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過去の交通事故を何度も思い出す

回答数回答 2
有り難し有り難し 14

過去に2度起こしてしまった交通事故を何度も思い出し自己嫌悪に陥り、こんな自分は今後どのように生きていけばいいのか不安になります。

1度目は免許取得直後、2度目はそれから10年経った頃、どちらも接触事故でした。1度目は相手の方が怪我をしてしまい親も一緒に謝罪に行きました。2度目はお相手の方は怪我がなく、車もわたしの方だけが傷ついていましたので物損事故として処理されその場で謝罪しました。

今も時々事故のことについて思い出し、その度に被害者には申し訳ない気持ちと今あの事故がきっかけで体に後遺症が残っていたらどうしようと不安になったり、2度目の被害者の方が事故後に実は体の不調が出ていたらどうしよう、実は相手方のバイクも傷ついていたのではないかと不安になります。事故から数年経っているので、あの時怪我やバイクのキズについてちゃんと確認できてなかったのではないかと自分が信じられません。2度目は軽い接触事故だったのでその場の謝罪ですませてしまったこともダメだったのではないかと考えています。

今わたしは自分の家族がいますが、子どもや夫との楽しい時間にふと過去の事故を思い出し、後悔と罪悪感とこんな自分が家族と笑って過ごしていいのか、またいつか事故を起こすかもしれないから今のこの順調に見える生活を送る資格はないのではないかと考えてしまいます。また、仕事や育児で忙しくて事故のことを忘れていると、その忘れていたことについても罪悪感を感じます。

昔から親には注意散漫な性格を指摘され、また自動車学校に通っている時も実技で指摘されることがありました。言われたことは頭では理解していても、実際に事故を起こしてしまったため、こんな母親に子どもを育てていくことができるのか不安にもなります。

車がないと仕事と生活ができないため今後も運転は続けないといけません。2度目の事故を起こしてからはより一層慎重に運転をしていますが、いつまた同じ過ちを犯してしまうか怖いです。1度目で反省・後悔していたはずが2度目も起こしてしまったのですから、どんなに気をつけていてもいつか気が緩み事故が起きるんじゃないかと自分を信じることもできません。

今後わたしはどのような気持ちで向き合ったらいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

罪悪感と不安が注意散漫となります。

事故を一度もしたことない・・・と自慢する人の車には乗りません。と常々言っています。極端に聞こえるかもしれませんが、多少でも事故を起こしたことがない人は、事故の恐怖を知りません。車の特性もある意味知らないかもしれません。勝手に自分は運転が上手いと思いこんでいるかもしれません。
そんな方が、事故を起こすとかなり危険と思うからです。

とことこさんは、もう反省していますし、その後は少なくとも他の方よりは安全運転に気を付けているでしょうから、実際に事故を回避していることがあるはずです。その点を注目しなくてはなりません。ただ後悔と罪悪感を持っていても何の意味もありません。
2度もと言われますが、いくら注意していても、これだけの車、バイク、自転車、人が動いているのです。ぶつからない方が不思議、奇跡的と思うしかありません。

それぞれの事故処理は終わっているので、これ以上は考えないことです。
それよりも、又、事故を起こすのではないかと思うことで事故を引き起こすことの方が問題です。仮にそうなったら、やはりそうなったと落ち込み、さらに悪循環となるのです。

どういう気持ちでこれからは・・・常に安全運転に気をつけて、無理をしないことが一番です。
先日、初めての場所でバックをしていて、全く建造物に気づかずにいました。その時、突然「ブレーキ」と警告が出て勝手に止まりぶつからずに済みました。今の車にはそのようなセンサーがあり作動してくれたのです。助かりましたが、やはり注意をしないと反省しましたが感謝もしました。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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ご質問ありがとうございます。
時々過去の事故を思い出して後悔してしまうことは悪いことではありません。車の運転の危険性をあなたに思い出させてくれているのですから。
ただ、思い出して後悔するだけではいけません。そこから今後どう運転するのかを具体的に考えて実行するところまで進めていきましょう。
実行までできれば不安も少しずつ解消していくと思います。
具体的にどうするのかと言えば、やはり教習所で習った通りに交通ルールを守ることです。
交差点を曲がる時は車バイク自転車歩行者を確認して曲がる前からゆっくり徐行です。駐車場から発進するときも左右前方確認してゆっくり徐行です。
また、対向車などどちらかが道を譲らないといけない時はこちらから譲りましょう。
車間距離を空けてスピードも出し過ぎないように。夜や雨の日は特にいつもより低速で。
信号のない横断歩道は歩行者優先。
目的地には早く着くことよりも安全に着くことが大事ですからね。
注意散漫と感じたら「全集中!運転の呼吸!一の形!前をよく見る!」とつぶやいてくださいね。
眠たい時やお酒を飲んだ時は運転してはいけませんよ。
考え事をしながら運転するのも避けましょうね。
安全に運転すればとても便利なものですから上手く使っていきましょうね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

鈴木様
お返事ありがとうございます。過去のことについては常に後悔と罪悪感を感じなければならないとも思っていましたので、前向きになれるような考え方を教えて頂きありがとうございます。自分の思考を変えることができるように頂いた言葉を常に心に留めておきたいです。これまで事故を回避できているという視点は持ったことがなかったので、少し自信になりました。

三宅様
具体的なアドバイスどうもありがとうございます。後悔や罪悪感の感情だけでなく、どうしたら良いか行動に繋げられるよう気持ちも切り替えたいと思います。話題の鬼滅を織り交ぜたアドバイスにほっこりしました。なかなか難しいことかとは思いますがどうにかこの悪循環を抜けようと思います。

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