「和顔施」のあり方
「和顔施」も、やはり状況に応じて変わっていく(変えねばならない)のでしょうか?
「和顔施」は、とても良い言葉・行為だと、私は思っています。回答僧の皆様も、何度か回答で触れられていますね。
ただ、新型コロナウイルス感染防止対策で、マスクが必須となり、表情を読み取りづらくなりましたね。逆に、私の表情や意志も、相手に伝わっていない可能性があります。
いずれ新型コロナウイルスは収束しても、以前と同じとはならないでしょう。「和顔施」も、今後はひと工夫する必要がありそうですね。
これ以上「ギスギスした社会」になるのは、私は嫌です。
回答僧の皆様は、和顔施の際に、何か「ひと工夫(プラスアルファ)」をされていますか?
このhasunohaを、小学館集英社プロダクション発行の本で、知りました。(登録は2019年) かつては、列車で、各地(北海道を除く)を巡りました。 よろしくお願いいたします。
「安楽死所望」の一方で、心のどこかに「死」に対する恐怖心がある。 加齢とともに、親の二の舞を演じる場面が増え、無力感が募る。 受容できない自分を受容できない。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愛語施(言辞施)
「風の谷のナウシカ」というアニメ映画で、濃い瘴気の中で緊急事態になり慌てる仲間に、ナウシカが「大丈夫」を伝えるためにあえてマスクを外して笑顔を見せるシーンがありました。
「和顔施」は「無財の七施」(お金がなくてもできる人を喜ばせる7つの方法)のひとつで、優しい顔で人に接するという事ですが、同じ「無財の七施」の中に「愛語施(言辞施)」があります。やさしい言葉をかけるというものです。コンビニのレジなどでも会計の前に「お願いします」支払いが終わったら「ありがとうございます」などと声をかけるようにするといいですね。顔が見えない分、ちょっとした声かけがいままで以上に必要かもしれませんね。
スマイルマスク。
ご法事に来た男性の中にはコワモテの人もたまにいらっしゃるのです。
たしか40前後の方だったと思うのですが。
マスクの右上のところにバンザイしているスヌーピーが描いてありました。
『いや若さん、これね。もらったやつだから。俺のじゃねえから。』
思わず顔がほころびましたよね。
自分が笑顔になれなくても
人を笑顔にさせることはできるみたいです。
多様な表現
表情が今一つ、分からない。たしかに日本中全員マスクであれば、そうですね。
その分、言葉に出して感謝の気持ちを伝えるのも一つの方法かもしれません。
そして、私たちの宗派では、数年前より、合掌を実践して挨拶をするということを進めています。色々議論もあったのですが、こんな時には有効です。
目は口ほどに物を言う。
質問者からのお礼
回答をくださった回答僧の皆様、ありがとうございました。
どれも、参考になるものばかりです。私も、実践したいと思います。
ありがとうございました。