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復職後1週間でまた休職してしまいました

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有り難し有り難し 21

閲覧いただきありがとうございます。

4月より仕事の担当が変わり、上司からも期待されていたのですが業務量の多さやプライベートでの不運で精神的に弱ってしまい、適応障害の診断を受けました。
4月中旬から一度休職に入りましたが、忙しい季節でもあったため早く戻らなければという思いで1ヶ月で復帰しました。

しかし、復帰後1週間勤務したところで4月と同様に出勤や他人が怖く、失踪しようとしてしまい症状が改善されていないことを痛感し、また休職に入ってしまいました。

期待されていたにもかかわらず、4月は半月、復帰後は1週間で駄目になってしまった自分が不甲斐なく、自分の存在価値がわからなくなってしまいました。

上司からも常識がないなどと言われたり、冷たい対応を取られてしまい自分の存在が迷惑だということを思い知り消えてしまった方が周囲にとっても良いのではないかと考えてしまいます。

会社への懺悔の気持ち、自分は無価値だという気持ちで頭がいっぱいになりながらも、時々、こちらも好きで病気になったわけではないのになぜそこまで冷たくされなきゃいけないのかと上司への憎しみも抱いてしまいます。
負の感情しか心にありません。

他人に会いたくなく、心配してくれている親ともまともに話せず、余計に存在している意味がわからなくなっています。

1週間で勤務を諦めてしまった自分は弱く、甘ったれているのでしょうか。

また、上司への憎しみの気持ちはどのように消せばいいのでしょうか。
休んでしまっている自分が悪いため、上司を憎んではいけないと感じてはいるのですが頭が考えることをやめてくれません。

支離滅裂な文章になってしまい大変申し訳ございませんが、ご助言いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたもそうでしたか…

ご質問、読ませていただきました。
じつは…
私はお寺の住職をしながら外で仕事をしています。その外の仕事で人間関係において貴女と同じ適応障害の診断を受け、半年間休職していました。
貴女は弱くありません。甘ったれてもいません。
ゆっくり、時間をかけて医師と共に治療していきましょう。
上司への憎しみは私も消えていません。が、そのうち定年でいなくなるので、必要最低限以外の関わりは持たない。と決めました。
私たち人間は元々そんなに強くはありません。
1人では生きていけないし、価値のない人間は1人もいません。
縁によって、繋がりによって私は生かされているし、他人を生かしてもいます。
誰にも会いたくない時は無理に会わなくていいんです。
私は半年間の休職期間を経て、職務変更、そして新しい職場では休職していたことを周りの仲間にも話しました。周りがどう考えるかはわかりませんが、自分の状態を周りの仲間に知っておいてもらいたかったからです。
休職期間はとにかくゆっくりする事が大切です。仕事のことが気にならなくなるまで、就業規則で許してもらえる間ゆっくりする事をオススメします。私たちが考えるほど仲間は冷たくもないし、復職時には快く迎えてくれます。
適切な解答かどうかわかりませんが、貴女の人生がこれから豊かである事を願います。

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欲・怒り・怠け・プライドは煩悩

仏教では、自分自身の煩悩が悩み苦しみの原因だと考えます。
欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩です。
つまり、考えなくてよいこと、考えても仕方ないことを考えることによって、無駄にストレスを増やし、無駄に疲れ、無駄に脳内時間を費やしているのです。
自分自身のプライドの煩悩を守ろうとすれば、誰かを悪者だと考えたくなりますから、脳は上司を悪役にしたがるのです。
プライドの煩悩からくる怒りの煩悩。妄想雑念にすぎません。
プライドを守るために脳が必死に創作したフィクションの妄想雑念のために、無駄に怒ったり疲れたりしていては、時間と体力の無駄遣いです。
自分自身に対する怒りも煩悩です。
何かを嫌がったり悲しんだりむかついたり恨んだり後悔したりは、みんな怒りの煩悩です。
これも、時間と体力の無駄遣いです。
「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩。煩悩は悩み苦しみの原因。」と、毎日頭の中で念じる癖をつけましょう。
これは、心を静める修行だと思ってください。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

お答えいただきありがとうございました。
カウンセラーや医者にも素直に話し、今後復帰に向けて前向きに治療を始める運びとなりました。
まずは仕事のことは考えず、療養に励みます。
いただいたお言葉を胸にこれからも精進していきたいと思います。
ありがとうございました。

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