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トラブルを自ら作る夫への対処

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

初めてご相談いたします。
夫と中学生の娘、自分の両親と同居しております。
夫とは結婚して20年近くたちますが、昔から激昂するタイプです。
トラブルの度、冷や冷やしたり、思い直したり、やってきました。
  
昨日、真っすぐ走っていた夫が運転する車の前に、一時停止をせずにゴミ収集車が横切り、道を塞いだらしいのです。
ゴミを収集するためとは言え、狭い道路に斜めに止め夫の車は通行できなかったそうです。その後、「下がれ」と言ったら運転手がニヤニヤ笑ったそうで、車を降りて話に行ったら「暴力振るわれた」と警察を呼ぶはめに。
 
結局、交通ルールを守らなかったのと態度のせいで、相手側の会社のお偉いさんが謝罪しに来たそうです。
以上の話を帰宅した夫から聞かされ、「またか・・・」と嫌な思いをしました。
 
今までも似たようなことは沢山ありました。
 
私が一番嫌なのは、相手に対して「下がれ」というような上から目線の言葉。
相手がバカにしたから謝るまでは、一歩も引かないという態度です。
 
若い頃は、私と一緒の時も何度もありましたし、今回は近所の道路で、私の車なので、個人事業の私としては、自分自身の評判も考えてしまいます。
少しぐらい我慢できないのか?と思います。

もちろん、相手側が悪いところもあります。ぶつけられそうになったから、抗議したい気持ちもわかります。
 
しかし、夫は普段から相手の一挙手一投足、マナー違反、ルール違反に対しては厳しい言葉を放ちますし、特に自分に迷惑がかかったら、相手が謝罪するか反省するまでとことん追い詰める性格です。
 
一緒にいる時は、こちらも怖いし本当に困ります。
20年の間に少しは丸くなりましたが、本質的には変わらないと感じています。
 
私は自分を抑え込み、我慢をするタイプです。
自分が嫌なことをされても余程のことが無い限りはことを荒立てません。
 
夫は「自分に対して攻撃」されたらし返す。自分の感情や立場を大切にするという意味では、他人の迷惑も考えずに好き放題する人に対して物申せるのは羨ましい部分もありますし若いうちはそれが凄いと思ってました。

今は、こんな夫と出かけると割と苦痛です。反論が凄いので注意もしたくないです。
どう対処していけばよいかお智恵をください。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが、出来るだけ しんどくならない生活を。

そうですね〜 大人げないというか、言葉遣いや振る舞いに配慮がありませんよね。
自分は間違っていないと思うと、正義を振りかざして押し通す。謝罪させるまで、追い込むのでしょうね。

時間の無駄ですし、作業なんて数秒.数分、終わるので、待てば済む話ですけれどね。

夫の周りのお付き合いも、どうですかね。難しいのではないですかね。それか、同類の繋がりばかりになるか。。。あまり関わりたくないなと、思ってしまいますよねぇ。

放っておいたらどうですかね。
一緒に出かけることも、減らすとか。
アスペルガーということはありませんか。

特徴と上手く付き合っていくしかありませんものね。あなたが、出来るだけ しんどくならない生活を。
本人は、経験して学んでいくしかありませんよね。周りの意見や注意は、聞かないでしょうから。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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争いでは、勝てるのは一人だけ

さて、相手が暴力団で、警察を呼ぶ前にどこかに連れていかれ、殺されたらどうにもできませんね。
 誰かが勝つと、誰かが負けます。しかも、正義は必ず勝つとは限りません。暴力で、理不尽に、自分が正しいのにもかかわらず、負けることはあります。正しいのに負けたら、悔しさも幾倍でしょうか。
 争いでは、最後の一人だけ勝てますが、他のみんなは負けて悔しがるしかありません。全人類の一人だけ勝って嬉しくて、でも、みんなが負けて悔しくて、そんな世界が楽しいでしょうか。なんとか相手に分かってもらえるように仲良く解決する方が楽しくないでしょうかと、上手に分かってもらえるといいですね。
 正邪を決める、勝ち負けを競う生き方だと、どちらかが勝つ代わりに相手が負けます。「勝って得られるものは、負けた相手からの恨みだけ」と、お釈迦様は言っています。
 逆に我慢するのも、不戦敗で損な場合もあります。仲良く分かってもらって、なるべく不戦敗にならないようにも気を付けてみませんか。

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初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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質問者からのお礼

中田様
ご回答いただきありがとうございました。
「あなたが一番正しいのではない」 というような事をたびたび言って諭すのですが、ダメですね。
相手を変えようとするとキツイのだなと気づかされました。
私がしんどくならないように うまくやっていこうと思います。
長文を読んでいただき、お智恵までいただきまして、ありがとうございました。

藤本様
お言葉ありがとうございます。
「自分さえ我慢すれば・・・」でも、本音は、「嫌なことは言いたい!」と思ってきた私と、「相手が悪いのに何で俺が我慢しなきゃならないんだ!目には目を!」という考えの夫。
だから二人が夫婦になったのかもしれません。
お陰様で、私は「我慢をする」ということから「自分を大切にする」方へだいぶ成長しました。
おっしゃる通り、トラブルで身の危険もありますし、良いことはないと思っています。でも、我慢ばかりして病気になったことのある私からすると、車をぶつけられそうになって危険なことに対する注意は自分を大切にするうえでも大事なこととも思います。 ただ、おっしゃる通り、言葉の選び方や態度が大切ですし、夫にも冷静に柔らかくなってほしいと願ってます。

 
今までは「わかってもらいたい」のに「わかってもらえなかった」からきつかったので、今後は、しんどくならない程度に「夫の成長を見守る」スタンスで行こうかなと思いました。それが今の自分にちょうど良いような気がします。

あらためて、お智恵をありがとうございます。

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