お金をとってしまった後悔
これまでにおばあちゃんのお金を盗んでしまった事があり、すごく後悔しています。
おばあちゃんは私が取ったことを多分
気づいているのにも関わらず、
何も言ってきません。
心の中で何度も謝り、もう二度としないと
心に誓っているのですが、どうしても取った時の記憶が蘇り、不安感や罪悪感で度々
心が苦しくなります。
ほんとに人としてダメだと思っています。
こんな自分が嫌だと何度も何度も思い
辛くなります。
一生懸命働いて、道端で困ってる人や
どんな些細な事でもいいからこれからの
人生で、誰かのの為に
いいことを沢山しようと毎日心がけて過ごして
いても、ふとした時に思い出し胸騒ぎの
感覚になります。
こんな、私が生きていていいのでしょうか。
笑って過ごしていていいのでしょうか。
何かあっても相談できる相手もいなく
とても辛いです。
笑うのも辛いです。どうしたら前に進めますか。進んでいいものなんでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
おばあちゃんに謝りなさい。
あなたは為すべきことがあるはず
こんにちは。
あなたが、「罪悪感」を感じるということは、「悪」いことをした、「罪」を犯したという自覚があるからでしょう。これは、どんなことにも共通することですが、「罪悪」を犯したのなら、まず相手に謝りましょう。
そして、相手がどういう言葉をあなたにかけるかをきちんと聞くのです。
それが厳しい言葉であれ、優しい言葉であれ受け止める。
その次に、自分はどう償えば良いのだろうと考える。
同じ額を返すのか、違う形で返すのかと必死に考える。
それが、「罪悪感」に対処する唯一の方法だと思います。
あなたは、おばあちゃんに何も言っていないのですよね。
先に述べたように「心の中で何度も謝」る、では不十分です。「もう二度としないと心に誓」うのは、その通りでしょうが順序を踏む必要があります。先に述べたように、相手に謝罪し、向けられた言葉を受け止め、償う。その次に、「もう二度としないと心に誓」うのです。今の状態では、肝心の過程が飛んでしまっているのが分かりますか。
あなたは、自分自身のことに注目していますが、おばあちゃんの立場になって考えたことがありますか。おばあちゃんはあなたが「取ったことを多分気づいているのにも関わらず、何も言」わない、というのはどういう心境でしょうか。
孫が、人のお金に手を付ける、そんな子になってしまっている。
金額自体の問題ではない。
バレなければいい、と思っているのでは。
ここだけじゃなく、人様のものにも手を出すようになるのでは。
心配だ、でも確たることも言えず、どうしよう。
そう思っている可能性はありませんか。
おばあちゃんも苦しんでいるのではありませんか。
ここで、リセットするのです。
あなたは、おばあちゃんから見た無垢な孫のイメージを捨てなければならない。
それに伴う罪悪を犯した恥を責任を甘受しなければならない。
しかし、おばあちゃんにはあなたが「罪悪感」を抱ける人間だ、ということが分かる。「もう二度としないと心に誓」っていることも分かる。将来、罪を犯さない人間になっていくのだな、と一先ず安心させることができます。
あなたにとって、おばあちゃんは大切な人なのでしょう。
おばあちゃんのために、あなたは為すべきことがあるはずです。