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自分の失言を過度に後悔してしまいます

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昔から人と会話した後、一人になるといつも自分の発言を後悔します。

「もっと言い方があったんじゃないか」
「つい言った一言が相手を嫌な気分にさせてしまったのではないか」

など、考え出すとキリがなくなって気分がと物凄く落ち込みます。言ってしまったのは自分で、悪いのも自分なので誰のせいでもないですし、その会話の途中で直ぐに謝る事も出来ずもやもやしてしまいます。

自分の失言に対して相手はそこまで気にしていない、との言葉をよく見かけますが、私は、相手に失言を気にしているかどうかすら確認出来ない程口下手で臆病です。

先程も、グループで課題を割り当てる際に早いもの順で決めていったのですが私が選ぼうと思っていたのを先に取られてしまい、全て決まってから、

「○○とられた〜、いいなー」

と半分冗談の様に笑いながら隣の人に言ってしまいました。その人はまだ交流があるので良いのですが、その近くにいた同じく私が選ぼうとしていた課題を選んだ人はそこまで親しい訳でも無いのに、こんな心無い発言を聞かせてしまって嫌な気分にさせたのではと今とても落ち込んでしまっています。

わざわざ後で謝りにいく程の事では無いかと思うのですがそれでもその人や周りにいた人達に不快な思いをさせてしまったのでは、陰口を言われているのでは、嫌われてしまったのでは、と頭の中で堂々巡りしています。

この様な事が日常的にあるのですが、何かいい気持ちの切り替え方や、失言をしすぎない心の持ち方などありましたらご教授いただけると幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

失敗がないと人生を失敗する。失敗と気づくは成長の過程と考える

拝読させていただきました。

咄嗟に出てしまった発言は時間と同じで戻せることはできないものですよね。

「脳で思考したこと」を発言しないことを意識することで改善につながります。
また、反射的に反応することに鈍麻していることもあります。この鈍麻は自身でも自覚していかないと気付かないものです。人は誰しも何かしらあるものです。いわゆる一つの「癖」と捉え自覚してみてください。

“人は癖はあって四十八癖、無くて七癖”
と、昔からいうように人には日々の積み重ねる経験に癖が付いていきます。この癖とは一つの習慣性ともとらえることができますので「良い・悪い」はありません。
モノマネされる芸能人などは、癖を真似られているものですよね。

生きていくということは迷惑をかけたらダメと思うのではなく、生きるということは何かしら迷惑をかけるものだから、他人から迷惑行為があったときに許せる感性を気付かせてくれたととらえてもらえればいいと思います。

タイトルで記しました
「人生に失敗がないと、人生を失敗する」精神科医・随筆家である斎藤茂太 氏(1916-2006)の有名なお言葉です。
人生には、人々と出会い、経験をしていく中で、これからの人生に必要な授業(経験)だったのだと思うことがこれからも幾度とあります。

咄嗟に反応してしまうのは「頭(脳)」で感じたことであり、「心」で思ったことは行動に人は移るものです。脳で感じたことを喉もとから口に出すのではなく、喉もとから心に一度置き換えてから口に出すことを可否していけば変化していくと思います。

他人から悪く見られているのではないか?と意識していますが、実は相手は瞬間的なものです。相手に遺恨的な発言でなければ、こういうキャラなんだと感じてもらえるものです。時には険ある言葉も人生には武器になるときもあるものです。
釈迦は
「沈黙する者は非難され
 多く語る者も非難され
 少し語る者も非難される」
と、真理を説いてくれています。
ようは、どの時代においても文句(非難)を言われない人は存在しないと言うのです。だから、私だけが非難ゴーゴー浴びていると思わないことが大事です。
肝心なのは非難に遭わないようにするには、失敗があったときに自覚しながら発言を慎んでいくことが善となり、苦悩はその人には訪れにくいということです。

参考程度にしてくださいませ。

合掌

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
ついぐっと落ち込んでいた気持ちも戻り、冷静になって拝読させていただきました。
頭の中では分かっていても、実際自分以外の人から直接言葉を頂く事で安心することが出来ました。お忙しい中ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ