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義弟と義母の関係について

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有り難し有り難し 4

東京都在住の会社員です。
家族は妻と4歳の息子の3人です。
愛知県に住んでいる義母と義弟のことで悩んでいます。
2019年末に義父が病死し、葬儀には家族で出席し、東京に戻った後、家内を通じて、私に「四十九日の法要には参加を遠慮してほしい」との申し入れがありました。義弟が私が葬儀に出席することによって非常に不快な気持ちになったらしく、遠慮をしてほしいとのことでした。

義弟は長く不登校で中学卒業後も特に定職にもつかず、義実家にいます。年齢は35歳ぐらいになると思います。
昔から精神的に不安定で他人と関係がうまく築けないようで、小学校や中学校で不良グループからいじめを受けて不登校になっていたようです。
人との関係がうまく築けません、と書きましたが、不思議なことに女性とも数人お付き合いをしたことがあるそうで、一時期授かり結婚をして義実家に奥さんと子供と暮らしていた時期もありました。しかし、子供が生まれて半年ほどで奥さんが子供を連れて出てしまい、離婚されてしまったようです。

そんな義弟とも距離が離れていましたので、トラブルなく付き合っていました。
しかし6年ほど前、家に泊めた時に精神的に不安定になり、椅子で殴りかかっえきたため、取り押さえて警察を呼ぶということがありました。

それから葬儀まで義弟とは会っていませんでした。

話しは冒頭に戻りますが、義父の葬儀で義弟と顔は合わせることは気が重かったのですが、霊前で自分がトラブルのもとになることは絶対にしないと思っていましたし、向こうからも積極的にこちらに近づいてくることはなく葬儀は無事終わりました。

その後しばらくして、義母からは四十九日法要を遠慮してほしいとの申し入れが入りました。
私は納得しませんでしたが、家内と息子だけを法要に行かせました。
しかし、お世話になった義父の大切で法要である四十九日の出席を、非がない自分が拒まれたことがどうしても納得できず、非常に悲しい気持ちになりました。

義弟は義父の入院中も特に積極的に看病したわけでもないようで、臨終の際も親族とは別に1人で家で酒を飲んでいました。

この件に関して、家内は私の気持ちを理解してくれています。

義父も義母も私にはずっと親切に接してくれたので、悪く思いたくない思いもあります。また今の生活に実害はないので、忘れればよいのですが何故か蟠りが収まりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

優しくされることが、返ってストレスになる人もいます。

〈義父も義母も私にはずっと親切に接してくれたので、悪く思いたくない思いもあります〉・・・貴方は本当にお優しいですね。
ちなみに、《優しくされることが、返ってストレスになる人もいます》。特に、自尊心が強いにもかかわらず「思うようにならない」ため、その原因を「外に向かって」発散し、酒におぼれたりして、周りに「迷惑」を掛けるタイプです。どうやら、義弟さんはそんなタイプかも・・・。
〈小学校や中学校で不良グループからいじめを受けて不登校になっていたようです〉との事・・・「被害者意識」から、「歪んだ性格」になったのかもしれません。(そういった意味では、義弟さんはかわいそうな方と言えるでしょう)。
幸い、貴方には「理解ある」奥様がいます。無理に義弟さんとはお付き合いする必要はないと思います。
心苦しいかもしれませんが、我慢して「遠くから(奥様を通じて)」見守ってあげて下さい。ご自身のご家庭第一に考えて・・・。お義母様もキット分かって下さいますし、貴方がご家族仲良くしておれば十分、と喜んでくださるでしょう。
それより、今は、お義母様が病気したり、歳を取って介護などが必要になった時のことなど・・・奥様と相談して考えておいて下さい。経済的な面も考慮する必要があります・・・。どうやら、義弟さんには「まかせられない」感じがしますので・・・。
なお、親鸞様は❝つくべき縁あればつき、はなれるべき縁あればはなる❞とおっしゃっておられます。人間の「はからい・努力」では、どうにもならない、という事があります。仏様が「何とかして下さる」と信じて、暖かく「見守って」上げて下さい。仏様になられた、お義父様はキット分かって下さいます。合掌

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

コメントを頂き、ありがとうございました。
家族を大切にすることを最優先にし、忘れれば良いことだと思いながら、どうしても納得できないという憤り、というか悲しい気持ちが複雑に絡んでおりました。気持ちを聞いて頂き、楽になりました。
親鸞上人の「つくべき縁あればつき、はなれるべき縁あればはなる」というお言葉も大切にしていきたいと思います。
また義母の将来のことについては妻とよく話すようにします。
今回お話しを聞いていただいたご縁も義父が整えてくれたのかな、とも感じております。
緊急事態宣言が解除されましたが、お体に十分お気をつけてお過ごし下さい。

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