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死後の魂の居場所はどこですか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

死んでも魂は残るのですか。
お空から見守っているというのは本当ですか。
死後は父方のお墓に入るのでしょうか。
ご先祖さまとはいえ、会ったこともありませんので同じお墓に仲間入りすることになったときに仲良くできるでしょうか。

2021年7月23日 21:26

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

スマナサーラ長老『死後はどうなるの?』(角川文庫)

に分かりやすく書いてありますが、
魂というか心は、悟らない限り、死んでも続きます。
お空から見守っているとしたら、天界の下のほうに転生した場合でしょう。
餓鬼道は人間界の近くで苦しみ、地獄はもっと下です。
人間か畜生なら、同じ肉体を持っていますが、生まれ変わるときに前世をたいてい忘れるので、誰が元誰だったか分かりにくいです。
お墓に入るのは骨だけで、これは心とは関係ありません。人間や畜生は心と物質がくっついて体を作っていますので、体が自分のような気がしますが、死ぬとき、苦しみしかくれなくなった体から心が逃げるので、死んだら、本人には体は関係ありません。遺族が、遺品のように骨を大事にするかも。
墓の骨ではなく、生まれ変わった先に他の生命もいますので、そこでまた新たに仲良くしたり喧嘩したりします。

2021年7月24日 8:36
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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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死後のこと

らたたさま

死後の魂、仏教では輪廻の主体となる微細な意識がそれにあたるところとなります。その意識は、その行き先々での心となりますので、同じ世界の同じ条件下に転生しない限りは、残るということはありません。その死後の行き先、ありようは、主には業(カルマ)によるところになります。

前世や過去世における縁によれば、またもちろんその縁によって先々の中で出逢えることはありえますが、記憶はそもそも死ぬ度にリセットされてしまうため、たとえ出逢えたとしても、心でなんとなしにわかるという程度(懐かしさみたいなもの)でありますでしょう。

また、見守るということができる転生先もありえるのはありえます。ある程度の境地に至っており、浄土でそれなりの能力(例えば天眼)のある存在となっていればとなりますが。。

お墓に入るとはいえ、生前における肉体の一部・骨はもう自分の意識からは離れてあるものであり、言ってみればただ朽ちゆく物質ということになります。残された者にとっての弔い、供養の対象としての象徴的なものであるというところとなります。

死後の世界のことについては、下記の拙回答もご参照下さいませ。

https://hasunoha.jp/questions/54719

川口英俊 合掌

2021年7月24日 7:20
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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 3
回答数回答 1

死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ