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戒名がない 葬儀が済んでいます

回答数回答 4
有り難し有り難し 44

遠方に住む叔父がなくなりました。
コロナ禍で、葬儀は叔父が住む土地で済ませました。
お墓は私の住む土地=叔父の実家の墓 に納骨する予定ですが、
葬儀を行ったお坊さんからは、お墓のあるお寺から戒名をもらうように言われたようです。ですが、叔父の実家の菩提寺では、戒名をつけることはできない。と言われています。どうしてなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談拝読しました。しかし詳細がわかりかねます。なぜ戒名がもらえないのかは

・葬儀を勤めた僧侶
・お墓のある実家の菩提寺

にそれぞれあなたが直接確認するほかありません。残念ながらこちらに聞かれても答えようがない問題です。

しかし

>言われたようです。

とあなたがおっしゃるところから推察すると、一連のやりとりを直接なさっているのはあなたではなく別の方なのだと思います。であるならばその方にもう一度きちんと確認していただくか、あるいはあなたが代理で確認する旨を了承してもらってからお寺に直接確認するのが良いでしょう。

私としては仏式で葬儀を勤める以上は戒名や法名といった仏弟子としてのお名前を付けないことはあり得ないと認識していますが、そうでないケースもあるのですね。
くれぐれも又聞きや思い込みなどをベースにやりとりするのでなく、きちんと事態を把握し、向こうの説明を聞くことからはじめましょう。

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

お寺側とのやり取りの見直し

こんにちは。

質問文が短く、状況にかなり不明な点があって回答しにくいのですが、想像で補いつつ参考程度に少し書きます。

亡くなられた叔父さんの「実家の菩提寺」は、叔父さんの「お墓のあるお寺」でもある。しかし、葬儀を行ったのは「遠方」においてであり、恐らく葬儀屋さんの紹介による「葬儀を行ったお坊さん」によって葬儀が執行された。

しかし、葬儀後に「葬儀を行ったお坊さん」から「お墓のあるお寺から戒名をもらうように言われた」。一方、「叔父の実家の菩提寺では、戒名をつけることはできない」と言われた、とあります。

まず、お葬儀の時に「実家の菩提寺」に連絡してはいないのでしょうか。
最近、「遠方」だからと自己判断して「菩提寺」に連絡をしないで葬儀をするケースがしばしば有って、問題となるケースが最近の質問でもありました。

「菩提寺」にまず連絡して「菩提寺」が「遠方」あるいはコロナだから地元でして下さいというのなら筋が通る(「遠方」でも行きますというお寺はあります)のですが、当初から自己判断で「遠方」だからと葬儀屋さんの紹介による「葬儀を行ったお坊さん」に依頼してはいませんでしたか。

「お墓のあるお寺」である「菩提寺」は、そのお家代々の葬儀とお墓を管理して檀家であるという意識がある場合、連絡なしに葬儀を済ませて納骨だけ、というのは筋が通らないと判断した可能性があります。

もし、上記のような状況の場合は、不本意でもまず葬儀時に「菩提寺」に連絡を入れなかった非を認め、再度お願いをするという姿勢をとるのはどうでしょうか。

「菩提寺」側が「戒名をつけることはできない」とまで言っていいものかどうかは別として、そのお墓を管理しているお寺の意向を伺うことなしに戒名授受、並びに納骨が出来ないとするならば方法に一考を要すると考えます。

最初に断ったように、事実関係を想像でかなり補っています。
その前提で読んで下さい。

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有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

分かりません。

私であれば
他のお寺の檀家さんのお葬式を勤める際は
そのお寺のご住職と打ち合わせしますし
戒名法名はその方につけていただきます。

私のお寺の檀家さんが
私の知らないうちに他でお葬式を済ませてしまったら
それでも戒名法名は私がつけます。

憶測の域を越えないので
関係各位に直接聞いてみるのが
一番確かです。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

概念的な話ですが

すでにお二人の回答僧から回答がありますので、私からは技術的な回答というよりは概念的なお話をさせていただきます。
戒名は、僧侶(師匠)から戒律を授かって正式な仏弟子になったことを示す仏教徒ネームです。
本来は生前に戒を授かるべきところですが、「せめてもの弔い」という意味もあり、枕経や葬儀をしてくださった僧侶に師匠となってもらって戒名をつけていただくのです。
たとえば孫悟空という戒名は、師匠の三蔵法師がつけましたよね。
ですから、菩提寺の住職から見たら、「他の師匠に弟子入りの儀式をしたのならその師匠に戒名をつけてもらうべき」という理論はあり得ます。
一方、葬儀の導師さんには「菩提寺の住職を差し置いて私が師匠になるのは申し訳ない」という遠慮がある可能性もあります。
どちらのお坊さんにもそれなりの理屈があるのではないでしょうか。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答をいただきまして、ありがとうございました。
過日に、叔父の納骨を済ませました。
遠方で葬儀、火葬を済ませ 叔父の実家=我が家の菩提寺=我が家の先祖累代のお墓に納骨しました。戒名がなかったのは、葬儀社で依頼したお坊さんは、菩提寺に戒名を授けることをお任せしたいと思っていた。我が家の菩提寺の住職は、遠方で長く暮らしていたので、亡くなった叔父自身の菩提寺があり、実家でも供養がしたいと思っていた=叔父自身の菩提寺から戒名をいただくもの、、いただいているものと思っていた。という、行き違い、単純なコミュニケーションの問題でした。100日法要をし、納骨を済ませました。後日に、改めて実家の菩提寺で葬儀と1周忌をする予定でその際に、戒名をいただくことにしました。回答いただきました みなさまのおかげで、自分でも内容を整理することができ感謝いたします。

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