈ると繋がる事が出来るのです。大きな気づきなどを残して行ってくださったのです。ゆっくりと制限のない命の時間を大切にお過ごしになられて、いつかは彼岸に辿り着きます。それまではお父さんが先導されて導いてくださいます。彼岸に辿り着いた時、抱きしめて上げて心に刻んだアルバムを一緒に開いて、想い出を伝えて下さい。それを楽しみにお父さんも新たなストーリーに向けて歩み出すのです。純粋な祈り、願いは必ず時空を超えて届きます。

心切なくなった時、いつでもここに来てください。

お父様に心から・・南無大師遍照金剛

合掌 礼拝

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永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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気が付いていないだけです。

ご質問拝読いたしました。
御尊父さまのご往生、
謹んでお悔やみ申し上げます。

御尊父さまの存在を、
感じることができない。
とのお言葉ですが、
あまりにも想いが強過ぎて、
結実しないのだと思います。
近くにいらっしゃいます。

それほどに、
御尊父さまは愛された方
だったと思います。

御供養とはおもてなしです。
お父さまがお好きだったものを
お供えくださいませ。

まずは、
ビックプリン。
大きなプリンをお供えして、
あとで皆さんで、
いただいてくださいませ。

お酒、
ビールもお供えください。
タバコは身体に悪いので、
控えていただいたほうが、
よろしいかと。

気さくで明るく、
少しそそっかいしいところは、
ありましたが、
誰からも愛されたお父さま、
極楽浄土でも、
皆さんから愛されています。

ご心配なく!

逆に残された皆さんを
心配されていますよ。
いまはコロナな影響で、
行動がままならない状況ですが、
どうかお母さまを、
支えてくださいませ。

お父さまからのお願いです。

どうか、お幸せに!
充実した人生をお過ごしください。

ご多幸を祈っています。

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浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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遺族が供養する姿を見て故人は納得する

よさひりさん、はじめまして。質問を拝読しました。

よさひりさんのお父様は首のしこりが気になってから短期間で亡くなってしまったのですね。そして、お父様は亡くなったということを分かっていないのではないかと気になるのですね。

私の感覚ですが、亡くなった方はしばらくの間は自分の死を理解できない方が一定数おられるように思います。ですが、遺族が喪服を着て集まり、通夜や葬儀、法事などをなさっている姿を見て故人は納得していかれるようです。

誰しも死に直面したとき、「死にたくない!」と思うものです。その後、本人が自覚する間もなく亡くなる場合、死を理解できないことがあります。

自分の死を理解できないとき、ご遺族が故人を偲ぶ場を持ち、供養する姿を見てようやく自分の死を受け入れていくようです。

なので、よさひりさんはお父様の供養をすることで納得させてあげてください。

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように

合掌

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徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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大丈夫、成仏されていますよ。

お父さまは生前
人は死んだら何処へ行くとか
魂の話や心の話をよくしてくれたそうですから
ご自身のことも理解していますよ。

仏さまに導かれて
お浄土に往って成仏されています。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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