根拠のない想像をやめたいです。
こんにちは。
最近になってもやもやすることが増えてきたので、再び相談をさせて下さい。
最近、周りの人(同級生)のことを想像し、それと自分を比べては、「自分はダメだな…」と思うことが本当に多いです。
例えば、勉強をしていて、今まで出来なかった問題を解けたとき。解けたときは、「出来た…!」と一瞬感じはするのですが、すぐに「こんなのみんなはとっくに出来てるんだろうな…」という思いが湧いてきて、不安になります。
この想像には、全くなんの根拠もないのですが、「きっと…」という思いが毎日フツフツ湧いてきては不安になる、を繰り返してしまいます。
以前、hasunohaさんで「学びは競争ではない」とも学んだのに、色々な想像を次々としてしまいます。
勝手に自分で想像をして不安になることを止めるためには、どうすれば良いのでしょうか。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その傾向をよい方に向けていかれたら
あなたはプロ野球がお好きですか? 私は、中学三年のときからずっとプロ野球ファンなので、野村克也さんは私にとっての神の一人です。野球はぜんぜん見ないかもしれませんが、野村さんのお顔くらいは知っておられるでしょう。
野村さんは、選手としては打者として超一流、捕手として超一流、監督としては弱いチームを育てることも、強いチームを勝たせることにも超一流、解説者としても超一流でした。
打つだけ、守るだけ、育てるだけ、勝つだけ、解説者として話したり本を書いたりすることだけ、これらのうち一つだけでもたいへんなことですが、全部やってこられたのですから、総合力で日本のプロ野球におけるナンバー1の存在です。
前置きが長くなりましたが、野村さんがこれほどの人物になれたのは、まさにあなたと同じ心の傾向を持っておられたからです。
不安だから努力する。結果が出たらそれに満足せずもっと高い所を目指す。つねに努力と工夫を怠らない。
人間は楽天的なことが幸いする人と、これくらいじゃダメだからもっともっととどちらかといえば悲観的な性質が成功のもとになる人の両方がいると思います。
以前の回答で一時は解決したけど、時間が絶つと満足できなかったのでしたら、あなたのその性格をよい方向に活かしていったら如何でしょう。将来就くお仕事によってはかけがえのない財産になる性格だといえます。
私ごとを申しますと、子ども食堂をやっているんですが、他の子ども食堂さんで食材その他が十分でないところに支援できたら、と思っています。偉そうに言っているのではなくて、自然とそのように動いています。こんな性格では人を押しのけてのし上がることは困難です。ですが、坊さんをやるには、悪くないのかもしれません。
みなそれぞれ性格や性向があります。それを否定するのではなく、それを活かす方向に目を向けてみられたら、と思います。
比べる相手を自分にしてみては
米恩さん、周りと自分を比べてしまって、根拠のない劣等感にさいなまれてしまう。ということですね。ひとつ、提案が浮かびましたのでお話させてください。
ご相談を読ませていただいた印象としましては、米恩さんの高い向上心を感じることができました。周りの人と比べて劣っているのではなかろうか、という想いは向上心の一つの現れ方であろうと思います。そして、周りと比べて劣らずにいたいという気持ちをお持ちである。そのこと自体、自己実現を図るうえで必要な要素だと思います。
そこで提案です。比べる気持ちはそのまま保ち、比べる相手を、周りの人から自分にシフトしてみてはいかがでしょう。具体的な取り組みとして、一日単位での実現できそうな目標(例えば、読みたい本を5ページ読み進めるみたいな)をひとつ設定し、達成できたか振り返ってみる。試しにこれを3カ月続けてみてください。終わったら新たな目標を設定しても良いと思います。米恩さんの意識が自己の進歩に向かえば、自らの可能性を拡げるきっかけになるかもしれません。
質問者からのお礼
藤岡 俊彦 様
ありがとうございます。
こんなことを考えるのは止めたい、止めなきゃいけない、と考えていたので、正直驚きました。
私も野球が好きで、心の支えになっています。ノムさんと同じ心の傾向ときき、とても安心することが出来ました。
考えること自体を止めようとするのではなく、活かす方向に目を向けてみようと思います。
ここで相談をして良かったです。
ありがとうございました。
西原 慎治 様
ありがとうございます。
確かに今まで、「他人と比べて」を重要視し過ぎていたように思います。
西原さんに教えていただいた通り、まずは3カ月(3日くらいからスタート…)比べる相手を自分にシフト出来るように意識してみようと思います。
本当にありがとうございました。