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誰かのために、が疲れました

回答数回答 2
有り難し有り難し 67

私はこれまで家族のために自分のことを後回しにしてきました。
主婦ならきっと当たり前にしなきゃいけないことなのですが…

でも、私が家族のために身を粉にして頑張っているのに(根つめて頑張りすぎて病気にもなりましたが、主人はほとんど助けてくれませんでした)家族は自分のことすらまともにしてくれません。決して完璧を求めているわけではないのに!

そんなのが続き、私は家族のために頑張るのがバカらしくなってしまいました。

自分のために、自分のやりたい事をしたいです。
24時間拘束は、もういやなんです。
夕飯の時間とか関係なく出かけたいし、自分の為にお金を使いたいです。
でも、これから息子が大学に行く資金を貯金せねばならず、私のためにお金を使えません。

こういう気持ちは年々強くなっています。
気持ちが抑えられず困っています。
本当は我慢して主婦しなきゃいけないのに、、

やらなきゃいけないことだらけでがんじがらめになっていて、辛いです。

もっと気楽に生活する方法があれば教えてください。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

旦那様に相談してみて

うっちさま

きっと、見返りを期待しないで今までできていたことができなくなってきているのでしょう。
子供は成長とともに、素直でなくなる時期があります。「ありがとう」とか「感謝してる」といった気持を表す事をしなくなる時期があると思います。
家事に対してやりがいが無くなってきてしまっているのでしょう。

一度旦那様に相談されてはどうでしょうか。
自分のために使える日を作ってもらい、家事を旦那様とお子さんに担当してもらうとか。
あなたの気持ちがきっとご家族に伝わってないのでしょうから、お話されるのが一番だと思います。
我慢の限界がくるまえに、すべて吐き出して、みてください。
ご家族を責めるのではなく、「ご自分が今こういう気持ちで苦しいんだ。助けてほしい。」ということをお話しされたらいいと思います。
何かいいアイデアが出てくるかもしれませんよ。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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「自分の為」とは・・

うっち様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まず、「自分の為」を第一にお考え頂いて全く構いません。他の為というのは、人の為と書いて「偽」と申しますように、ある意味では「偽り」なのです。

しかし、「自分の為」としても、それが自己中心的・自己満足的な「自分の為」では、やはりいけません。

何故ならば、私たちは皆、色々なものに支えられて、助けられて、分かち合いの中で生きていける存在だからであります。

「自分の為」というのは、その関係性の中で生きていくことのできる「自分の為」ということであり、他への配慮や感謝、報恩も含めての「自分の為」ということとすべきなのであります。

「情けは人の為ならず」というのも、その支え合い、助け合い、分かち合いの中で、結局は回り回って「自分の為」にもなるからでございます。

仏教における「自利利他」というのも、そのような考え方となります。

とにかく、いくら家族のために、人のためにとしても、余りにも不公平感・不満・ストレスが溜まってしまうようであれば、それは「自分の為」にもならず良くないことでございます。

もっと「自分の為」になる「人の為」として、お互いに気持ちよく、納得して過ごせていけるようにとしていかれると良いのではないかと存じます。

あまり無理され過ぎずに、趣味、お買い物、旅行など、リフレッシュも当然に必要です。それは別に我慢することではありませんので、旦那様ともよくご相談されて下さいませ。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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