【教えてください】父親への恨みの対処法
父親から過去に受けたDV、モラハラが忘れられず、ずっと恨んでしまっています。
こんな気持ちはいけないでしょうか?恨むことが苦しいです。でもどうしたらいいかわかりません。
今、妊娠していて里帰り中ですが、実家にいるとどうしても過去にされたことを忘れていたことまで思い出してしまい、ストレスが溜まってしまっています。
昔から父は、気に入らないことがあると、暴力やモラハラをしてきました。幼い時には、私がテレビのチャンネルを替え、そのことに激怒した父は、私を部屋の隅まで追い込んで頭を何発も殴って来たり、結婚前には私が結婚することが許せなかったようで、お酒のグラスで殴りかかって来たり、「結婚のためなら何でも言うこと聞くんだろ?(笑)」と笑いながら「お茶淹れろ」など命令してきました。両家顔合わせ会の前日には機嫌が悪く、母にお酒をかけたりもしていました。
私や母のことを、自分の言うことを聞かせる所有物としか思っていないんだと思います。
父は、私のことを「厳しく育てた」と言います。ですが、私にとっては、父親の愛情を感じたことがありませんし、厳しく育ててもらったという感覚は全くありません。厳しくされたのは、父親の気に入らないことがあったときだけであり、躾けてもらったとは到底思えないからです。
嫁いでからは、父から暴力を受けることは無くなりました。そして父は生まれてくる初孫を楽しみにしています。
しかし、私は簡単に切り替えられず、父と口をきけません。そして、自分の子供を父に会わせたくないと思っています。
でも、自分の中で、恨んでばかりいたらダメだ、親に孫を会わせないなんて、、という気持ちもあり、辛いです。
なかなか今の自分には難しいですが、やはり父を許し、過去を洗い流すことが自分にとっても良いことなのでしょうか?この恨みはどう対処したら、気持ちが楽になりますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
恨みを捨てる勇気が自分を助けることもあるんですよ
質問読ませていただきました。
お父様に対して複雑な感情を持たれるのも当然です。しかし、「親に孫を会わせないなんて、、」という部分から、親を大切にしたいという感情も持たれているのでしょう。その狭間に陥り、抜け出せなくなっているのですね。
心中お察しいたします。
さて、あやさんがお父様を恨み孫から遠ざけてしまえば、子供もお父様(祖父様)を遠ざけてしまうでしょう。子供は親の影響を大きく受けますので。
一見すると、それはお父様の自業自得と言えるかもしれません。しかし、それではあやさんは親へ複雑な思いを抱えながら生きていくことになるでしょう。
ですから、今はお父様を許せないかもしれませんが、子供をお父様に会わせてみてはいかがでしょうか?
孫の力というのは、想像以上に大きいものですよ。ひょっとしたら、今まで見たことがないようなお父様の顔を見ることが出来るかもしれません。孫のためなら・・・と何か変わった様子を見ることが出来るかもしれません。
もちろん、誰も何も言うことなく、自発的に変わることは難しいでしょう。孫を引き合いに出しながら、上手にたしなめていくことも大切です。
そうして、昔とは異なるお父様を見ることが出来れば、あやさんのわだかまりも少しは溶けていくのではないでしょうか。
自分の心を苦しみに縛り続けるより、自分の心を解放して清々しく生きた方が幸せだと思いませんか?
恨みというのは、どうしても自分の態度を硬化させ、思考の幅や視界を狭くしてしまいます。しかし、恨みを捨てる勇気を持って一歩踏み出してみれば、何か変化が起こるかもしれません。その変化が自分を救ってくれることも少なくないのです。
何か少しでも参考にしてみて下さい。
必要ならばプロフィールを参照いただき、メールにてご連絡くださいね。
プラユキ・ナラテボーにご相談されたら
お父さんにDVや暴言を受け、ずっと苦しんでおられる人(何故か多くは女性)からのお尋ねはhasunohaでよく見かけます。普段、外で大人しくしているお父さんがお酒を飲むと暴れるというケースが多いといえます。そちらのお父さんにも言えることでしょうか?
さて、私の知る限り、タイ仏教で出家された日本人プラユキ・ナラテボーは、まさにあなたが抱えておられるのと同じ悩みを持つ人たちに寄り添っておられます。インターネット上でコンタクトを取れるようですので連絡してみてください。
プラユキさんはお話を聞いてくださるほか、手動瞑想というものを教えてくださいます。瞑想を行うことで、DVを受けた過去から切り離されて今を生きることができます。瞑想が深まるにつれて苦しみが減り、さらにはDV加害者のお父さんに対して客観的な視点をも持つことができるようになるようです。要は、お父さんもやはりDVの被害者として育った傷を負った人であると見られるようになるということです。
なかなか一気にここまで見られるようにはならないでしょうし、無料というわけでもないようですが、プラユキさんのことをお調べになるだけでもあなたにとって意味があることだとお勧めします。
質問者からのお礼
藤岡様
ご回答ありがとうございます。
まさに、普段、外で大人しくしている父がお酒を飲むと暴れるという状況でした。
プラユキ・ナラテボーさんという方は存じ上げなかったので、調べてみました。
本も出されている様でしたので、まずは読んでみたいと思います。
ご丁寧なアドバイスありがとうございます。
藤川様
ご回答ありがとうございます。
仰る通り、ほぼ父と口をきかない現状は、罪悪感もありますし、心が疲れる感じがしますので、恨みを持ち続けるのは辛いです。
今後、子どもに会わせてみて、こちらの気持ちに変化があるといいなと思います。
ご丁寧なアドバイスをありがとうございます。