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仏壇をとじることについて

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有り難し有り難し 8

ご相談させていただきます。

私は結婚していているのですが、事情があり実家から持って来た仏壇を自分で供養しています。

自分の実の親族、家族などとはとても縁が薄い状態です。
これからも永遠に連絡を取り合う事はありません。

仏壇には先祖と祖父母の位牌が入っています。
本家ではありません。

先日、急な高熱が出て、PCR検査の結果コロナではなかったのですが、持病があり、もし自分に何かあったら残してしまった仏壇が、現在結婚している親族に対して迷惑になってしまうのではないかと大変気になりました。

私には子供もなくこの先、この仏壇を供養してくれる人もおりません。
主人と義母とは、私の生きているうちにとの話しで持ってきています。

今回の体験で、仏壇を閉じようかと思ったのですが、守って貰っていると感じていたし、寂しい気持ちがあります。

ただ、私は望まれた子供ではなく、小さい頃から存在することすら大変嫌われていたので祖母からしたら私に供養されても嬉しくないとも思います。しかし、私はその祖母のおかげで育つ事ができたので感謝しています。

祖母が亡くなったのが64歳で私も遺伝で同じ病気を持っているため、60歳までは自分で供養しようと決めていました。私は現在49歳です。

このタイミングで仏壇を閉じてしまって良いのかとても迷い、悩んでいます。

宗派は真言宗です。

文章が稚拙で伝わりにくいと思いますが、何かお言葉をいただきたいのです。

どうかよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

発遣

まめさま

仏壇を事情によって閉眼することはよくあります。

後顧の憂いを避けられるために、自分でできるうちに閉眼なさられておかれるのもよいでしょう。タイミングはそれぞれです。

供養してもらえるのは、どのような生前における事情があれども嫌がることではないでしょう。むしろ、大変に有り難いことであると喜ばれるでしょう。

仏壇の本来の趣旨は、菩提寺の本堂のご本尊さまへのお参り、ご供養を自宅でできるように、お墓の代わりとして位牌でご先祖さまをご供養できるようにとして、開眼されるものとなります。

それぞれに、お性根入れとか、お魂入れなどと申すように、仏様や亡くなられた方を招来するところとなっております。

ですので、仕舞われる際には、閉眼供養として招来させて頂いたものを発遣、お帰り頂く供養を行うところとなります。

仏壇、位牌と、カタチとして対象があった方が、対象を明確にして供養ができるものの、もちろん、発遣してお帰り頂き、対象のカタチが無くなったとしても、供養の心はいつでもいかなる時でも、ご本尊さま、ご先祖様を思い浮かべて頂くと届くものとなります。「念」というものであります。

ですから、カタチは無くても供養なさられるお気持ちがあおりであれば、寂しく思われることはないかと存じます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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はじめまして、まめさん

北海道白老のはくりょうと申します。まめさんのお悩み、読ませていただきました。
お仏壇をお祀りし、ご先祖とお祖父母のお位牌をご供養される事は、とてもありがたく尊い事でございます。「縁が薄い状態」であればなおさら、ご先祖のご供養が大切です。

お仏壇を、置いたり閉じたりはそのご家庭の事情にもよります。置くべき時も閉じても良い時期も、やはりあるでしょう。もしもまめさんの負担になっているならば、閉じるべきタイミングですね。

ですがまめさんは、「守って貰っている、寂しい気持ちがあります」「とても迷い、悩んでいます。」と感じておられる。やはりまだ供養を続けられてもよろしいのでは。お祖母さまもきっと喜んでおられますよ。

「祖母のおかげで育つ事ができたので感謝」の心を持つ優しいまめさん。
もう少しだけご供養をお続けになり、お祖父母様かご先祖の十数回忌(三十三回忌)以降に閉じられてはいかがかと。
まずは、菩提寺かお仏壇をお入れになった時のお寺様に相談されるのが早そうです。

「私は望まれた~嬉しくないとも思います。」の一文、ご先祖さまも皆悲しんでおられそうです…

心優しきまめさんの、健康とご多幸をお祈りいたしております。
はくりょう拝

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有り難し
おきもち

健康・元気・笑顔のスチャラカ坊主
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質問者からのお礼

温かいお言葉、涙がでました。
ありがとうございます。
決心がつきました。
以前、ダライ・ラマ法王が来日されている時に偶然、
説法を導かれるように拝聴いたしました。
チベット仏教のご研究をなされているお方に今回お答えをいただき、
本当にご縁のありがたさを感じ、感動しています。

「位牌・仏壇」問答一覧

親族ではない方のお仏壇

勤めている会社には、とある事情があり知り合いから頼まれてお仏壇と位碑と遺影があります。 運び込まれた時に、魂入れ魂抜きの概念がなかったようで荷物と同じ扱いで放置されていました。 お仏壇の持ち主の親族の方は、仲が良くなかったので仏壇もお墓も継がない、という考えのようで今後も魂抜き魂入れはしないようでしたし、お仏壇もしばらくこちらの事務所に置くようです。 定期的にお仏壇のお手入れや手を合わせに来るのかも聞いていないので分かりません。 私は霊が見えるとかではないのですが、親族の方がたまたま会社にいらした時に変な重たい空気を感じ、その時だけひどく体調が悪くなりました。 もしかしたら仏様が親族に何かを伝えたかったのかな、と考えてしまいました。 それからお仏壇のことが気になって仕方なく、放置していることに違和感があり、私は全く関係のない他人ではありますが、造花や(経済的に余裕がないため毎回生花を買えないので)、家で炊いたご飯を小さく丸めて冷凍しておき、出社したときにレンジでチンしてお供えしたり、お湯をお供えしたり、私ができる範囲のことだけにはなってしまいますが、やったほうがいいのかなと考えました。 でも、全くの他人がいきなりそんなことをしてきたら仏様は戸惑うのではないか、もしかしたら魂抜き魂入れをしていないのでどこかで彷徨っているのではないか、本当は親族に来てほしいのにあなたは誰だと思い怒らせてしまうのかもしれない、余計なことをしてもし私の家族に祟りがあったら困るなど、色々と心配もしてしまいました。 こういう場合は、どのようにするのがよろしいのでしょうか?全くの無知でお恥ずかしいですが、ご教授いただけると幸いです。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 11
回答数回答 2

仏壇の今後について

私は現在、叔父と祖母の位牌と仏壇を持っています。 お墓はなく、お骨は集合管理してくれる所にあります。 管理費などは曾祖母の息子さんがしていると聞いたことがありますが、10代のころに聞いた話です。                    本来は曾祖母から継いで母が持っていた仏壇だったのですが、私が手を合わせたりお花をお供えするのが好きなので、4年前 「それだったらあんたが持ていればいい」 と言われ、私のマンションに来て頂くことになりました。                     その矢先、母の部屋が大雨で水浸しになり、仏壇が駄目になり、こちらへ来るのと同時に小さい仏壇を買い、お性根入れをしてもらいました。 その半年後くらいに母と喧嘩をし、一切連絡を取らなくなりました。 プロフィールを読んで頂ければ分かるのですが、現在母・妹・弟とは疎遠になり、一切連絡を取っていない状態です。 そして2年前、私は現在のパートナーと一緒に住む事になり、仏壇と一緒にパートナーの家に引っ越しました。 そして昨年再婚し、名字が変わりました。 これが今までの仏壇の流れです。                    ここまでは良いのですが、今後、例えば私が急に倒れて居なくなった時、仏壇の行き場がなくなってしまいます。 旦那は神仏に興味が薄いので、何がなんだか分からないとよく言っています。                   いつ何があるか分からないので、今出来ることや、しなければならないことがありましたら教えて頂きたく質問を投稿した次第です。 仏壇の中にある掛け軸の文字から、宗派は浄土真宗大谷派です。                  お忙しいとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 19
回答数回答 1

仏壇からお供え物が落ちた

皆さま、新年明けましておめでとうございます。 早速の質問ですが、新年への日付が変わる瞬間に立ち会うため、十数年ぶりにて父方の祖父母宅で年越しを迎えました。 その後午前1時過ぎほどに空き部屋がないからと仏壇のある部屋で就寝。喉が渇いたためか目が覚めてしまい、スマホをいじっているときに、お供え物であるみかんがひとつだけボトリと触れてもいないのに落ちてしまいました。 三が日に起こる出来事は、これからの1年間を表すものと認識しています。何か私自身、それとも身内に対する何かの不幸な報せが来るという予兆かと少し怯えています。 勿論ご先祖さまが新年をお祝いにきた、とも考えましたが、性格上こうなると些細なことでも悪い方向に考えてしまい、元旦から考え込んでしまっています。 2023年は、一人暮らしを始めたり、私が発達障害と診断されたり、父方の祖父が肋骨骨折し肺気腫になったりと激動の1年でありました。 元旦の朝、スマホをいじっていた内容も治しきれない自分の悪い癖(関わらないでおこうと決めていたけれど関連の記事を閲覧してしまう)も出ていました。 ご先祖さまは何を伝えたかったのでしょうか? それともただ単に『ものが落ちた』それだけでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

有り難し有り難し 11
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ