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いつも不満ばかり言ってると言われました

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こんばんは。いつも相談をきいて頂き、ありがとうございます。
タイトルにも書きました通り、13歳上の友人からのメールで、そう言われました。
その友人には、私の実家の事で凄く疲れてる事を時々メールしてました。
その友人は年上なのもあり、人生を悟ったような話をしてくれたり、アドバイスしてくれたり…今日、少し冗談の気持ちもあって家族の不満をメールしたのですが、いつも不満ばかり言って、それじゃ幸せにはなれない。
少しは穏やかにならないと。との返信が来て
ビックリしたのと、まさか自分が不満ばかり言ってたとは気付かずショックで落ち込みました。
実家の事は、ほんとに精神的にも辛くてたまらず友人なら分かってくれるかと思いメールしていましたが、それも不満と取られるのかと、それなら私は、どうしたらいいのかな?と悲しくもなりました。
不満ばかりだから、また不満を呼ぶのかもしれないとも思いました。
私は自分で気づいてないだけで、人間的にもダメな人間なのかな?と不安になりました。
もしかしたら、他にも感謝の気持ちがない言動があったかもしれません。
なんだか、せっかく注意してくれた友人とこれから会うのも避けたいなと思ってしまう私は人間的にも劣っていますか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

日常の中で、楽しさ、喜び、嬉しさを見つけていきましょう

 決して劣ってたりはしてないと思います。誰だっていろいろと愚痴りたくなることはありますよ。過去の質問を拝読しますと、確かに悩んだり困ったり不安を感じたりすることがあるようですね。私たちはとかく人の欠点はよく見えます。また、不安や不満が噴き出すことの方が多いと思います。でもね。それだけではあまりにも寂しいです。タイトルにも書きましたように、「楽しさ」「嬉しさ」を感じ取り言葉にしていくよう、努めることも大事です。

 以前の質問で御実家の弟さんのことを書かれていました。長年お母様が何でも世話してくれて来たので、其れに慣れっこになってしまったわけですよね。「やってもらえるのが当たり前。」ということが続くと、有難みを感じなくなり、感謝の言葉が出てきません。弟さんの場合はやや極端なケースですが、ジリジリさんの御家族の中でも似たようなことはあったかと思います。朝食を作ってあげて、夫や子供たちが無反応だったら嫌ですよね。「ご馳走様でした。美味しかったよ。」という言葉があればうれしいですよね。
 日常生活の中で、ちょっとした言葉のかけ方、言葉の受け留め方で、私たちの心は良くもなりますし、悪くもなります。いろいろと不安や不満を感じることがあって当然です。でも、それだけだったら余りにも寂しいです。寒々しいです。
 もし食事の時に「御馳走様でした。美味しかったよ。」という言葉が無いなら、「これからはこういう会話の出る家族になって行こう。」と提言し、ジリジリさんが率先して「感謝の言葉」「嬉しさ」「喜び」を口にしていきましょう。「秋晴れのいい天気だね。」「ようやく涼しくなったね。」「鈴虫の声、素敵だね。」特別なことでなくても、何気ない日常の中でちょっとした「喜び」「楽しさ」「嬉しさ」を言葉にして語り合っていきましょう。それだけでも、眉間の皺の数は減ります。お互いの表情も穏やかになっていきます。

 他の方の質問への私の回答ですが、こちらの参考になると思います。
「あらさがしをしないで、良いところをさがそう」
https://hasunoha.jp/questions/5422

「花は愛惜に散り、草は棄嫌に生うるのみなり」
https://hasunoha.jp/questions/3194

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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その反応か不満

ショックを受けたり悲しんだり不安に思ったりする反応自体もすでに不満でしょうね。
「あ、本当だ!不満ばかり言ってた!(笑顔)」
で思考をストップしましょう。
そうすれば、ショック・悲しみ・不安の時間が人生からカットされるわけだから、幸せな人生になります。
別の言い方をするならば、自分自身の怒りの煩悩に素早く気付き、妄想雑念をストップして嫌な気分の時間や回数を減らすのです。
自分がダメだとか劣っているとか余計なマイナス思考は不要です。
ただ、明るく暮らすためには心をどのようにコントロールする方が良いか、テクニックを工夫しましょう。
友人と会うのも、平気な顔で楽しく会いましょう。
(楽しいフリをするのではなく、心から楽しむ)
リラックスして楽しい気分で毎日暮らし、仮に他人と喧嘩しても、その相手と1時間後には何もなかったかのように笑って雑談できる、そんな心の明るさを目指しましょう。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

吉田様、お忙しい中、回答をありがとうございました。
退職してホッとする間も無く、実家の事が更に負担になり、いつもその事が頭から離れず、おっしゃるように日頃の喜び、嬉しさをあまり感じる事ができないでいたようです。
どんな小さい事でも、幸せをみつけて言葉に出そうと思いました。
どうも、ありがとうございました。

願誉浄史様、回答をありがとうございます。
ピン!とくるアドバイス!をありがとうございます。m(_ _)m
いつまでも、引きずらず思考を変える!
事が私には、必要だと実感しました。
友達と会った時は、心から楽しみ笑顔で過ごします。
最後に書いてあった、他人と喧嘩しても1時間後には…と言う内容には、ドキッとしました。
つい最近、そう言う事があったばかりでした。
私は引きずってましたが、相手が平気に話しかけてきたので私も応じて気持ちよく話す事ができて良かったなと思ったところでした。
お忙しい中、どうもありがとうございました。

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