分かりやすい初盆の意味を知りたい
お世話になります。
夫が亡くなって、初めてのお盆。
まだ気持ちのきりかえも整理もできないまま…
まだ未だ、仏壇の前に手を合わせれない自分…遺影に向かって話しかけれない自分がいます。
提灯など、飾る事になってる風習ですが…
うまく準備ができません。
あまり、きちんと飾りたくない自分がいます。
でも、光を灯してあげないと、亡き人は来てくれませんよね?
そもそも、夫がちゃんと成仏できてるのかもわかりません。日頃からも、線香の匂いが一瞬したり、花のちょっと妙な匂いがしたり、今までに嗅いだことがない匂いがしたり…
どれもこれも一瞬です。
やはり、私がくよくよしたり、日頃からお線香をあげなかったり、南無阿弥陀ととなえなかったりしてるからでしょうか。
夫の死が普通と違うので、なんとも言えない気持ちのまま時が経ってます。
長くなりましたが…
初盆、日頃から亡き人は、家族を見守ってくれてたりするし、近くにきてくれてたりするのですよね?
なのに初盆になったら、帰ってこられるから.とはどういう事なのでしょうか?
もし成仏してなくて、後悔のあまり、常にウロウロしていたらどうなるのでしょうか?
初盆になって、あれこれと、準備をしないといけないのは何故ですか?
また15日のお帰りの意味とは…
初盆にかかわらず、常に、ここにいてほしいし、15日のお帰りもないでほしいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
亡き人々の幸せを願い、今生きてることに感謝する
お盆は民俗行事です。仏教行事ですが、日本人が祖霊を敬い祖霊と交流する民俗行事でもあるのです。
お盆の云われについては、仏説盂蘭盆経で説明されています。
『お盆の時期と目的について』
https://okwave.jp/qa/q1692881.html
(15年前に、私が回答したものです。)
では、この仏説盂蘭盆経に沿った形で、日本の御盆行事が行われているかと言うと、そうではありません。冒頭に申し上げましたように、日本人の祖霊信仰に沿った形で行なわれています。迎え火、盆棚(精霊棚)、送り火は、仏教の教えから説明出来ません。先祖の霊を敬う祖霊信仰と言っても、地域や生活文化によって異なってきます。死者が赴く場所としては、山中、地中、海上の島などが考えれています。どれが正しくて、どれが間違いと言うことはありません。其の人其の人が慣れ親しんできた「御先祖様の居場所」が、其の人にとっての正解なのです。亡くなった方の霊は初め家の裏山に籠り、年回供養を重ねることにより浄化され地方の霊山と呼ばれる高い山に登っていくという信仰は広く全国に見られます。
山に登った先祖の方々は行ったきり帰ってこないかという訳ではありません。お盆に迎え火を焚いて「あの世」から盆棚にお迎えし、供物や食事をさしあげてもてなします。その前に家族が集まり御先祖様を交えて語り合います。お盆が終わる時、送り火を焚いてお見送りします。
お盆に関して、時々こんな質問をされます。「お盆の時御先祖を精霊棚にお迎えしますが、お墓もお参りします。御先祖はどっちにいるんですか?」と。仏教的に答えれば、「亡き人はどちらにもいない。何故なら戒名をいただき、仏弟子となり仏様の世界に旅立ってます。お墓は大切な遺骨の安置所であり、仏様の世界への入り口として大事な場所です。」ということになります。民俗的な立場から答えれば、「先祖の霊は我々の行く先々で我々を見守ってくれる。だから、本来はいつでも側に飛んできてくれる。居てくれる。しかし、いつまでも先祖に頼るのではなく、自立することも必要。だから、何時でも居てくれるけど先祖に頼り過ぎないよう、お盆の間だけ居てくれるんだと語り継いできてるんです。」と。
字数制限がありますので、説明はここまでとさせていただきます。また、ご質問ください。
早く迎えてゆっくり送る
拝読させて頂きました。
お盆は先にお亡くなりになられた大切な方々やご先祖様が極楽浄土からいらっしゃって生きている私達と一緒にお過ごしになるといういわれに基づいています。
当然亡くなられた方々は既に極楽浄土にて多くの皆さんと一緒に円満にご成仏なさっておられます。そしていつでも生きる私達をかげひなたにと優しく見守り続けていて下さるのです。そしてお盆はお戻りになり一緒に過ごすのです。
ですから迎え盆の13日の朝早く暑くなる前にお墓にお迎えに行かれ一緒に自宅に戻ってきます。その前には初盆ですと盆棚飾りを作っておきます。盆棚は地域的にも違いがあると思いますので、菩提寺様に飾り方やお供え物をうかがってみてもいいかと思います。また各宗派ごとのお盆のパンフレットもありますので参考にしてもいいかと思います。
いずれにせよ13日に迎えてゆっくりお過ごしになるのです。14日15日はご親戚の方々や親しい方々がお盆のご供養の為にご自宅にいらっしゃるとも思います。ですからお線香をあげて頂いてゆっくりとお話しなさったり、地域によってはお酒を一緒に召し上がりご先祖様と一緒に心和やかに過ごすのです。
それといらっしゃる方々はお香典をお供えなさるでしょうから一般的にはほんのお気持ち程度の返礼品をご用意なさっておいてもいいと思います。返礼品は多少多めに用意して余ったら返品できるものがいいと思います。いずれにせよお気持ち程度で無理しないことです。
また菩提寺様のお坊様が棚経のお参りにいらっしゃるとも思います。そのことはあらかじめ菩提寺様にお伺いなさってみて下さいね。棚経のお布施もやはり地域性や菩提寺様によって違いますから予め目安を菩提寺様に伺っておいた方がいいかと思います。
そして送り盆ですが、16日の夕方涼しくなってからお送りします。その際にまこもを敷いてナスやキュウリで作った牛や馬の乗り物も共にお供えしてお送りします。このお供えはやはり地域によっても違います。玄関外の道路にてお送りする場合もあれば、近くの川岸にお供えする場合もありますし、うちのお寺ではお寺の本堂の南側に皆さんお供えなさってお送りなさいます。
いずれにせよ大切な方ご先祖様を「13日の早くにお迎えなさり、14・15日をゆっくりと一緒に過ごし、16日にゆっくりとお送りする」ことがよいとされています。どうか心込めてお迎えなさって下さいね。
こんにちは。
ご主人が亡くなり、なかなか気持ちの切り替えができないのですね。当然の事だと思います。大丈夫ですよ。
日頃からご主人は、きっと少し離れた所であなたの事を見てくださっていますよ。そしてお盆にはきっと近い所まで帰って来て一緒にご飯など食べたりしていますよ。是非お迎えの支度をととのえ、故人が好きだったお供え物を上げて、お盆の日には故人と一緒に食べる気持ちでいただきましょう。支度が大変でしたら、親戚や近所の方と一緒に準備してみましょう。
あなたがお線香をあげなかったり、南無阿弥陀仏を唱えない事で、故人が成仏できないという事はありませんから安心してくださいね。何かにおいを感じるのは、精神的なものかもしれません。続くようでしたら一度お医者さんに相談しても良いでしょう。
15日にはお送りしますが、また少し遠いところであなたをそっと見守っています(成仏できていないという訳ではないです)から安心してくださいね。
質問者からのお礼
沢山のお言葉、感謝致します。
初盆無事に終わりました、お礼遅くなり申し訳ありませんでした。
こちらの回答をじっくりと当日前まで何度読んだ事でしょう…
沢山沢山、長く回答していただいて、ほんとに心休まる気持ちになりました、
おかげで、こちらの回答に救われ、しっかりと準備が出来、いい初盆となり、親戚皆さん、主人らしい賑やかないい初盆やったと言って下さいました。
1人くよくよとしていた時は、こちらを頼ってしまう日々です。
失礼ながら、まだまだ気持ちに整理がつかず、またまた、次は一周忌だ…と思うと気持ちが落ち込むばかりです…
また、こちらにお世話になります。
今後ともよろしくお願い致します。