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ワクチン副反応は治ると思いますか。

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ここ4,5年で問題になった子宮頸がんワクチン副反応は、完治すると思いますか?

国が費用を負担して「入学お祝いワクチン」というキャッチフレーズで同年代の女の子はほとんどが打ったワクチンがあります。
ワクチンはもちろん薬ですので副作用があります。
そのワクチンのせいで、私は高校1年生から今日まで車椅子の生活を強いられています。

人によって症状は様々ですが、私は右半身の脱力痛みしびれが主で、右足の付け根から下が自力で動かせない状態です。
どうにか高校は新学期に変わる1日前に卒業することができましたが、今は進学もできず、就職もできず、無気力な日々を送っています。

元々は薬剤師になりたいという夢がありました。
でも薬のせいで車椅子になり、自分が処方した薬で誰かが同じことになったらと思うと怖くなり、夢ではなくなりました。

国はワクチンとの関連を認めておらず、お医者様には関係はあると思われるが科学的根拠がまだ見つかっていないといわれました。
誰を恨めばいいのか、今後どう生活したらいいのか、今後完治するのか。
悩みが尽きません。
お忙しい中で恐縮ですが、助言をお願い致します。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

治るか治らないかわかりませんが、できることはあります。

私は医者ではありません。柔道整復師という整骨院の資格と、一応、坊さんです。多少医学に関する知識経験がある程度だとお考えください。
文章からあなたのこの先の見えない辛さや悲しさが伝わってきました。この前の震災で多くの方々がなくなり、また原発事故は多くの方々が人災だと思っていますし、幾多の尊い命が失われました。理不尽ですよね。あなたもワクチンを摂取してこんな副作用が出るなんて予想だにしていなかったと思います。誰を恨んだらいいのか、責めたらいいのか。何にも悪いことをしていないのにこんな目に遭わされて。仏教的には大きな障害を抱えてこのこととともに、あなたが生き抜くことが因果の解消そして魂の大きな向上になります。
仏さまは、その人が耐えられないような大きな試練をお与えになりません。
果てしない試練ですが、どうか乗り越えてください。心から応援しています。
そして次にあなたができること。2013年の3月に子宮頸がんワクチン摂取被害者連絡会が発足しています。是非参加して情報交換してください。苦しんでいらっしゃるのはあなただけではありませんよ。右下半身の倦怠感や怠さ、足関節下の運動障害ですが、運動することで、症状が増悪するなら難しいでしょうが、まずは軽い軽擦ケイサツ、さすることから始めて、新陳代謝を上げたり、皮膚の感覚が戻ってくるようなら、徐々に運動療法を始めてみたらどうでしょうか?運動療法と言っても難しいことではありませんよ。足首を少し上げてみる、逆に膝は軽く曲げてみる、次に太ももを軽く上げてみる。簡単に言えばさすって感覚がでてきたら、ちょっとずつ曲げてみるってことですね。
文面を見る限り、あなたの副作用はまだ重症とも思えません。必ず良くなるとチャレンジしたらいかがでしょうか?
薬剤師を目指したいとのこと。まだまだ十分に可能性ありますよ。薬害について真摯に向き合える薬剤師さんをめざしてくださいね。
あなた様の回復を心より祈っています。

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個別相談可能
浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向きに楽しく愉快に生きていくためのヒントを自分自身も考え続けながら、また少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。できるだけ、わかりやすく簡単にお答えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。現在も整骨院をやっていますが、医療福祉関係の仕事に長年従事してきました。他に、知的障がい者施設の仕事に関わらせていただいています。また、イジメや引きこもりなど子どもたちのために何かできることがないか、現在模索中です。フリースクールをお寺で開講予定しています。仏教特に浄土学は死ぬまで研鑽だと思っていますが、居眠り専門なのが、課題です。

ただ出来ることをやるだけです

たいへんお辛いことでしょう。
もう5年位経つのかな。
同級生の元気な姿を見るとその辛さはより一層大きなものになるのでしょう。
お体は少しずつでも回復してないのかな。
こればかりは医学の進歩とリハビリによるあなた自身の回復力に頼るしかないでしょう。
人間の身体は不思議な力を持っているものです。
もしかしたらいつか治るかもしれません。

仏教では病は治らないのです。
しかし、出来るのこともあります。
自分自身を見つめることです。

先ずは、恨みを捨ててみましょう。
医師も国も良かれと思ってやった事だということは、あなたも分かっているでしょう。
恨んでも苦しいだけです。
どうか、許してあげてください。
許すことでしか苦しみを取り除くことはできないのです。

お釈迦様の生まれた国は隣国に滅ぼされてしまいました。
お釈迦様の力でも、どうにもならなかったのです。
しかし、お釈迦様は恨みませんでした。
恨みは何も解決しないことを知っていたのです。
許すことが解決に繋がるのです、

これからどのように生きていけばいいのか。
あなたに何ができるのか分かりませんが、出来ることがあるはずです。
努力することは生きている事であり、努力しない事はすでに死んでいる事と、お釈迦様も言いました。
34歳で亡くなった俳人の正岡子規は寝たきりの状態でありながら、「禅宗のいう悟りとは、いかなる場合でも平気で生きることであった」と言っています。
ただあなたに出来ることをやる。
ただあなたに出来る努力をする。
それが生きるということなのです。

あなたも生きることができると思いますよ。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

生命力を高めよ

薬という薬は毒です。自分の身体が持つ治癒力をまず信じる。信じ切ることです。
身体の生命力を高めるには絶対に治る治すんだという強い意志を持つことです。
その意志は眠っていたあなたの治癒力を呼び覚まし直ぐに全力で動き出すのです。

法華経に是好良薬〜毒病皆癒とあります。
この仏の良薬を服し毒病はすべて治った、と事実として言い切っておりますから、絶対にあなたの信じ切る力によって副反応は完治するのです。
 

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「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

質問者からのお礼

他の回答も見ていたので、厳しいお言葉も覚悟していましたが、お二人とも暖かいお言葉ありがとうございます。この状況をどうにか飲み込むことも考えましたが、もう少しあがいてみようと思います。今はまだ動かない右足を毎日さすり、暗くならずに、前を向いて。すぐにとはいきませんが、「ワクチン被害者」ではなく「私という人間」と皆さんに見ていただけるように体調改善も気持ちの面も努力していきたいです。本当にありがとうございました。

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