こんばんは。１０代ということで、その若さはある意味、羨ましい限りです。
　…と言われても、ピンと来ないでしょうね。私も当時は同じでした。「まぁ暫く見ないうちに大きくなって…」とか言われているのと似た感じ。でもね、５０目前にした今の目から見ると、あなたは輝かしく見るのです、悩んでいること自体が。
　つまりね、非常に真っ当に１０代を生きていると感じるのですよ。人を信じていいのか？どこまで信じて良いのか？これで楽しんでいていいのか？俺の夢は何なんだ？将来このままでいいのか？
　人生には、いろんな時期・段階があります。今は自分について悩み問いかけるべき時期なのです。（ちなみに、寿命が延びた現代では、実年齢の７割が精神年齢と言われています）あなたと同時代を同じ世代で生きながら、数字が変わっていくだけのゲームに現を抜かしている人も多いのです。そう。バーチャルにはまり込んでいる人たちが。私は勿体ないと思いますね、それって。
　でも、きっとあなたは大丈夫だと思います。「人生は一度きり」。それを信念にしているから。昔の教育者で森信三さんという方は、「人生一度きり、それさえ子どもに伝えれば大丈夫だ」と繰り返し言っています。今日２８年３月３０日も一度きり。そこを基点として物事を考えている限り、どんなに悩みが深くても、それは真っ当な悩み。直面すべきことに、きちんと直面している。
　今後何十年か経つと、機械や人工知能がもっと進歩して、いま人間のしている仕事の大多数は機械でもできるようになると言われています。その時「人間ならでは」の仕事ができるのは、問題意識を持ち、何かを作り出せる人（新しい組み合わせを作れる人）であろうと言われています。そう、問題意識を持っている人が、多分いちばん人間らしいのです。誰と比べる必要もありません。「本当に楽しい事・本当に有り難い事」にはまだ出会っていないだけの気がします。人生経験まだ短いのでしょう？本当に「有り難い」ことは、でも「気づくか気づかないか」の問題でもあります。問題意識・危機感。それを持ちながら生きるのは、輝いていると思いますよ。応援します。

佐藤良文

光圓寺

一般大学（一般的でもないが…）から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...

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佐藤上人の仰るとおり、真面目に頑張って生きているから、悩むんだそうですよ。
頭カラッポにしてスマホゲームするより、人間らしい生き方です。

自分もまだ若造と呼ばれる部類ですが、それを踏まえてお答えしたく思います。

1.人を信じることが出来ず、疑ってしまうことが多くあります。

無条件で信じることが正しいわけではないと思います。見極めは大切。
騙されるのが嫌＝傷つく、損するのが嫌ってことですから、目指すは「騙されても、まぁよし！これも糧にしよう」という大らかな人になりたいですね。

2.結局心から楽しむことができません。

「苦と苦の間にあるのが楽」という言葉があります。そういう意味では間違ってません。
でも、友達や恋人、家族と過ごす時間は楽しんで下さい。
だってその時間は、期間限定のかけがえない時間なんですから。

3.人生の夢や目標がありません。

例えばやなせたかしさんは、50歳の頃アンパンマンを誕生させました。
何歳になっても、何でも始めることができるし、新しいものも生み出せるんです。
そのためには若い時から目の前にあることに一生懸命になれる「くせ」を身につけておくこと。
その「くせ」は必ず役に立ちますから、思いつくことはまずやってみるのもいいと思いますよ。

悩むから精進できます。応援してますよ！

日顕

正念寺

困っている人や悩んでいる人にとって、仏さまの教えが少しでも良薬となれること...

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