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生きることが怖い

回答数回答 2
有り難し有り難し 22

生きることが怖いです。
仕事が辛くて月に何度も何度も休んでしまいます。得意な事もスキルも無く転職しても現状が変わるとは思えません。一人暮らしで親には頼れません。実家には帰る場所がありません。頼る事が出来る家ではありません。
今年で23歳でやりたい事が無いとか言っていられる歳でもありません。1年があっという間にすぎ歳だけとって体力や外見が歳をとっていくのに中身は子供のままです。
幼い頃はかっこいい大人になりたかった筈なのに、高校生で不登校になり20歳で就職が決まらなかったら死ぬと決めてたまたま就職が決まったという理由で21歳を生きました。
20歳時点で殆ど死ぬつもりだったのでそれより先の人生設計が何もありません。仕事は辛くて精神科では適応障害と診断され辞める事を勧められました。スキルも資格も無ければ給料の低い仕事かしんどくて少し給料の良い仕事しかありません。
雀の涙の様な給料でこの先どう生きていけばいいんだろう、なにも出来ず能力も無く.....。
毎日が怖いです。何も出来ず自分を駄目な人間だと嫌って生きる事が怖いです。
人生設計の組み立て方、今何をすればいいのか、必要なことはなにか、行い心構えを順序建てて具体的に知りたいです。
毎日が怖くて仕方ありません。誕生日も嬉しくありません。何をすればいいのか分かりません。
助けてください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いずれあなたの未来は大きく開けていきます

拝読させて頂きました。
あなたが毎日不安を抱えながら生きていらっしゃることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
今コロナウイルス感染症の流行のさなかですからあなたが余計に不安に思っていらっしゃるのいらっしゃるお気持ちもよくわかります。
おそらく誰しもが大なり小なり不安を抱えながら毎日を生きているのではないでしょうか。ニュースを見るとなんだか暗いニュースばかりが流れてきてとても不安な気持ちになってしまいますからね。
ですから先ずは決してあなた独りではないことをわかって下さいね。そして不安が余計に不安を呼び込んでしまうような状況になることを確認しましょう。このような状況ではちょっとしたことでも不安になってしまって大したことないことでも大きく考えてしまったり、自分を追い込んでしまうような気持にさせるものです。
私達の未来は誰しもわかりません、とはいえ毎日の生活はたんたんと進んでいきますからそうあせることではないのです。

先ずは決して自分のことを追い込まないで下さいね。明日は明日の風が吹くですし、人生なんとかなるものです。
もし辛くなったり苦しくなったらちょっと立ち止まってゆっくりと一呼吸なさってみて心を落ち着けてみて下さいね。そして自分のことをみて、それからゆっくりと周りのことを見回していきましょう。そうそう悪くなるものでもないですからあせらずに前向きにものごとをとらえていきましょう。
そして日々の生活の中でうるおいを見つけてみて下さいね。お仕事終わったらゆっくりとおうちでもお風呂に入って好きな香りのアロマオイルや入浴剤を入れて心を楽にして入浴なさってみたり、お休みの時などは近くの健康ランドに行ってみてゆっくりとミスとサウナに入ってみたり、オイルマッサージを受けてみたりしてゆっくりとリフレッシュなさってみてはいかがでしょう。ほんの少しの心の余裕を作っていくだけで気持ちの切り替えもできるものです。
いずれ必ずコロナウイルス感染症は終息します。それまでどうか心穏やかに疲れたら一休みしながら毎日をうるおいを持たせていきましょう。

いずれあなたの人生はまた大きく転換して開かれていきますからね。あなたの未来が沢山の素晴らしい出会いに恵まれて大きく開けていき、心豊かに幸せに生きていかれます様心よりお祈りさせて頂きます。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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いまやれることは何か、それを見つけて広げていく

ただでさえ厳しい世の中がコロナ禍によりいっそう厳しくなっています。あなたを含め皆さん、お苦しみです。

お寺もそうでして、檀家さんは法事を中止または延期されますし、お寺の行事もどんどん中止になっていっています。お寺も大打撃です。

地球規模の問題ですから、日本はダメだけどよその国では商機がある、というものでもないです。世界中が苦しんでいます。

そんななかで自分が何ができるのかというと、それはいまやれることは何かということに尽きると思うんです。山を登るときにはいきなり頂上になるわけがありませんから誰もが最初の一歩からです。それは小さい一歩であってもその積み重ねが高い山の頂上まで連れて行ってくれるので、最短距離こそあれ、中抜けもワープもないのは誰もが同じことです。

だから、まずは一歩一歩、進んでいくことでしょう。それは私も同じことで、もっと偉い人や成功している人もやっぱり一歩一歩であるはずです。うまくいっている人は少しずつ歩幅が広く大きくなったり、乗り物を利用できるようになるのでしょうが、それは歩くプロセスの中で有効なやり方を見つけた結果だと思います。

有効なやり方、効率的なやり方は歩く中で身についていくものだとすると、途中で、休憩を取りながらでも歩いていくことでしょう。道に迷ったり怪我したりすることは誰にもあることですから充電期間と考えてみませんか。

スキルや知識を身に付けるのもインターネット時代ですから、以前よりずいぶんと垣根が低くなっていますね。お坊さんの勉強のことしか分かりませんが、zoomを使った勉強会が無料かまたはすごく安価で開催されています。いくら低賃金であってもこうしたやり方で知識を蓄えることは可能でしょう。やれるところ、可能なところから始めて少しずつ能力を高めていかれたら、と思います。

若い方は時代劇なんて見ないかもしれませんが、人生には水戸黄門の印籠も、遠山の金さんの桜吹雪もない。一つひとつ時間をかけて状況を改善していくしかないものなのだと、自分に言い聞かせつつ、回答を書かせていただきました。

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