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病気による悲しい気持ちへの対処について

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

質問をご覧いただきありがとうございます。

私は現在、病気の為に仕事を退職さぜる終えなくなり、辛い気持ちを抱えています。
皆様に、この気持ちに蹴りをつけて、これからどのような心持ちで生活すれば良いのか、お聞きしたいです。

私は今、現職に就いて2年半になります。24時間勤務で夜勤のある、体力資本の仕事です。
昨年11月に、難病(膠原病)があることがわかり、その後問題なく勤めていましたが、ここ4か月で体調不良が続き、薬を飲みながら頑張っていたものの、医者から休む事を勧められました。

先日、診断書を持参し上司に相談し休職をいただきたい事、身体の調子を戻して働きたい事を相談したところ、「難病で、治るかどうか見込みのない、病気が良くなったり悪くなったりを繰り返す人を今の部署には置いておけない」と回答されました。
「休憩を取ったり、職場で工夫をしながら勤め続けたい、休職期間で身体を休めてまた頑張りたい」と自分の意思を伝えましたが、上司からは「現段階で24時間勤務ができない事と、現在の身体の調子が完治しないのであれば、勤務させられない」と回答されました。

難病なので、完治はしませんし体調不良が一旦は良くなってもまた悪化する可能性は否定できません。
体力が資本の仕事ですので、勤務させられないという上司の判断はわかりますし、私が働く事で他人に迷惑をかける可能性が高いです。

しかし、今の仕事をやりたくて苦労してこの仕事に就き、難病による体調不良で諦めなくてはいけない事が、辛く、心の整理がつきません。
今後、病気の治療法が開発されるかもしれない、休めばまた元気に働けるかもしれない、そう思うと現在の仕事を辞める事に対しても躊躇します。

自分を支えてくれた人、応援してくれてる人もいて、働けた事は感謝でいっぱいですし、申し訳ない気持ちもいっぱいです。

私のこの今の仕事に執着する気持ち、退職しなければならない悲しく辛い気持ちを乗り越え、今後どのように生活すれば良いのか、質問させていただきたいです。

稚拙な文章を、最後まで読んでいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

強く生きようとしているのですね。

さき 様 相談ありがとうございます。

難病のゆえに望んでいるお仕事の退職は、辛く悲しいことですね。拝察申し上げます。
その中でも、あなたが、「病気の治療法が開発されるかもしれない、休めばまた元気に働けるかもしれない」と希望を失わず、どれだけ強く生きようとしているかも感じられて、あなたの精神の強さに感服致します。

必ずまた望める仕事につけると希望を持って生きる事。
ご自身の信仰があるでしょうからそれを信じて神仏に祈る事。
そして、難病になったのは、あなたのせいではありませんから、自分を責めないことが大切です。申し訳ない気持ちはわかりますが、自分を責めないようにしてください。
あなたはこの宇宙でただ一人のあなたです。かけがえのない命をもったあなたですから、今を大切に自分に思いやりや優しさを向けて、体調がよくなる時を待ってください。自分の体を癒し、この辛い状況からやがて抜け出し光が見えてくると思い、その為の充電期間と思って過ごしてみてください。
病と付き合う期間が続くでしょうが、あなたが支えてくれた人に向けた感謝の気持ちと強くいきようとしている気持ちが、きっと希望を与えてくるれると私は信じております。
気持ちが揺れたり、落ち込むことがあるかもしれません。その時には、どうぞ遠慮なくご相談ください。
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 様

ご回答ありがとうございます。
とても温かい言葉をかけていただき、何度も何度も読み返して涙が溢れてきました。

釋様から、「強く生きようとしている」とおっしゃってくださり、驚きました。私はクヨクヨとし弱い人間で、「病気が治るかも、元気になるかも」というのはいつも父親に言ってもらってるんです...。
嬉しい反面、「でも難病だし」と落胆する時もあり、またそのような強い言葉を掛けてくれる方は滅多にいません。

しかし、釋様からも「必ずまた望める仕事につけると希望を持って生きる事。 」と言われ、希望を持って生きる事が心と身体の為に大事だと気づきました。

上司には、もう一度休職しても今の部署で働き続けたいと訴え、それが私の希望だと伝えたいと思います。
駄目なら諦めて、これからできる事を考えようと思います。
日々できない事や出来なくなった事に注目するより、できる事、できるようになる事に注目して充電期間を過ごそうと思います。

希望を忘れずに、生きていこうと思います。
強くて温かい言葉がけ、ありがとうございました。

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