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母への不信感に囚われる自分を変えるには?

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幼い頃に抱いた母への怒り捨て、前に進みたいです。

初めて母に不信感を抱いたのは、私が5歳位の時でした。当時は社宅に住んでおり、そこの子供同士で遊ぶのが日常茶飯事でした。

その中に、私より5歳ほど年上の女の子がいました。仮にAちゃんとしましょう。意地の悪い子で、その子に意地悪をされるたび傷ついたものです。母に苦しい胸の内を話しても、答えはいつも的外れでした。

例えば「Aちゃんが無理難題を要求してくる。怖い」と伝えたら「でもこの前、お下がりの服をくれたじゃない?」と言ってはぐらかされました。

「いつも皆で遊んでいるのに、今日は突然Aちゃんに『あなた誰ですか?』と言われ仲間外れにされた」と伝えれば、「今日のりんちゃん(私の名前です)のワンピースがあまりに素敵だから、気づかなかったのよ」と言ってはぐらかされました。この時は子供心に、「そんな訳ないだろ」と母に怒りを感じました。

幼い私は「辛かったね」、「合わない人とは無理して遊ばなくて良いのよ」という言葉が欲しかったのです。

母が私に寄り添ってくれなかった理由は、母の性格にあると、私は考えています。

母は「他人」に気を遣う人です。
私の弟が野球チームに入って即レギュラーになった時には、喜ぶ前に「これで1人レギュラー落ちしてしまう…申し訳ない」と言うような人です。
またある時弟が、社宅の子に遊具の上から突き落とされた時も、「まぁ、大きな怪我はなかったわけだし…」と言って謝罪を求めなかった人です。

第三者から見れば、母は「物分かりの良い優しい人」かもしれません。でも、幼い私には理解できなかった。

こうして12歳頃、私は「母は他人に意見したり、他人を悪く言うのが怖いのだ。報復されたり、嫌われたりするのを恐れているのだ。身内である自分の子供たちを言いくるめて、我慢させる方が楽なのだ」と結論づけたのです。(母に当時のことを尋ねても、「自分の子を愛してはいたが、なぜか他人に意見することは出来なかった」としか答えてくれません)

時が経ち、今では私が母となりました。本来ならば、母が私に「してくれたこと、良い所」に目を向けて感謝すべきなのでしょう。でも、私は「あんな頼りない親になってたまるものか」とばかり考えてしまいます。

こういった気持ちにどう対処し、どう母と関わるべきでしょうか?どうすれば怒りを手放せますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いわゆる「毒親」に分類されるようですが

 失礼なタイトルになってしまいましたが、質問文を読む限り、お母様は「毒親」だと思います。

 「毒親」と「外面が良い」でweb検索してみてください。同じような事例がたくさん紹介されています。りんさんと同じように苦しんでいる方は多いと思います。アスベルガー障害が原因とみられる場合も多いようですが、私は医師で無いので、判断しかねます。下記の本が参考になると思います。

『「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)』という本があります。
https://www.shinchosha.co.jp/book/610756/

りんさんにとって、辛い日々だったと思います。お母様に悪意があったわけではありません。一種の病気だったのだと理解するしかないと思います。過去にあった事実は変わりません。良い思い出が持てず、お母様に対して負の感情を抱くのは止むを得ないと思います。自分を卑下する必要はありません。辛い幼少期を乗り越えて頑張って生きてきた自分を褒めてあげましょう。

 人の心を変えることは、そうそう出来ることではありません。お母様は変わらないと思います。りんさんご自身の生活やお子様(孫)の躾・教育に悪い影響を及ばさないよう、うまく距離を取り、うまく接していくことが大事だと思います。お母様に関しては「こういう言い方しかできない人」であり「こういう応対をしてしまう人」なんどと割り切ることが必要だと思います。

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質問者からのお礼

吉田俊英様
お答えいただきありがとうございました。おっしゃる通り、良い距離を保ちつつ、付き合わなくてはなりませんね。まだまだ母への愛憎が入り混じり、完璧には心の整理ができておりません。でも、いただいた答えをもとに、少しずつ歩んでいきたいと思います。

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